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Entry 2021/04/22
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映画『ブレイブソルジャーズ』ネタバレ感想と結末解説のあらすじ。ヒュルトゲンの森での米軍とナチスの死闘を描く|B級映画 ザ・虎の穴ロードショー34

  • Writer :
  • 秋國まゆ

連載コラム「B級映画 ザ・虎の穴ロードショー」第34回

深夜テレビの放送や、レンタルビデオ店で目にする機会があったB級映画たち。現在では、新作・旧作含めたB級映画の数々を、動画配信U-NEXTで鑑賞することも可能です。

そんな気になるB級映画のお宝掘り出し物を、Cinemarcheのシネマダイバーがご紹介する「B級映画 ザ・虎の穴ロードショー」第34回は、ジャスティン・リー監督が演出を務めた、映画『ブレイブ・ソルジャーズ ヒュルトゲンの森』です。

ドイツとベルギーの国境にある、ヒュルトゲンの森を舞台に繰り広げられるアメリカ軍vsナチス・ドイツ軍の戦いを、ジャスティン・リー監督が描いた2018年製作のアメリカの戦争アクションドラマ映画、『ブレイブ・ソルジャーズ ヒュルトゲンの戦い』。

ナチス・ドイツ軍の捕虜として囚われた米軍兵士たちが、ナチスの一瞬の隙を突き、広大な森林の中で脱走劇を繰り広げていく姿とは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

ヒュルトゲンの森を舞台に、命懸けでナチスを撃とうとした米軍兵士の激闘を描いた、アメリカの戦争アクションドラマ映画『ブレイブ・ソルジャーズ ヒュルトゲンの戦い』のネタバレあらすじと作品情報をご紹介いたします。

【連載コラム】「B級映画 ザ・虎の穴ロードショー」記事一覧はこちら

映画『ブレイブ・ソルジャーズ ヒュルトゲンの森』の作品情報


(C) Alone We Fight LLC, 2018. All Rights Reserved.

【公開】
2018年(アメリカ映画)

【監督・脚本】
ジャスティン・リー

【キャスト】
エイダン・ブリストウ、マシュー・ジェームズ・マッカーシー、コービン・バーンセン、ジョニー・メスナー、ララ・トーマス・デュセイ、ケイト・コンウェイ

【作品概要】
『キル バード 森に潜む反逆者』(2020)の作品編集に携わった、ジャスティン・リーが監督・脚本を手掛けた、アメリカの戦争アクションドラマ作品です。

「メジャーリーグ」シリーズや『マネークラッシュ』(1997)、『キスキス,バンバン』(2005)などに出演するコービン・バーンセンが、主演を務めています。

映画『ブレイブ・ソルジャーズ ヒュルトゲンの森』のあらすじとネタバレ


(C) Alone We Fight LLC, 2018. All Rights Reserved.

1944年12月、ドイツとベルギーの国境。補給不足によって戦力が低下し、ナチス・ドイツ軍に打倒すべく連合軍に参加したアメリカ軍は、苦戦を強いられていました。

連合国とナチス・ドイツ軍の戦場となったのは、ドイツとベルギーの国境にある「ヒュルトゲンの森」です。

「ヒュルトゲンの森」とは、130平方キロに及ぶ密林地帯で、難攻不落の地でした。

さらにその森は、雨天と骨と魂に刺さるような寒い冬を迎え、冷たすぎる空気で体が温まりません。

それはまるで、ヒュルトゲンの森全体が、米軍とナチス・ドイツ軍の兵士を含む生き物全てを、敵視しているようでした。

こうしたこともあってか、米軍兵士にとってヒュルトゲンの森は、まさに「死の森」といえるでしょう。

そんな身も凍る寒い冬のヒュルトゲンの森の中、ナチス・ドイツ軍の捕虜として囚われてしまった米軍兵士たちが、強制的に歩かされていました。

その米軍兵士たちは、グレッグ・ファルコン軍曹率いるレンジャー部隊の5人です。

ファルコン軍曹は友人のマイケル・ボストン、ゴールドマンらレンジャー部隊と共に、ナチス・ドイツ兵4人に所持品や武器を奪われ、冷たい森の中で墓穴を掘るよう命じられます。

唯一持つことを許されたのは、墓穴を掘るように使うスコップだけです。

ファルコン軍曹たちは黙々と墓穴を掘る作業をしながら、ナチス・ドイツ兵4人に英語が通じないことをいいことに、脱走する計画を企てました。

ところが、ナチス・ドイツ兵4人は英語が分からないながらも、ファルコン軍曹たちが何かを企んでいることに気がついたのでしょう。

ナチス・ドイツ兵4人は作業を中断させ、ファルコン軍曹たちに膝をつかせます。

その直後、ファルコン軍曹の仲間の1人を銃殺、もう1人を首を掻っ切って殺したのです。

これに怒ったファルコン軍曹が雄たけびを上げ、一瞬ナチス・ドイツ兵4人が怯んだ隙を突いて、ファルコン軍曹・マイケル・ゴールドマンが反撃に転じ、敵4人を殺します。

しかしその揉み合いの末、ゴールドマンが重傷を負ってしまうのです。マイケルが彼を担いで、その前をファルコン軍曹が先行する形で、近くの米軍の救護所へ向かいました。

米軍の救護所に到着後。銃創3ヶ所、胸に2発貫通、肺に血がたまっていたほどの重傷を負ったゴールドマンは衛星兵に治療されましたが、懸命な治療もむなしく死んでしまいます。

一気に友と仲間を3人も失ってしまったことと、劣勢を強いられている絶望的な戦況を思い、絶望し悲嘆にくれるファルコン軍曹とマイケル。

そんな彼らに声をかけ、励ましてくれたのは、ゴールドマンを治療した女性衛生兵のジャッキーとロレーヌでした。

ファルコン軍曹たちに補給食を渡し、一緒に食事をとりながら、ジャッキーたちはこう言いました。

「誤った思想を持つ悪魔が、世界に入り込んできた」「だから私たちは男も女も関係なく、彼らと戦うしかない」

「人類のために、世界を守るの。より良い世界に変えられなければ、今までの苦労が全て無駄になってしまう」

「それこそ終わり、人類の負けよ」

そう話すジャッキーたちもまた、補給線が絶たれてしまったことにより、兵士たちへの補給物資はおろか、医療物資も不足してしまったことで危機に陥っていました。

まさに補給物資を絶やして殲滅しようとする、敵の思惑通りに事が進んでしまったのです。

ファルコン軍曹たちは、ジャッキーたちと話したことで少し元気を取り戻し、新たにレンジャー部隊に転属してきた兵士アーチャーと共に、彼が持ってきてくれた補給物資と武器を手に戦う覚悟を決めました。

もうナチスの旗が歴史書でしか見ない日が来るように、そこに「自由が独裁に勝った」と書かれるように…。

ファルコン軍曹はその後、自身の母親へ1通の手紙を書き記していました。

「今戦っている敵のナチス・ドイツ軍は防御を固め、徹底抗戦の構えだ」

「敵は凶暴でまるで怪物のよう。どうして同じ人間に、こうも憎しみを抱けるのか?」

「どうか祈って。レンジャー部隊のために、俺のために」「全員が健康で無事に帰還できるように」

そう書き綴ったファルコン軍曹の元へ、近づき声をかけたのはマイケル。彼は家族に心配させないよう、敢えて手紙を送らないことにしていました。

ファルコン軍曹たちが他愛もない話をしていると、突如付近の敵の砲撃隊から、迫撃砲が撃たれ、救護所に襲い掛かってきます。

ファルコン軍曹たちは咄嗟に地面に寝そべり、迫撃砲を回避しながら発射地点を探り当て、辺りに立ち込める白煙に紛れてその場所へ向かいました。

ファルコン軍曹たちは砲撃隊3人を殺し、救護所へ帰還したのですが、敵の砲撃によって救護所は壊滅。ジャッキーやロレーヌ以外の衛星兵に死傷者が出てしまっていたのです。

以下、『ブレイブ・ソルジャーズ ヒュルトゲンの森』ネタバレ・結末の記載がございます。『ブレイブ・ソルジャーズ ヒュルトゲンの森』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C) Alone We Fight LLC, 2018. All Rights Reserved.

そこへ、最前線で戦う機甲師団を率いる、米軍のブラッドリー・アームストロング大佐が車に乗って現れ、彼の招集によって近くの駐屯地に他の部隊が集結。

ファルコン軍曹たちレンジャー部隊も駐屯地へ行くと、アームストロング大佐が今後について、こう話していました。

「数キロ先の戦線にて、我々の機甲師団に火力を集中するため、この辺りに敵は88ミリ砲を配備していない」

「ただ中戦車部隊が分散し、我々の弱点を突くため、北部方面の戦力を増強しようとしている」

「今のところ戦車の侵入は防いでいるが、我々も補給線を絶たれてしまっている」

「我々が今この戦線にとどまっているのは、少しでも進めば多くの死傷者を出してしまうからだ」

「いずれ敵は、明日の朝にでもこの駐屯地に攻め入ってくるだろう」

「ここには救護テントが6張りと担架があるが、敵を撃退するだけの兵力も武器もない」

「撤退するのではなく、負傷兵やナースを守るため、後退するしかない」

「9㎞先にある敵の軽戦車の給油所がある。我々が今から退去の準備を進めれば、無事にここを離れられるかもしれん」

そう話すアームストロング大佐に、ファルコン軍曹がこう提案します。

「我々レンジャー部隊が給油所を襲撃し、敵を足止めして退去の時間を稼ぐ」と。

ナチス・ドイツ軍の給油所には、給油しにくる軽戦車だけではなく、その場所を守る機関兵や狙撃手だっている可能性がありました。

その危険性を考慮しても、アームストロング大佐たちが退去する時間を稼ぐため、ファルコン軍曹は給油所の壊滅と敵の足止めを引き受けようとしているのです。

アームストロング大佐はファルコン軍曹の提案を受け入れ、彼らに各部隊から補給物資を渡させ、敵の足止めを任せることにしました。

ファルコン軍曹とマイケルは出発前、それぞれ救護所で出会ったジャッキーたちと2人で話し、「必ず生きて戻る。次に会う時はこの戦争が終わってからだ」と約束しました。

ファルコン軍曹・マイケル・アーチャーのレンジャー部隊は、常に周囲を警戒しつつ、小休止を挟みながら森の中を進んでいきます。

給油所まで残り6.4㎞。ファルコン軍曹たちは、敵が仕掛けた地雷原エリアに突入し、アーチャーを先頭に1列に並んで進んでいきました。

そこへ、ファルコン軍曹たちから見て12時の方向から、草むらに隠れていたナチス・ドイツ兵の狙撃手から襲撃を受けてしまいます。

それにより、被弾したアーチャーは左脚と右胸を負傷。マイケルが彼の救助へ向かい、マイケルの援護と敵を仕留めるため、ファルコン軍曹が匍匐前進で狙撃手の元へ向かいました。

ファルコン軍曹が、横の草むらから不意打ちでナチス・ドイツ兵の狙撃手を仕留めましたが、それより少し前に止めを刺されてしまったアーチャーが死亡。

ファルコン軍曹たちは悲しみに浸る暇もなく、アーチャーのナイフと銃、その上に置いた彼のヘルメットで簡易な墓を作り、彼を弔い先に進みました。

その後、ファルコン軍曹たちは、給油所付近で防衛していたナチス・ドイツ兵2人を射殺。

その直後、彼らは機関銃を持ったナチス・ドイツ兵2人に襲われてしまいます。

二手に分かれたファルコン軍曹とマイケルは、それぞれ持っていた手榴弾と、殺した敵から奪ったロケットランチャーを使って敵兵2人を撃破。

その際、仲間を殺した敵への恨みで我を失ったマイケルが、まだ息の合ったナチス・ドイツ兵1人を銃剣にした武器で執拗に刺してしまいます。

そこへファルコン軍曹が止めに入ってくれたおかげで、マイケルは冷静さを取り戻し、また一緒に給油所への道を歩き出しました。

それからしばらくして、陽が沈んでいくにつれて辺りが暗くなっていき、これ以上暗闇の中を進むのは危険だと判断したファルコン軍曹たちは、その場で一晩野営します。

その時、ファルコン軍曹はマイケルにこう言いました。「お前ほど(頼もしい)相棒はいないよ」と。

朝一で給油所へ向かい、到着したファルコン軍曹たち。そこへ、ナチス・ドイツ軍の軽戦車が1台、給油しにやって来ましたが、木の陰に隠れる彼らに一切気がつきませんでした。

ファルコン軍曹たちは、軽戦車に乗っていた兵士たちも給油所へ集まったところを見計らって、軽戦車を盾に先制攻撃を仕掛けていきます。

ファルコン軍曹が投げた手投げ弾により、ナチス・ドイツ兵7人と米軍兵士2人による銃撃戦が開戦。

マイケルは銃を発砲し、1人だけ燃料が入ったドラム缶から離れて、草むらにいたナチス・ドイツ兵を射殺します。

さらにマイケルは、軽戦車の近くの地面から給油所のドラム缶までに落ちた銃弾の道に、火をつけたライターを放り投げ、大爆発を起こさせました。

大量の燃料に引火し、大爆発したことによって、ドラム缶の後ろに隠れていたナチス・ドイツ兵2人が火だるまに。

黒煙が舞う混乱に乗じて、ファルコン軍曹たちは途中まで軽戦車に乗って逃走します。

駐屯地まで1.5㎞以上。ファルコン軍曹たちは、木を盾に交互に後退し、お互いに後退する援護をしながら、駐屯地まで撤退しようとしました。

そんなファルコン軍曹たちと、追いかけるナチス・ドイツ兵4人による激しい銃撃戦を伴う死の追いかけっこが、ヒュルトゲンの森で行われます。

その道中、ナチス・ドイツ兵1人が死亡。残るナチス・ドイツ兵は3人となりました。

しかしそこで、ファルコン軍曹たちは気づかぬうちに、他のナチス・ドイツ兵2人がいる防衛していた場所に駆け込んでしまい、彼らと想定外の死闘を強いられてしまいます。

揉み合いによる死闘の末、ファルコン軍曹たちは何とか敵2人を殺しましたが、揉み合った際にナイフで腹部を刺されてしまったマイケルは重傷。

さらに追い打ちをかけるように、ナチス・ドイツ兵の追っ手からの狙撃により、マイケルは2発被弾し、瀕死の状態に陥ってしまうのです。

ファルコン軍曹はすぐさま、マイケルを撃った敵を射殺。慌てて持っていた包帯でマイケルの傷口にあてて止血します。

幸い、マイケルの腹部の傷は浅いものの、2発撃たれた左胸の出血が酷く、彼は自力で立つこともままなりません。

ファルコン軍曹は意識が朦朧としているマイケルを背負い、駐屯地まで走って向かいましたが、その道中でまたしてもナチス・ドイツ兵の襲撃に遭います。

駐屯地まであと1㎞。ファルコン軍曹はナチス・ドイツ兵による狙撃により、木の幹に横たわらせたマイケルの傍を一瞬離れてしまいました。

攻撃が止んだ隙に、ファルコン軍曹はすぐさまマイケルに駆け寄りましたが、彼は既に虫の息でした。

マイケルは最期に、ファルコン軍曹へ父親宛ての手紙を託し、息を引き取りました。

ファルコン軍曹は、マイケルの認識票を首から引き千切り握りしめたところで、ナチス・ドイツ兵の狙撃を食らって右肩を負傷。

それでも何とか、重い荷物を途中で手放してでも、地面を這いつくばって、ファルコン軍曹は駐屯地へ向かいました。

その後ろを、給油した軽戦車で追うナチス・ドイツ兵は、容赦なくファルコン軍曹へ銃弾を浴びせ続けます。

もうだめかと思われたその瞬間、ファルコン軍曹が向かっていた駐屯地から、アメリカ軍と他の国の連合軍による、軽戦車と歩兵が接近。

そのまま連合軍の軽戦車はナチス・ドイツ軍の軽戦車と戦いを繰り広げ、ファルコン軍曹はその間、無事アメリカ軍に救助されました。

マイケルの認識票を握りしめながら、担架に乗せられたファルコン軍曹は、ジャッキーたちと無事再会を果たします。

そして、ジャッキーから退却した皆は無事だと聞かされ、ファルコン軍曹は安堵の笑みを浮かべました。

映画『ブレイブ・ソルジャーズ ヒュルトゲンの森』の感想と評価


(C) Alone We Fight LLC, 2018. All Rights Reserved.

1944年の第二次世界大戦後期。ヒュルトゲンの森の中で、連合軍と共に戦うアメリカ軍が、森に潜むナチス・ドイツ軍と戦う物語でした。

漠然と強い印象があるアメリカ軍でも、敵のナチス・ドイツ軍の策略か、補給線を絶たれて大ピンチに陥ってしまうのです。

そんなアメリカ軍の意外な一面に驚きますが、それでもなお諦めず、仲間のために国のために戦ったファルコン軍曹たちの勇姿こそ最高の見どころとなっています。

ナチス・ドイツ軍も長引く戦争の中、徐々に戦力を失われているとはいえ、劣勢を強いられたアメリカ軍よりも、機関銃を持った兵士や狙撃手など強敵がまだ沢山いるのです。

給油所にも当然、その敵は多くいる可能性があるにも関わらず、仲間を無事後退させるために足止めしようと名乗り出たレンジャー部隊。

ファルコン軍曹・マイケル・アーチャーの3人だけで、敵地へ向かう場面や戦う場面は、もう終始ハラハラドキドキするスリルが味わえます。

早くもアーチャーが、ナチス・ドイツ兵の狙撃手にやられてしまったのは残念でしたが、彼の分も奮闘するファルコン軍曹たちの戦いは凄まじいものばかりです。

目的地の給油所制圧のみならず、給油所にいたナチス・ドイツ兵を複数人殺し、道中遭遇した敵も撃破。

その快挙は素晴らしく、ファルコン軍曹たちが繰り広げる銃撃戦と、「死の森」とまで言われたヒュルトゲンの森の中でする生死をかけた追いかけっこは、戦争アクション映画好きには興奮してたまらないことでしょう。

まとめ


(C) Alone We Fight LLC, 2018. All Rights Reserved.

補給不足により戦力が低下し、劣勢を強いられたアメリカ軍兵士が、最後まで諦めずナチス・ドイツ軍とヒュルトゲンの森で戦った、アメリカの戦争アクションドラマ作品でした。

アーチャーや物語の序盤に登場するレンジャー部隊3人の死は、あまりにも突然で悲しい事だったため、思わず言葉を失いました。

最後に残ったファルコン軍曹とマイケルの、最高の相棒コンビだけでも生き残って欲しかったのですが、残念ながらマイケルは帰還する前に命を落としてしまうのです。

マイケルが死ぬ瞬間の、彼とファルコン軍曹の最期の会話は、あまりにも辛く悲しいので、観ている人は全員号泣することでしょう。

ファルコン軍曹ももうだめかと思われた時の、コービン・バーンセン演じる米軍のアームストロング大佐の登場する場面。

アクション映画の大どんでん返しが好きな人には、思わず声を上げてしまうほど格好良く、大興奮します。

劣勢を強いられた米軍が、最後まで国のため仲間のために戦う戦争アクション映画が観たい人に、とてもオススメな作品です。

【連載コラム】「B級映画 ザ・虎の穴ロードショー」記事一覧はこちら

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