中国映画界の新たな才能が
驚嘆の映像美で紡ぎ出すアート・サスペンス!
姿を消した妻の故郷である、離島の港町へと訪れた男。男は手に携えたカメラとともに、不可思議な事件の数々と遭遇する……。
夢と現実、過去と現在が交錯する迷宮の物語を描く映画『海街奇譚』は、中国映画界の新たな世代を担うチャン・チー監督が、驚嘆の映像美によって紡ぎ出す《アート・サスペンス》です。
このたび、映画『海街奇譚』は2024年1月20日(土)よりシアター・イメージフォーラム公開後、3月2日より大阪 シネ・ヌーヴォ公開、3月9日よりCinemaKOBE、川崎市アートセンターにて上映、3月15日よりアップリンク京都にて上映ほか全国順次ロードショー!。
また公開決定を記念し、本国オリジナルのビジュアルを使用したティザーポスターと場面写真・各1点も解禁となりました。
映画『海街奇譚』とは?
姿を消した妻を探しに、彼女の故郷である離島の港町へと訪れた男。相次ぐ海難事故により住民の行方不明が続く寂れた町で、男は妻の面影を持つ女と出会うことになる……。
カブトガニの仮面、消えた“仏”の頭、永遠の8月5日、呪われた海……夢と現、過去と現在を彷徨する迷宮の物語を描く中国映画『海街奇譚』。
1987年生まれで本作が長編デビュー作となる中国の新たな才能チャン・チー監督が、卓越した映像感覚と比類なきイマジネーションで物語を描き出し、観る者を《幻惑》の映画体験へと招待します。
原題「海洋動物(かいようどうぶつ)」が示す通り、作中には海の生物をメタファーとした様々な演出が登場。モチーフはいずれもチー監督自身が生まれ育った港町から由来し、海の生き物たちが作中で何を意味するのかを類推しながら楽しめるのも、本作の魅力の一つとなっています。
本作は、第41回モスクワ国際映画祭・審査員特別賞(シルバー・ジョージ)と第18回イスタンブール国際インディペンデント映画祭・批評家協会賞(メインコンペティション)を受賞。
また映像表現も高く評価され、第27回カメライメージ映画祭ではゴールデンフロッグ賞・撮影監督デビュー部門の2部門ノミネートを果たしています。
チャン・チー監督プロフィール
1987年生まれ、中国浙江省寧波出身。ノッティンガム大学国際コミュニケーション学科卒業、北京電影学院演出科修了。舞台演出家、舞台美術家としても活動。
2010年から2015年まではCMや短編映画などを手がけ、2016年に中編『Edge Of Suspect』でデビュー。2019年に長編デビュー作『海街奇譚』にてモスクワ国際映画祭審査員特別賞を受賞。2021年の長編第2作『ANNULAR ECLIPSE』は釡山国際映画祭に出品された。
学生時代から演劇を学んでおり、演出を手がけた最新の舞台は、2021年に上演された戯曲「三字奇譚」。同作品は浙江省文化芸術基金の資金提供対象に選ばれている。
映画『海街奇譚』の作品情報
【原題】
海洋動物(英題:In Search of Echo)
【脚本・監督】
チャン・チー
【共同脚本】
ウー・ビヨウ
【撮影】
ファン・イー
【音楽】
ジャオ・ハオハイ
【キャスト】
チュー・ホンギャン、シューアン・リン、ソン・ソン、ソン・ツェンリン、チュー・チィハオ、イン・ツィーホン、ウェン・ジョンシュエ
まとめ
中国映画界の新たな世代を担うチャン・チー監督が、驚嘆の映像美によって紡ぎ出す《アート・サスペンス》こと映画『海街奇譚』。
作中に登場する海の生き物たちをはじめ、多くの「謎」が織り込まれているために多くの「考察」を楽しめる本作ですが、主人公がカメラを携えている通り、『海街奇譚』は「映画」という芸術そのものについて描き出した映画でもあります。
「チャン・チー監督は本作を通じて、「映画」という芸術のどのような姿を映そうとしたのか」……「海の生き物」という視点のみならず、そのような視点からも本作を楽しめるはずです。
映画『海街奇譚』は2024年1月20日(土)よりシアター・イメージフォーラム公開後、3月2日より大阪 シネ・ヌーヴォ公開、3月9日よりCinemaKOBE、川崎市アートセンターにて上映、3月15日よりアップリンク京都にて上映ほか全国順次ロードショー!