華麗なる犯罪スペシャリスト「オーシャンズ」が再集結!
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツらハリウッドスターが顔を揃えた大ヒット作『オーシャンズ11』(2001)の続編『オーシャンズ12』。
クルーニー演じるダニー・オーシャン率いる犯罪スペシャリスト集団が、新たなミッションに挑むさまをスリリングに描きます。
前作でカジノ王・ベネディクトから大金を奪い取ったオーシャンズでしたが、全てを知ったベネディクトに返済を迫られたことからピンチに陥り、新たな仕事に挑むハメに……。
監督は前作に続き『トラフィック』(2001)、『エリン・ブロコビッチ』(2000)のスティーヴン・ソダーバーグ。またキャストには、さキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセルら豪華キャストが新たに加わりました。
CONTENTS
映画『オーシャンズ12』の作品情報
【公開】
2005年(アメリカ映画)
【監督】
スティーヴン・ソダーバーグ
【脚本】
ジョージ・ノルフィ
【キャスト】
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセル、アンディ・ガルシア、マット・デイモン、バーニー・マック、ドン・チードル、ケイシー・アフレック、シャオボー・クィン、エリオット・グールド、スコット・カーン、カール・ライナー、エディ・ジェイミソン
【作品概要】
『トラフィック』(2001)、『エリン・ブロコビッチ』(2000)で知られるスティーヴン・ソダーバーグ監督による大ヒット作『オーシャンズ11』(2001)の続編。
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツら豪華キャストが犯罪スペシャリスト集団を痛快に演じます。キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセルが新たに参戦し、さらに華やかな一作です。
前作でカジノ王から大金をせしめたオーシャンズが返済を迫られ、新たなお宝に挑むさまをスリリングに描きます。
映画『オーシャンズ12』のあらすじとネタバレ
カジノ王ベネディクトの金庫を強奪し、平和に暮らしていた「オーシャンズ」の11人のメンバー。しかし、事件の真相を知ったベネディクトはダニー・オーシャンの自宅を訪ね、ダニーの妻テスに向かって利子付きで2週間以内に金を返済するよう要求します。
ベネディクトはほかのメンバーのもとを次々に訪ね、同じ要求をしてまわりました。困ったオーシャンズは再集結し、金を手に入れるためにヨーロッパでひと仕事を目論みます。
オーシャンの右腕ラスティーは、彼らを追うユーロポリスの女性捜査官イザベルとかつて熱愛の仲でした。今でも彼女に未練がある彼は、アムステルダムに渡った後も、彼女の姿を陰からそっと見つめます。
オーシャンズはターゲットを金持ちの隠遁者バン・デ・バウダに定め、計画を立て始めました。
ラスティーの突飛なアイデアが功を奏して屋敷への侵入に成功しましたが、すでに怪盗ナイトフォックスによって金庫の中のものは盗まれた後でした。
翌日バウダ邸に捜査に入ったイザベルは、自分が以前教えたアイデアを用いてラスティーが犯罪をおこなったことに気付きます。そのアイデアは強盗だった亡き父から聞いたものでした。
1ヶ月前。ナイトフォックスはベネディクトに連絡を入れ、情報と引き換えに2週間で金を返済させるので、オーシャンズに手を下さないでくれと話します。
そんななか、隠れ家を突き止めたイザベルがラスティーを訪ねてきました。部屋にいた仲間たちを慌てて隠れさせ、ラスティーはひとりで彼女と向き合います。
イザベルはナイトフォックスのすごさを教え、許しを乞う方がいいと話します。彼女は現場の足跡を手がかりに、オーシャンズの一員であるフランクを捕まえていました。
また彼女が去った後、ラスティーは電話を持ち去られたことに気づきました。
映画『オーシャンズ12』の感想と評価
豪華キャストたちが紡ぐ予測不能のストーリー
「オーシャンズ」シリーズの第2弾でも名匠ソダーバーグが監督を務め、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ、アンディ・ガルシアら超豪華キャストが揃っているのですから、面白くないはずがありません。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセルというビッグネームが新たに参戦し、さらに華やかな作品となっています。さらにブルース・ウィリスも“本人役”で登場し作品を盛り上げています。
オーシャンズの“12人目”のメンバーとなったジュリア・ロバーツ演じるダニーの妻・テスの活躍にも注目です。
クルーニー演じるダニー・オーシャンが率いる犯罪スペシャリスト集団「オーシャンズ」のもとに、ガルシア演じるカジノ王ベネディクトがやってくる場面から物語は始まります。
かつて奪われた大金を、2週間以内に返済するように迫るベネディクト。やむにやまれず、オーシャンズは顔の割れていないヨーロッパで金を稼ぐことになります。
ピット演じるラスティーはアムステルダムで、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ扮するかつての恋人イザベルと再会。色気ダダもれの麗しい超豪華カップルに目が釘付けになります。
オーシャンズに対抗心を燃やす怪盗ナイトフォックスをヴァンサン・カッセルが演じ、オーシャンズに勝負を挑みます。超人的な筋トレシーンには魅入られるばかりです。なおそのシーンがは、映画後半の展開につながる思いがけない伏線となっているので、どうぞお見逃しなく。
オーシャンズの計画を引っ掻き回す役で、本人役で登場するブルース・ウィリスも必見です。ジュリアとの掛け合いが楽しいシーンとなっています。
随所に光る“ユーモア”も!
スリリングなストーリーとともに、思わずクスリと笑ってしまうユーモラスなシーンも本作のみどころです。
マット・デイモン演じるへなちょこキャラのライナスは、チームの癒しの存在となっています。隠語がわからないまま、大事な打ち合わせに参加して大失敗してしまうシーンは最高のおかしさです。
ダニーが警察に捕まった後、リーダーとして振る舞おうとして仲間からひんしゅくを買ったり、ママに刑務所から出してもらった後に家族にからかわれることを心配するシーンなど、ライナスの魅力がたっぷり描かれます。
「50歳に見えるか?」と真剣に仲間に聞いてまわるクルーニーのコミカルな演技や、イザベルに携帯を盗られたと気付いてショックを受けたときのブラピの変顔など、小技も満載です。
極めつけは「ジュリア・ロバーツ」のフリをすることになったテスのシーンです。「本人に失礼だから変装したくない」と真剣に話すテス役のジュリア・ロバーツを見たら、吹き出さずにはいられません。そこに、“本物”のブルース・ウィリスも加わり、現場はややこしいカオス状態に。
俳優陣自身が楽しみながら演じているのが伝わってくる名シーンの数々を、どうぞお楽しみください。
まとめ
超豪華俳優が顔を揃えた大ヒットシリーズ続編の『オーシャンズ12』は、前作に続き、裏切らない面白さで観客を楽しませてくれる一作です。
クルーニーとロバーツ、ピットとゼタ=ジョーンズの二組のゴージャスカップルが、作品を華やかに盛り上げます。
優れた怪盗を演じるヴァンサン・カッセルの肉体美、へなちょこスリ師ライナスを演じる癒し系のマット・デイモン、本人役で登場するハリウッドスターのブルース・ウィリスらも必見です。
豪華顔ぶれを見るだけでも得した気分になれてしまう、大どんでん返しが楽しい超大作をどうぞ存分に楽しんで下さい。