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ドラマ『ジーニアス:ピカソ』あらすじとキャスト。アントニオ・バンデラスのプロフィール紹介

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

アントニオ・バンデラス主演『ジーニアス:ピカソ』は、ナショナルジオグラフィックで日本初放送2018年7月29日(日)放送スタート! 

自由と平和を愛し、奔放な愛に生きた20世紀最大の芸術家パブロ・ピカソの生涯を描くドラマシリーズ『ジーニアス:ピカソ』の全10話を2018年7月29日(日)午後10時より放送が開始されます。

ドラマ『ジーニアス:ピカソ』とは

人類の歴史に偉大な足跡を残す天才たちの知られざる素顔に迫るドラマシリーズ『ジーニアス』の第2弾

前作の天才科学者アインシュタインの生涯を描いたものと同様に、天才芸術家ピカソの生涯と知られざる素顔を描きいた内容になっています。

製作総指揮は前作に続きアカデミー賞受賞監督ロン・ハワードとブライアン・グレイザーが務め、主人公パブロ・ピカソには、そのピカソと同じスペイン出身の世界的スターのアントニオ・バンデラスが務めます。

ドラマ『ジーニアス:ピカソ』のあらすじは

キュビズムの創始者として美術界の既成概念をことごとく打ち破り、20世紀最大の画家として世界中で名を知られるピカソ。

しかし、果たしてピカソはどのような人物で、どのような人生を生き、どのようにして才能を開花させたのでしょう。

約91年におよぶピカソの人生を様々な時間軸を交差させながら、彼の人となりをドラマのストーリーとして解明していきます。

また、物語には、スペイン内戦でドイツ軍によって空爆された都市ゲルニカをモチーフにして描かれた反戦的な傑作『ゲルニカ』を筆頭に、誰もが一度は見たことのあるピカソの名画の誕生とその秘話も描かれています。

政治には関わることを嫌ったピカソが、なぜ、反戦をテーマにした作品を発表したのか。

ピカソの人生の様々な局面と、それぞれの絵画に込められたピカソの熱い想いに迫ります。

さらに、多くの女性を愛し、恋した男性として知られるピカソですが、彼にとって女性はただの恋愛対象ではなく、創造力の源でもありました。

ピカソが愛した“強い意志を持つ女性たち”との情熱的なロマンスも、ドラマのストーリーに大きく花を添えています。

ドラマ『ジーニアス:ピカソ』の放送スケジュール

『ジーニアス:ピカソ』(全10話)
ナショナル ジオグラフィックにて日本初放送。

【二ヶ国語版】
2018年7月29日(日)スタート、毎週日曜午後10時ほか。

【字幕版】
2018年7月31日(火)スタート、毎週火曜午後9時ほか。
※都合により変更になる場合があります

ドラマ『ジーニアス:ピカソ』の主な登場人物

パブロ・ピカソ(アントニオ・バンデラス)

20世紀を代表する世界的な画家。1881年スペインのマラガ生まれ。少年時代より芸術の才能を発揮し、フランスのパリを拠点に創作活動を続けました。

芸術の既成概念を覆す運動キュビズムを確立し、生涯で約5万点の作品を発表し、1973年没。

【アントニオ・バンデラスのプロフィール】
アントニオ・バンデラスは、1960年スペインのマラガ生まれ。

1988年に名匠ペドロ・アルモドバル監督の作品の『神経衰弱ぎりぎりの女たち』や、1990年公開の『アタメ』などで国際的な知名度を獲得し、『マンボ・キングス/わが心のマリア』(1992)でハリウッドに進出します。

1994に『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』などの脇役を経て、翌1995年に主演作『デスペラード』の大ヒットでアメリカでもトップスターとして認知されます。

1996年にマドンナ共演のミュージカル『エビータ』やアクション・コメディ『スパイキッズ』(2001〜)シリーズでも人気を得ます。

甘いルックスのラテン系美男子として、世界中の女性を虜にしてきた。最近では2014年にシルヴェスター・スタローンたちと共演した『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』も話題になりました。

【アレックス・リッチのプロフィール(青年期のピカソ)】
ロサンゼルスを拠点に活躍するハリウッドの新進俳優。

2012年にテレビ俳優としてデビュー、『TRUE DETECTIVE/ロサンゼルス』などのドラマにゲスト出演。

女子プロレスリングを題材にした『GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』でセミ・レギュラーを務めています。

今回の若きピカソ役が大きな大抜擢となります。

フランソワーズ・ジロー(クレマンズ・ポエジー)

ピカソの愛人となった画家で美術評論家。1921年フランス生まれ。

父親の反対を押し切って芸術の道へ進み、21才の時に親子ほど年の離れたピカソと出会います。彼の子供を2人もうけますが破局。96歳の現在もアメリカで健在。

【クレマンズ・ポエジーのプロフィール】
クレマンズ・ポエジーは、1982年フランスのパリ生まれ。

子役として舞台デビューし、2005年に英国BBCの歴史ドラマ『レジェンド・オブ・サンダー』で評価を得ます。

2005年の映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のフラー・デクレール役で世界的な知名度を高め、以降のシリーズにも同役で出演。

2010年に人気ドラマ『ゴシップ・ガール』シーズン4で娼婦エヴァ役を演じ話題になります。

ファッションモデルとしても、ギャップやクロエ、ナイロン、Gスターなど人気ブランドのイメージキャラクターを務めています。

ドラ・マール(サマンサ・コリー)

ピカソの愛人となった写真家で画家。1907年フランスのパリ生まれ。

シュールレアリスムの女流写真家として成功し、知人を介して知り合ったピカソと恋に落ちます。

ピカソの『ゲルニカ』製作工程を撮った写真でも有名で、1997年没。

【サマンサ・コリーのプロフィール】
サマンサ・コリーはイギリス出身の若手女優。

オックスフォード演劇学校で学び、2014年に出演したロンドンの舞台『るつぼ』で演技賞を獲得。

テレビの歴史ドラマ『女王ヴィクトリア 愛に生きる』(2016~17)の準レギュラーを経て、『ジーニアス:アインシュタイン』(2017)でアインシュタインの最初の妻ミレヴァ・マリッチを演じました。

マリー=テレーズ・ワルテル(ポッピー・デルヴィーニュ)

ピカソのモデルで愛人になった女性。1909年フランス生まれ。

パリの百貨店から出てきたところを、通りがかったピカソにその美貌を見初められます。

2人の関係はピカソ夫人オルガが亡くなるまで周囲に秘密にされていました。娘マヤを出産。1977年没。

【ポッピー・デルヴィーニュのプロフィール】
ポッピー・デルヴィーニュは、1986年イギリスのロンドン生まれ。

2008年にモデルとしてスカウトされ、ローラ・アシュリーやバーバリーなどのモデルとして活躍します。

マーク・ジェイコブスのミューズとしても知られ、ルイ・ヴィトンの広告塔にも起用されました。近年は女優業にも進出し、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)の悪女クララ役で強い印象を残します。

カルロス・カサヘマス(ロバート・シーアン)

若き日のピカソの親友。1881年スペイン生まれ。

バルセロナの有名なカフェ「四匹の猫」でピカソと知り合い意気投合し、一緒にパリへ赴くも酒や薬に溺れてしまいます。1901年没。

彼の死が「青の時代」と呼ばれるピカソの作風に影響を与えたと言われています。

【ロバート・シーアンのプロフィール】
ロバート・シーアンは、1988年アイルランド生まれ。

2010年より人気英国ドラマ『Misfits/ミスフィッツ‐俺たちエスパー!』でネイサン役をシーズン3まで演じ、人気をブレイクさせます。

映画では2013年公開のファンタジー大作『シャドウハンター』でヒロイン、クラリーの親友サイモン役を好演。

アイルランドのテレビシリーズ『Love/Hate』(2010~13)では、アイルランド・アカデミー賞のテレビ部門助演男優賞に輝きました。

フェルナンド・オリビエ(アシュリング・フランチオージ)

ピカソの初恋の女性。1881年フランス生まれ。

ピカソとは1904年にパリで出会います。幾人もの男性に虐待された危険から、当初は警戒心が強かったが、やがて彼の才能に惹かれました。

彼女の書いた回顧録は、若き日のピカソを知る重要な資料。1966年没。

【アシュリング・フランチオージ】
アシュリング・フランチオージは1991年イタリア生まれ。父親がイタリア人で母親がアイルランド人。アイルランドのダブリンで育ちます。

英国ドラマ『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』(2013~16)の女子高生ケイト役で注目され、『ゲーム・オブ・スローンズ』ではエダード・スタークの亡き妹リアンナ役を演じました。

オーストラリアの歴史映画『The Nightingale(原題)』(2018年公開予定)で初主演を果たし、今後の活躍が期待されています。

マックス・ジャコブ(T・R・ナイト)

フランスの高名な詩人。1876年フランス生まれ。

パリで若き日のピカソと知り合って親交を深め、長年に渡る友人としてお互いに様々な影響を与え合いました。

キュビズムやシンボリズム、シュールレアリズムなどを取り入れた散文詩で有名。1944年没。

【T・R・ナイトのプロフィール】
T・R・ナイトは、1973年アメリカのミネアポリス生まれ。

人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』(2005~)の外科医ジョージ・オマリー役でブレイクを果たします。

シーズン5で降板後は、『グッド・ワイフ』シーズン4(2012~13)にセミ・レギュラー出演。最近はブロードウェイなどの舞台でも活躍しています。

ギヨーム・アポリネール(セス・ガベル)

20世紀のフランスを代表する前衛詩人で、シュールレアリズムという言葉の生みの親。1880年イタリアのローマ生まれ。パリでピカソと知り合い意気投合し、共にキュビズムの先駆者となる。ピカソの「ばら色の時代」の作風に影響を与えた。1918年没。

【セス・ガベルのプロフィール】
セス・ガベルは、1981年アメリカのフロリダ生まれ。

ドラマ『ダーティ・セクシー・マネー』(2007~09)の三男ジェレミー役と、『FRINGE/フリンジ』シーズン2以降(2010~13)のパラレル・ワールドの捜査官リンカーン・リー役で知られるようになります。

『ARROW/アロー』(2012~)にもヴァーティゴ伯爵で出演。『ジーニアス:アインシュタイン』ではアインシュタインの親友ミシェル・ベッソ役を演じています。

ドラマ『ジーニアス:ピカソ』の感想と評価

天才芸術家ピカソの素顔

20世紀の天才芸術家として誰もが名前を知るパブロ・ピカソ。

しかし、キュビスムと呼ばれる手法で美術のジャンルを一新させたことや、何人もの奥さんや愛人を持ったプレイボーイということは聞いたことがあっても、具体的にどういう人物だったのかは意外と知られていません。

脚本家ケン・ビラーはこのように述べています。

「ピカソの人生はあまりにも波乱万丈で、とても2時間程度の映画で描き切ることは出来ない。10時間のテレビシリーズでなければ伝わらないんだ」

確かにこの言葉通り、誕生からドラマチックだったピカソを約2時間でその生涯を描くのは難しいかも知れません。

ピカソの両親は収入の安定した美術教師になって欲しいと望みますが、「必ず偉大な画家になって見せる」と断言したピカソ。

異国の地であるフランスに移り住み、美術界の権威主義と闘った若き日、また、創造のミューズであった女性たちとの浮き名と激しい愛憎、さらには成功してもなお、常識に挑み続けた情熱など、全10話で知られざる素顔が描かれています。

欧州のロケ地でピカソの生きた時代再現!

主なロケ地となったのはハンガリーのブダペスト。かつては、オーストリア=ハンガリー帝国におけるウィーンに次ぐ第二の首都として栄えました。

今も18~19世紀の街並みを残すヨーロッパ屈指の古都に、2つの世界大戦やスペイン内乱などの社会不安に揺れる、ピカソの生きた激動の時代を再現されています。

さらに、ピカソの母国であるスペイン、第二の故郷となったフランスでも大規模なロケ撮影が敢行されました。

ベル・エポック文化華やかなりし頃のパリや、王政復古時代のスペインなど、古き良きヨーロッパの世界が生き生きと描かれている点も見所になっています。

まとめ

2017年度エミー賞で10部門にノミネートされた前作『ジーニアス:世紀の天才アインシュタイン』に続く、オリジナル・ドラマ「ジーニアス」シリーズの第2弾。

前作に続いて製作総指揮を担当したのは、映画『アポロ13』や『ビューティフル・マインド』、『ダ・ヴィンチ・コード』などのハリウッド映画を手掛けてきたロン・ハワード監督と製作者ブライアン・グレイザーの名コンビ。

さらに、映画『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』や『スタートレック:ヴォイジャー』などの脚本で知られるケン・ビラーも脚本と演出に参加しています。

ピカソ役には始めから彼しかいないと製作陣が白羽の矢を立て、口説き落としたのが、『フィラデルフィア』や「デスペラード」シリーズ、『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』などでお馴染みの、スペインが誇る世界的名俳優のアントニオ・バンデラス

『ジーニアス:ピカソ』は、ナショナルジオグラフィックで日本初放送2018年7月29日(日)放送スタート です。

お見逃しなく!

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