第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション2020選出作品。
深田晃司監督が描く、不器用な男女のドロドロ転落劇。
『淵に立つ』『よこがお』の深田晃司監督が、自身初のコミック原作(星里もちる)の映像化に挑んだ異色作『本気のしるし』。
2020年10月9日(金)より全国順次公開される『本気のしるし<劇場版>』のポスタービジュアルが完成しました。
さらに、90秒の予告編、主演・森崎ウィン、ヒロイン・土村芳、原作者・星里もちる、深田晃司監督のコメントも到着しましたのでご紹介します。
CONTENTS
映画『本気のしるし<劇場版>』とは?
参考動画:ドラマ『本気のしるし』
『本気のしるし』はもともとは2019年10月より、メ~テレ(名古屋テレビ)制作の連続テレビドラマとして放送がスタート。
放送直後から、既存のドラマの枠から逸脱するクオリティの高さと視聴者の予想をことごとく裏切る登場人物の行動から、「先が読めなさすぎ!」と大きな反響を呼びました。
その後、新たに劇場用にディレクターズカット版として再編集したところ、コミック原作、地方局の深夜ドラマ発としては異例となる、カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション2020に選出されるという快挙を成し遂げました。
職場の女性ふたりと曖昧な関係を続けている男、辻を演じるのは、『レディ・プレイヤー1』でハリウッド・デビューを飾り、『蜜蜂と遠雷』では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した森崎ウィン。
一方、その場しのぎで嘘をつき、無自覚に周囲に迷惑をかける女、浮世を演じるのは『3年A組-今から皆さんは、人質です-』、『去年の冬、きみと別れ』の土村芳。
その他、宇野祥平や石橋けい、福永朱梨、忍成修吾、北村有起哉ら、世代も様々な個性派俳優が脇を固めます。
映画『本気のしるし<劇場版>』のポスタービジュアルと予告編
本記事冒頭に掲載いたしました『本気のしるし<劇場版>』のポスタービジュアルは、主演の森崎ウィン、ヒロイン土村芳の2ショットに、「ふたりなら堕ちても」というキャッチコピー、そして「共感度0.1%」「本気度合いがハンパなくて冷や汗」「メンタルが削られる」など、ドラマ放送時にSNSに寄せられたたくさんの反響をレイアウトしたもの。
テレビドラマからスタートし、すでに絶賛の声が多数寄せられている本作ならではのビジュアルは、深田監督こだわりのポスターアートになっています。
また、カンヌ国際映画祭選考委員会からの「間違いなく深田監督の最高傑作のひとつであり、今年のカンヌ作品の中で最も感動的な作品のひとつだ」との短評から始まる90秒の予告編も完成しました。
キャスト・森崎ウィンのコメント
画像:ドラマ『本気のしるし』限定上映会にて
やっと、この日が来ました。
無事に劇場公開が出来る事に内心凄くホッとしていますし、もっとこの作品が様々な方の許に届くと思うと、純粋にとても嬉しいです。
約4時間という長尺ではありますが、目が離せないほどの共感度0.1%の内容なので、一つ一つの場面に心の中で突っ込みながら劇場でご覧頂ければと思います。
キャスト・土村芳のコメント
参考動画:『キュウケイジカン 土村芳』
スタッフ、キャストの皆さんが一丸となって生まれたこの作品が、映画版として新たに生まれ変わり、さらに多くの方に見ていただける機会に恵まれました。
本当に嬉しいです!
ドラマの時からさらに進化した映画館用のポスターと予告編になり、とてもわくわくしています。
原作からドラマ、映画へと変貌を遂げた『本気のしるし』を是非劇場でお楽しみください!
原作者・星里もちるのコメント
参考:星里もちるのツイッター
怒られるかなと思いつつ、あまりにも既視感感じてしまっていたので描いちゃいましたが(^^;) 本気のしるし第9話と未来少年コナン第2話。大切な人を失った二人の絶望顔。 #本気のしるし #森崎ウィン pic.twitter.com/TRwQ6aG1HT
— 星里もちる@セルと羽根ぼうき/第1集発売中 (@mochiru_h) December 23, 2019
私の世代は、テレビシリーズから劇場版という流れに、格別な感慨を抱いてしまいます。
すでにシリーズのいちファンでもある私ですから『ディレクターズカット劇場版』は楽しみでしかありません。
皆様も是非大スクリーンで!
深田晃司監督のコメント
画像:ドラマ『本気のしるし』限定上映会にて
『本気のしるし』劇場公開に向けて最後の仕上げをしています。
映像と音声をチェックしながら、4時間を経てのラストシーンに駆ける森崎さんと土村さんの必死な姿にしみじみ感動しました。ドラマ版に始まり見飽きるぐらい見ている自分がいまだに感動できるのだから、これはどうやら本物です。
早くみんなに見て欲しい。10月9日が楽しみです。
映画『本気のしるし≪劇場版≫』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【原作】
原作:星里もちる「本気のしるし」(小学館ビッグコミックス刊)
【監督】
深田晃司
【脚本】
三谷伸太朗、深田晃司
【音楽】
原夕輝
【キャスト】
森崎ウィン、土村芳、宇野祥平、石橋けい、福永朱梨、忍成修吾、北村有起哉
映画『本気のしるし』のあらすじ
その女、出会ったことが事故だった―。
退屈な日常を過ごしていた会社員の辻一路はある夜、踏み切りで立ち往生していた葉山浮世の命を救います。
そこから、不思議な雰囲気の女性・浮世と辻の泥沼の関係が始まりました。
辻は分別のない行動をとる浮世を放っておけず、浮世を追ってさらなる深みに嵌っていき、破滅への道を歩みだし…。
まとめ
大反響を受けたテレビドラマが新たに再編集され、劇場公開されます。
コミック原作、地方局の深夜ドラマとしては異例のカンヌ選出を果たした本作、ぜひご期待ください。
映画『本気のしるし <劇場版>』は2020年10月9日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開です