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Entry 2017/05/28
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亀梨和也映画『美しい星』演技力と評価?本当に水星人なの?

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

三島由紀夫が執筆した文学でも異色のSF小説として知られる『美しい星』。空飛ぶ円盤や宇宙人をモチーフに取り入レ、三島自身も愛した作品と言われています。

この原作に大胆な脚色を加えたのが『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』などで話題となった吉田大八監督。

吉田大八監督たっての希望もあり、宇宙人家族のなかで水星人(?)役に抜擢された亀梨和也をご紹介します。

1.映画『美しい星』の作品情報

【公開】
2017年(日本映画)

【脚本・監督】
吉田大八

【キャスト】
リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介、羽場裕一、春田純一、友利恵、若葉竜也、坂口辰平、藤原季節、赤間麻里子、武藤心平、川島潤哉、板橋駿谷、樋井明日香

【作品概要】
三島由紀夫の異色SF小説を、『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八監督が映画化。

平凡な家族が“宇宙人”に覚醒する姿を、「米ソ冷戦下」から「地球温暖化」という現代問題に置きかえて大胆な脚色した作品。父の重一郎役をリリー・フランキー、母の伊余子役を中嶋朋子、長男の一雄役を亀梨和也、長女の暁子役を橋本愛、大杉家に忍び寄る謎の代議士秘書である黒木役を佐々木蔵之介が演じています。

2.亀梨和也が『美しい星』を初めて観た印象は?


(C)2017「美しい星」製作委員会

亀梨和也は初号試写で『美しい星』を観賞した際に、スピード感や音、映画のメッセージなど、繰り出される演出の圧力を感じたようです。

また、吉田大八監督のお得意ともいえる間を抜くような演出(ギャグ的な要素でもある)もあり、交錯する映像と音の吉田手法の演出にサブリミナル効果のようで、凄いものを見たという印象を持ったそうです。

さらには、吉田大八監督に再度見てから感想を告げたいと言い、それを聞いた吉田監督は良い反応をもらえたと満足感を得たようです。

3.吉田監督はなぜ亀梨和也に出演を依頼したのか?

吉田大八監督は亀梨和也について、ジャニーズのアイドルとして活躍してきたスター性にまず注目したようです。

とはいえ、それは亀梨和也の人気の高さへの注目ではなく、スターとして多くのファンの視線にさらされたことや、そのことによって得てきた強さがあることに、まず注目したのです。

また、亀梨和也の自然とにじみ出るスター性について、歌手で俳優としても有名な沢田研二を思い出し、視線にさらされてきた強さを演技に置き換えられる共通性を感じたのです。

そのことを撮影中についてきた吉田大八監督に、亀梨和也は、過去にも言われたことがあると述べています。

さらには、吉田大八監督は、亀梨和也について、“反抗心が垣間見える人物”を演じるのに適しているとして、今回の役柄のオファーをしたそうです。

テレビ出演をしている亀梨和也を見るたびに、笑っているのにどこかトゲのような鋭さをビンビン感じて、『美しい星』の一雄として最初にキャスティング名をあげたそうです。

沢田研二主演の名作『太陽を盗んだ男』

そういえば、沢田研二の映画出演作で代表作をあげると、1979年『太陽を盗んだ男』、1981年『魔界転生』、1984年『ときめきに死す』と反抗心どころか、テロリストか反逆者といった役柄が多いですね。

しかも、沢田研二にしか演じることのできない、どこか寂しくて悲しさを秘めた役どころでした。

『美しい星』の中で、テレビ局で一雄がついに、父親の考えや行動に反論を挑む対決する場面は、それらに通じる心境が確かにあるのかもしれませんね。

4.共演したリリー・フランキーの亀梨和也の印象は?


(C)2017「美しい星」製作委員会

リリー・フランキーが一雄の父親役として、テレビ局で対決するシーンを撮影した際に、吉田大八監督の近くに行き、耳打ちをしてきたそうです。

「一雄役が亀梨くんだった意味を身体で実感した」と告げたのです。

吉田大八監督はそれほどリリー・フランキーが亀梨和也との演技のやり取りがシンドイものであったのだろうと、亀梨和也のキャスティングは望み通りで、説得力と結果を持ち引き出せたと納得したようです。

このテレビ局のシーンは、『美しい星』の中で異質の映像になっている印象を観客に与えるはずです。

なぜ、あの場面だけが、映画全体の構成を壊しかねないと理解していながら、あえて、吉田大八監督は使用したのでしょう。

近年俳優として数多くの映画に出演し、円熟期を迎えたリリー・フランキー。どの役柄も自然体で自分のものにしてしまう特異な俳優です。

そんなリリー・フランキーが、亀梨和也の演じた一雄と向き合うだけで、シンドさを感じる緊迫感があそこにはあるからです。

亀梨和也の持つ反抗的なトゲのような気迫が映画全体の構成を壊しかねないことこそがこの映画の見せ場なのです。

それは三島由紀夫原作にある『美しい星』が持ち得た“文学で文学を壊した”といえる大切な要素を映画化することができたと吉田大八監督は考えたからです。

ぜひ、リリー・フランキーも唸らせたテレビ局のシーンの亀梨和也に注目してくだいね。

5.亀梨和也の役柄は本当に水星人なのか?

このことに関しては、吉田大八監督は人間だとも、水星人だとも、どちらとも明言をしていません。

映画を観る観客にどちらか一方が真実だと答えを示すことに意味がないからでしょう。

答えを出してしまった時点で、観客は思考するのをやめてしまいます。

先にも述べましたが、亀梨和也は初号試写を見た際に吉田大八監督に、1回だけでは映画の感想を言えないほどの情報を得たと述べていたように、観客も同じように思うのがこの映画の吉田大八監督の狙いなのです。

それでも、ちょっとお茶目な亀梨和也は、『美しい星』の水星人(一雄)を演じる前に、占星術などで水星人について調べたそうです。

そこで得た「向上心」というキーワードは演技に反映しているようですよ。

6.まとめ

亀梨和也がアイドルというスター性だけではない要素を吉田大八監督が見抜き、一雄役に起用したこともあって、映画『美しい星』は完成しました。

亀梨和也が演じた一雄が水星人なのかどうかは、あなたの目で見抜いて判断してくださいね。また、気迫あるテレビ局のシーンは要チェックです。

また、その他にも火星人?金星人?もちろん地球人も登場するちょっとコミカルな映画ですよ!

公開は2017年5月26日から全国公開ロードショー!ぜひ、お見逃しなく!!

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