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Entry 2023/09/10
Update

『ある閉ざされた雪の山荘で』ネタバレ映画原作のあらすじ結末。どんでん返しを東野圭吾独特の流儀でクローズドサークルとして魅了!

  • Writer :
  • 星野しげみ

東野圭吾の『ある閉ざされた雪の山荘で』が待望の映画化決定!

人気作家・東野圭吾が約30年前に執筆した小説『ある閉ざされた雪の山荘で』が、この度映画化されることになりました。

早春の乗鞍高原のペンションに集まった、劇団オーディション合格者7人。豪雪に襲われ孤立した山荘で起こる殺人劇の舞台稽古ということでしたが……。

一人ずつ現実に仲間が消えていきます。失踪という出来事に、果たして、これは本当に芝居なのか、誰かが殺人が行っているのではないかと、猜疑心が皆の心に沸き上がります。

驚愕の終幕が用意されているこの小説を映像化するのは、『ステップ』(2020)『ヒノマルソウル』(2021)の飯塚健監督です。

主演は、重岡大毅(ジャニーズWEST)! 『禁じられた遊び』(2023)などを始め、目覚ましい活躍ぶりの重岡の演技にも注目です。

映画『ある閉ざされた雪の山荘で』は2024年1月12日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

映画公開に先駆けて、原作小説をネタバレありでご紹介します。

小説『ある閉ざされた雪の山荘で』の主な登場人物

【久我和幸】
劇団「水許」以外からのオーディション合格者。探偵役を務める

【笠原温子】
劇団「水許」の劇団員。オーディション合格者

【元村由梨江】
劇団「水許」の劇団員。オーディション合格者

【中西貴子】
劇団「水許」の劇団員。オーディション合格者

【雨宮京介】
劇団「水許」の劇団員。オーディション合格者

【本多雄一】
劇団「水許」の劇団員。オーディション合格者

【田所義雄】
劇団「水許」の劇団員。オーディション合格者

【麻倉雅美】
劇団「水許」の劇団員。オーディション不合格後、スキー事故で半身不随になる

小説『ある閉ざされた雪の山荘で』のあらすじとネタバレ

4月の乗鞍高原。ペンション『四季』のラウンジで、管理人の小田伸一が7人の宿泊客の到着を待っていました。

そこへ笠原温子、元村由梨江、中西貴子、雨宮京介、本多雄一、田所義雄、久我和幸の7人がやってきます。何れも劇団「水許」の次回作のオーディション合格者です。

実は、1ヶ月前に行われた「水許」の次回作のオーディションの合格者たちに、演出家である東郷陣平から手紙が届いたのです。

そこには、乗鞍高原のペンションで出演者の舞台稽古があること、さらには「誰かに口外したり欠席をした者は、オーディションの合格を取り消す」と書かれていたのです。

期待と不安を胸に「四季」に集められた、オーディション合格の男女7人。ですが、管理人である小田伸一は、演出家の東郷が泊まるとは聞いておらず、宿泊するのは参加者の7人だけで、説明を終えたら自分も帰宅すると言いました。

詳細を聞いて不安が募る7人のもとへ、東郷からの手紙が速達で届きました。

そこには、「記録的な豪雪に襲われ、電話も通じない孤立した山荘での殺人劇」という設定で、シナリオを自由に考えながら舞台稽古を行うよう指示が記載されていました。

さらに手紙の追伸には、電話を使用したり外部の人間と接触を持った場合には、オーディション合格を取り消すという警告までも……。

7人のメンバーたちは不思議に思いながらも、与えられた設定で舞台稽古をすることにします。

7人のうちのひとり、久我和幸は、劇団「水許」で女優をしている元村由梨江に一目惚れしたことから、実力派の劇団である「水許」の次回作の出演オーディションを受けました。300人の応募者の中からただ一人、劇団員以外からの合格を得た実力者です。

「部外者」の立場の彼がオーディションを受けたのは、元村由梨江に近づくことが目的でした。その結果、奇妙に事件に巻き込まれていくことになりました。

第1の事件

翌朝になり、深夜に一人で遊戯室のピアノを弾いていた笠原温子が山荘から失踪していることが判明。遊戯室には演出設定の書かれた紙が置かれており、「笠原温子の死体はピアノの傍にあり、ヘッドホンのコードで首を絞殺された」という説明がされていました。

残された6人は、メンバーの中に筋書きを知っている犯人役がいて、笠原温子に『殺され役』になるよう指示して手紙を置いたのではないかと推理し、犯人探しを始めます。

けれども、「地面は雪に覆われ、足跡はなし」という演出設定が新たに見つかり、施錠なども完璧なため外部犯説も否定されました。

部外者の久我は、口の軽い女優の中西貴子に劇団員の内外の事情を聞いていくうちに、先月のオーディションで不合格となり、ショックで帰郷した飛騨高山で、スキー事故に遭い半身不随となった麻倉雅美という劇団員がいることを知ります。

事故ではなく自殺説も囁かれているせいか、麻倉雅美についてはメンバーたちの口は重く、その話を避けようとする素振りも見えました。

自身のアリバイ確保と「犯人からの襲撃」を防ぐため、久我は本多雄一の部屋で相部屋することを提案し、同室で就寝します。

ですが、その夜零時前にスタンドのライトを点けようとしても点灯せず、しばらくすると点灯するという異常な出来事が起こりました。

第2の事件

翌朝、元村由梨江が失踪。彼女の部屋には「由梨江の死体は、前頭部に鈍器による打撃痕があり、首を絞められた痕が残っている」との説明がされています。

その後、温子と由梨江の荷物に「生理用品」が残されていたことや、山荘の裏手から「血のついた花瓶」が発見されるなど、不審な点も発見されました。

さらに、由梨江の部屋から「この紙を鈍器とする」という演出設定の紙が見つかり、裏庭の井戸の蓋からは温子のセーターのほつれた糸が見つかります。

この頃から、メンバーたちは「本当にこれは芝居なのか?」と疑惑を抱き、実際に殺人事件が起こっている可能性を考えるようになりました。

そしてまたしても久我は中西貴子から、傷心の麻倉雅美の実家へ、笠原温子と元村由梨江が雨宮京介が運転する車に乗って、お見舞いに行ったという話を聞きます。麻倉雅美が事故に遭ったのは、その直後だったと言うのです。

「犯人は、麻倉雅美の恨みを晴らそうとする人物ではないか?」という推理がなされます。田所義雄は唯一の部外者である久我を疑い、残された5人は言い争いに発展するものの、決定的な結論には至りません。

第3の事件

翌朝、3度目の「殺され役」が失踪するかと思われましたが、無事に全員が起床しました。しかし、朝食後に猛烈な眠気を覚えたメンバーたちは、そのまま深い眠りに陥ってしまいます。朝食に睡眠薬が入れられたようです。

しばらくすると、犯人と思われる者だけが立ち上がり、3人目の「殺され役」の雨宮恭介の首を絞めて殺害し、山荘から死体を運び出しました。

メンバーたちが目を覚ました時、雨宮の姿はなく「死体の状況、雨宮京介は首を絞められて殺されている」と書かれた紙だけが残されていました。

麻倉雅美の見舞いに行き、彼女の恨みを買っていると推察できる3人全員が失踪し、犯人によるすべての犯行が終わったものと思われました。

ですが、久我はある人に向かって「もうこれで終わりなんですね?」と告げました。「誰に言ってるの、久我君」中西貴子が久我の視線から身をよけ、田所も同じようにします。

それでも久我は視線を動かしません。彼は真っすぐに、本多雄一を見つめていました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには小説『ある閉ざされた雪の山荘で』ネタバレ・結末の記載がございます。小説『ある閉ざされた雪の山荘で』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

この奇妙な舞台練習を終わらせる探偵役を演じるため、久我は皆を遊戯室へ連れて行き、そこですべての真相を語り出します。

久我と同室になり、アリバイを共有していた本多は、容疑者リストから当然外れていました。なのに、本多には二日目の夜のアリバイを、決して公表しようとしなかったのです。

久我の脳裏に「今まで犯人だと思いこんでた人が、そうじゃないとわかると、きっとすごいショックだと思うから(みんなを信じてる)という中西貴子の言葉が浮かびます。

本多雄一を犯人だと思っている人間がいて、その人に依然として本多が犯人だと思わせておきたいのではないか。と久我は考えました。そういえば、本多が「壁に耳あり、だからな」と言ってラウンジを出て本多の部屋で話をしたことがあります。

もしこの山荘に、もうひとつの目あるいは耳があるのだとしたら……。そして本多雄一が意識しているのは、じつはその目や耳なのだとしたら……と思いついた久我は、ラウンジを捜索し、隠された盗聴器を捜し出しました。

盗聴器を聞いているのは、誰か。本多を問い詰めると「麻倉雅美だ」と答えました。本多は麻倉雅美に代わって復讐を果たしたのだと言います。

先に消えた3人は殺されたのでしょうか。麻倉雅美の願いはそうであったのですが、3人は殺されず、隣のペンションに隠れていました。

「事件は三重構造だったのです」と久我和幸。「何もかも芝居という状況の中で、実際に殺人が起きることがおそらく麻倉雅美さんが立てた二重構造の復讐計画でした。ところが本多さんは、これをさらに芝居にしてしまったのです。」

本多の計画に予想外な出来事があったのは、久我との同室というアリバイ工作でした。そのために、本多は二日目の殺人予定を雨宮に代わってもらったと言います。

それでは麻倉雅美はどこにいるのでしょう。実は雅美はこのペンションの中に作られた隠し部屋に潜んでいました。

このペンションは雅美の叔父小田のもので、隠し部屋はもともとその叔父が設えたものでした。雅美はそれを上手く利用したのです。

隠し部屋から全てを見ている雅美に、本多ではない‟犯人の顔”を見られたくないので、その間だけ停電になるような細工をしたそうです。

ペンションでの舞台稽古の真相を語った本多によって、隠し部屋から車椅子に乗った雅美が出てきました。

殺され役の3人は、雅美を心配して実家を訪ねたメンバーです。雅美が登場した今、笠原温子と元村由梨江は部屋の隅で泣き続け、雨宮京介もその横でうちしおれています。

雅美は3人が見舞いに訪れた日のことを話し始めました。

実家まで来てくれた劇団仲間でしたが、雅美は素直になれません。面会を断り部屋から出ないでいたのですが、帰り間際に「帰りに寄り道をしようか」などという楽しそうな彼らのやりとりが聞え、彼らがドライブ気分出来たのかと思うと腹立たしくなりました。

そして彼らの車のタイヤに穴をあけて事故をおこすようにしたのです。彼が去ってからしばらくして、温子から電話がかかって来ました。ひどく泣いています。

「雨宮と由梨江が車ごと掛けから落ちたから、きっと死んだと思う」と言いました。作戦はうまくいったはずなのに、殺してしまったという衝撃が雅美を襲います。そして雅美はスキーをかついで危険斜面へ行き、死への滑走を始めたのです。

気が付いた時、雅美は病院のベッド上で、半身不随となっていました。やがて雅美は雨宮と由梨江が元気でいること、自分が温子の迫真の演技に騙されたことを知り、自分が温子の芝居で騙されたことに愕然とします。

それから3人への復讐を決意し、本多の協力のもと、この作戦を考えて隠れて一部始終を観劇していたのです。

本来は本当の殺人がおこるはずでしたが、途中でアクシデントもあり、雅美は全員が芝居をしていると見破りました。最後に自殺するつもりだった雅美を思って、本多は彼女をかばっています。

3人は俳優をやめて雅美のために何かすると言いましたが、雅美はそれを断ります。「まずはあたし自身が、自分に出来ることを探さなきゃいけないんだもの。せっかく殺人犯にならずに済んだんだから」。

それを聞いた本多雄一の目から涙がこぼれ、雅美は自分の肩に置かれた彼の手をそっと握りました。

「あなたたち、芝居はやめないで」と彼女は3人に言いました。「芝居はいいものよ。素晴らしいわ。改めてそう思ったもの」。今まで見事に感情を押し殺していた雅美が、ついに涙を見せました。

久我の横でも田所義雄が啜り泣きをし、中西貴子は大泣きです。

「やれやれ、揃いも揃って甘い連中だ。こんな茶番じゃ、目の肥えた客は満足しないぞ。第一、探偵役の俺の立場がすっかりかすんでしまった。せっかく俺が完璧な推理劇の仕上げを……してやろうと……」と思う久我ですが、不覚にも涙が出ます。

中西貴子がいつの間にかそばに来て、「はい、これ」と言って、ぐしょぐしょに濡れたハンカチを、久我に差し出しました。

小説『ある閉ざされた雪の山荘で』の感想と評価

本作は1992年に講談社ノベルスとして単行本が発行されました。いわば、東野圭吾の初期の頃の作品です。

早春の乗鞍高原のペンションに集まった、オーディションに合格した男女7名。これから、豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇の舞台稽古が始まりました。

ですが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、はたしてこれは本当に芝居なのかと、彼らの間に疑惑が生まれます。

そんな中、探偵役をかって出た久我が、入り組んだ殺人劇の真相をひも解いていきます。

雪に閉ざされた山荘というクローズド・サークルものですが、そこで起こる出来事が芝居なのか、本当のことなのかと、読者を迷わせる秀逸のテクニックに、「流石、東野圭吾」と脱帽の思いがしました。

主人公として活躍する久我が、美人の俳優・元村由梨江に近づこうという下心を持つ、ちょっぴり軽いノリの青年となっているのも、物語に面白さを加えています

事件のキーマンは、オーディション落選のショックから仲間たちを羨み、その反動で逆に仲間たちからひどい仕打ちをされて自殺未遂を行った麻倉雅美でした。

見舞いに訪れた劇団仲間が不用意にもらした一言が雅美の嫉妬心に火をつけ、雅美は車に細工を施しました。温子たちが雅美に対して軽い仕返しのつもりで行った究極の寸劇が、その後の悲劇を招いたと言えます。

事件の引き金となったのは、ちょっとした言葉のすれ違いや誤解からの不幸の連鎖。また、劇団という世界に渦巻く嫉妬や噂などの複雑な人間関係でした。

復讐を誓った雅美と彼女に力を貸した本多が黒幕です。実際に起るべきだった殺人は、雅美を愛する本多によってシナリオが書き換えられていました。

全ての謎が解き明かされ、隠し部屋から姿を現した雅美は、ペンションでの事件の共犯者である笠原温子、元村由梨江、雨宮京介の3人を許します。

エンディングは、全員が泣き崩れるなか、斜に構えた癖のある主人公久我の人の良さを表す一文で締め括られます

どんなトリックがあるのかとハラハラして迎えた結末は、意外にも涙があふれ出る心温まるシーンで終わりました。

これもまた東野圭吾流のどんでん返しと言えるものでしょう。ミステリーっぽくないけれど、アナログ時代のトリックを巧みに使ったユニークな作品でした。

映画『ある閉ざされた雪の山荘で』の見どころ


(C)2024映画「ある閉ざされた雪の山荘で」製作委員会 (C)東野圭吾/講談社

約30年前に書かれた東野圭吾のミステリー小説を映画化したのは、『ステップ』(2020)『ヒノマルソウル』(2021)の飯塚健監督です。

オーディション合格者7人のうち、主人公となる久我和幸を演じるのは、ジャニーズWESTの重岡大毅。久我にいろいろ劇団の事情を話す俳優・中西貴子には、中条あやみ。

人間関係をこじらせる天分をもつ怪優・田所義雄は岡山天音、西野七瀬は世間知らずのお嬢様風俳優・元村由梨江、堀田真由は勝気なまとめ役俳優の笠原温子、戸塚純貴は優しい劇団リーダー・雨宮恭介に扮します。

そして、物語の鍵を握る一人、スキー事故に遭った不幸な女優・麻倉雅美は森川葵、もう一人のキーマンである劇団のトップ俳優・本多雄一を間宮祥太朗が演じます。

豪華な顔ぶれのキャストの本作で、注目すべき点が2つあります。

まず、注目すべきは、全員容疑者、全員殺害のターゲット、そして全員役者。こんな状況の中、集められた7人のそれぞれの疑心暗鬼に満ちた演技でしょう。

また、もう一つは、誰の目線で描かれているのかということ

小説では、久我和幸が自分の胸中を告白する形で、久我目線で事件を語る章がいくつもありますので、久我目線で物語は進みます。

ですが、物語の後半では、雅美がどこにいるかと暴露するシーンで、‟久我が「さあ、出てきてください。あなたのことです。」と、私を指さした”と書かれています。

‟私”とはいったい誰のこと? ここで視点が変わったことに気が付きます。

遊戯室の壁に備え付けられたスピーカーに向かって言った久我のセリフですが、その壁の向こうには隠し部屋があり、そこで車椅子に乗った雅美がこの舞台稽古の一部始終を観ていたのです。

「私」という一言で、これまでの一部始終の出来事は雅美が観ていた劇だったというようにも解釈されます

小説であるからこそ、こんなどんでん返しも出来ますが、実写映画ではこの目線変更は難しいのではないでしょうか。

最初から雅美目線でいくのか、それとも探偵久我の独占推理でエンディングを迎えるのか。映画の構成が楽しみです。

映画『ある閉ざされた雪の山荘で』の作品情報

【公開】
2024年(日本映画)

【原作】
東野圭吾:『ある閉ざされた雪の山荘で』(講談社文庫)

【監督】
飯塚健

【脚本】
飯塚健、加藤良太

【キャスト】
重岡大毅、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗

まとめ

東野圭吾の1992年の小説『ある閉ざされた雪の山荘で』をネタバレありでご紹介しました。

登場人物が全員役者であり、彼らが挑む舞台稽古が“大雪で閉ざされた山荘”という密室で行われる設定です。そこで次々と仲間たちが消えていく、不可思議な出来事が起こります。

これは芝居なのか、現実の出来事なのかと、次第に疑心暗鬼になる仲間たち。残された仲間たちの中に犯人がいるという紛れもない事実がみなを恐怖に陥れます

約30年前に書かれた作品ですが、ミステリーとして今でも充分楽しめる推理小説でした。本作が飯塚健監督によって、実写映画化されるのも楽しみです。

映画『ある閉ざされた雪の山荘で』は、2024年1月12日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開



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