542席の即完売を受けて、12月13日(金)~15日(日)に急遽追加上映が決定。
アメリカ時間10月25日(日本時間10月26日)にリリースされたカニエ・ウェストの最新アルバム『ジーザス・イズ・キング』。
本アルバムのリリースに合わせて、同タイトルのドキュメンタリー映画『ジーザス・イズ・キング』が、北米の350館以上のIMAXシアターと、他国125館以上のIMAXシアターで10月25日にプレミア公開され大ヒットを記録しました。
この度日本でも、2019年12月6日(金)〜12月8日(日)の3日間、東京・池袋の映画館グランドシネマサンシャインにて限定公開されることが急遽決定し、542席が即完売する程、大ヒット上映しています。
満席で観られなかったファンのために、12月13日(金)〜15日(日)に急遽追加上映が決定したことが発表されました。
本記事では、公開初日の12月6日に行われた、ジェーン・スーと渡辺志保の二人によるトークイベントの模様と、追加上映の詳細についてお伝えいたします。
CONTENTS
公開初日のイベントレポート
日本での上映を記念して、コラム二ストやラジオパーソナリティー、作詞家と幅広く活躍されている ジェーン・スーと、HIPHOP関連のライター、またラジオMCとしても活躍中の渡辺志保の二人を招き、トークイベントを開催。
満席のお客様の中、ディープなトークが展開されました。
【開催日時】
12 月 6 日(金)19:40〜20:10 ※本編上映前のイベント
【開催場所】
グランドシネマサンシャイン IMAXシアター(542席)
【登壇者】
ジェーン・スー(コラムニスト、ラジオパーソナリティ)、渡辺志保(音楽ライター)
IMAX限定で上映する意義
このトークイベントの実現は、渡辺志保が自身のラジオで映画『ジーザス・イズ・キング』を特集したところから始まりました。
Twitterでラジオに参加したジェーン・スーでしたが、その後も近所の喫茶店で、『ジーザス・イズ・キング』とカーダシアン家について1時間話した程、熱く盛り上がったという二人。
今日劇場に着いて、まずは、IMAXシアターについて感動したといいます。
渡辺志保(以下渡辺):このIMAX シアター凄くないですか?
ジェーン・スー(以下スー):あまりの音の良さと映像の良さに、皆さん、今日観れて本当にラッキー!
渡辺:本作の下敷きになっている企画“サンデーサービス”(日曜礼拝)を、最初、キム・カーダシアンやセレブのインスタグラムで見ていたんですが、いつか行ってみたいな、いつかあの輪の中に入って“ハレルヤ”したいと思っていたんです!IMAX で観ると、擬似体験感ありますよね?
スー:そう、ここがある種の礼拝堂、教会に感じられるぐらいの迫力があるし、YouTube で見られる他の“サンデーサービス”の動画とは全然違う!現代芸術映像!ドキュメンタリーというより、キチッと作り込まれた映像作品ですよ!
渡辺:なぜIMAX限定?と思ったんだけど、さっきちょっとだけ(本編の試写を)見て、カニエ・ウェストのこだわりを感じました。
スー:IMAX で観ないとダメだなと判りました。
渡辺:今日は(542 席が)満席です!
スー:平日にも関わらず、“サンデーサービス”に参加したい人がこれだけいるという!
カニエ・ウェストは結婚してから変わった?
話は最新アルバム「ジーザス・イズ・キング」や、カニエ・ウェスト自身の最近の動向に。
スー:アルバムでも“僕はあなたの奴隷じゃないし、あなたのエンタテインメントのために歌っているんじゃないんだ”とか言っているくらいですから。
奉納感が出てきましたよね!人がギョッとすることをやって人の耳を集める方法ではなく。『ランナウェイ』くらいからMVでリップシンクしてないんですよね。
カニエ・ウェストは、作品をどんな形であれ、世に出すことを全く恐れない。その心意気が凄いな、と。
スー:両極端の評価をキチッと取れることが、人の口に残りやすいんだと思う。
キムと結婚してから“ファミリー”みたいなものに対する帰属意識とか、とにかく内側さえしっかりしていれば、あとはいいんだという、カーダシアン家ならではのあの価値観にカニエも影響を受けているんじゃないかな。
家族の絆がカーダシアン家は凄いじゃないですか。思考が大分変わってきていて、私たちは出されたものを楽しむだけっていうね。
神に対する信仰心と大統領選
スー:神に対しての帰依の感じとかも含めて、ここに至るまで相当疲れていたんだろうな、と。ヒップホップのアーティストって、メイスとか、ある日突然、ガッと牧師になったりとか(笑)。もっと昔で言うと M.C.ハマーとか。行き着く先は、最終的に自己受容になっていくのかな、と思いました。
渡辺:神に対する信仰心をあらわにしていって、最新アルバムでは『ジーザス・イズ・キング』と。
政治的には、トランプ大統領を熱烈に支持していたり、彼への憧れを語っていたり。カニエっぽいなと思うのは、自分は大統領選に投票していないんですよね(笑)
スー:でも 2024年(の大統領選にカニエ自身が)出るって言ったじゃん(笑)。その前に来年の大統領選がどうなるかですよ!それによってカニエの動向も相当変わると思うので!
渡辺:我々は見守るしかないという感じでしょうか(笑)
映画『ジーザス・イズ・キング』について
渡辺:本作の監督は、ファッション・フォトグラファーとしての経歴も持ち、レディー・ガガ『Born This Way』やカニエ・ウエスト『Bound 2』『Black Skinhead』などの MV 監督も務めたニック・ナイトです。“サンデーサービス”は、最初は(日本でいう)田園調布の一番上のような超高級住宅地のカラバサスで行われていました。ブラッド・ピットが来たり!そのうち移動型ゴスペルイベントになって、本作は、今年の夏にアリゾナで行われた“サンデーサービス”を収録したものです。
スー:30分強のショートフィルムなんですけど、かなり見応えがあります。
渡辺:IMAXで観ると、とにかく没入感が凄いですね。“サンデーサービス”にまるで参加しているような気になります。
それから、まだ具体的な日にちは決まっていないんですけど、アルバム『ジーザス・イズ・キング』の国内盤CDも出ます。ただ、カニエさんご本人(の許可)待ちということで(笑)
スー:ってか、先週まで東京居たんだからさ、居てよ!(笑)
渡辺:今日、お呼び出来たのに!(笑)
映画『ジーザス・イズ・キング』の作品情報
【日本公開】
2019年(アメリカ映画)
【原題】
Jesus is King
【監督】
ニック・ナイト
【製作】
カニエ・ウェスト
【製作総指揮】
ダミエン・スミス
【IMAX製作】
ジョナサン・ジョセル
【主題歌・挿入歌】
“SELAH” (IMAX VERSION) 、“SAY YOU WILL”、他11曲
【キャスト】
カニエ・ウェスト、サンデーサービス聖歌隊(The Sunday Service Choir)
まとめ
トークイベント最後に近日発売予定の国内盤CDの告知をしつつ、つい先日お忍びで来日していたカニエ一家ネタで会場の笑いを誘ったジェーン・スーと渡辺志保の二人。
最後に、今回の上映の大ヒットを受けて、当初、本日12月6日から8日(日)までの3日間限定公開だったものが、来週12月13日(金)〜15日(日)に急遽追加上映が決定したことが発表されると、会場は歓喜の拍手に溢れました。
映画『ジーザス・イズ・キング』の追加上映情報
映画『ジーザス・イズ・キング』のメイキング映像
【公開日】
2019年12月13日(金)〜12月15日(日)
3日間限定上映
【劇場】
グランドシネマサンシャイン
東京都豊島区東池袋1丁目30番3号
【アクセス】
JR山手線等「池袋駅」より徒歩4分
【上映開始時間】
上映開始時間未定
本編上映時間は31分38秒
【鑑賞料金】
特別鑑賞料金:1,500円
プレミアムクラス:3,000円
グランドクラス:4,500円
【チケット発売】
WEB販売:鑑賞日の2日前の午前0時より
劇場窓口:鑑賞日2日前の劇場オープン時より (但し、残席がある場合のみ)
※詳細につきましては グランドシネマサンシャイン公式ウェブサイトにてご確認ください。