Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

SF映画

Entry 2019/02/16
Update

『アリータ:バトル・エンジェル』ネタバレ感想と評価。悲願の映画化にキャメロンは製作にまわるもロドリゲス監督とのコンビは最強に⁈

  • Writer :
  • 村松健太郎

映画『アリータ:バトルエンジェル』2019年2月22日よりロードショー!

『アバター』『タイタニック』のジェームズ・キャメロンがプロデュースして、「シン・シティ」シリーズのロバート・ロドリゲスが監督したSFアクション。

原作は日本のコミック木城ゆきと『銃夢』(ガンム)。

ジェームズ・キャメロンは、長年このプロジェクトに言及し続けていて、待望の企画実現です。

タイトルロールのアリータを演じるのは、オーディションを勝ち抜いたローサ・サラザール。

共演にアカデミー賞ウィナー&ノミネート経験者のクリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリ、ジャッキ・アール・ヘイリーが出演。さらに大物がSECRETで“空中都市ザレム”の主ノヴァを演じています。

スポンサーリンク

映画『アリータ:バトルエンジェル』の作品情報


(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

【公開】
2019年(アメリカ映画)

【原題】
ALITA:Battle Angel

【原作】
木城ゆきと『銃夢』

【監督】
ロバート・ロドリゲス

【キャスト】
ローサ・サラザール、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリ

【音楽】
トム・ホーケンバーグ

【作品概要】
『アバター』『タイタニック』というハリウッドを代表するヒット作を世に送り出してきたジェームズ・キャメロン監督が、日本のSFコミックを映画化。

木城ゆきとのSF格闘漫画『銃夢(ガンム)』漫画が原作で、ジェームズ・キャメロンが自ら脚本を執筆し、20数年の歳月をかけて映画公開にこぎつけます。

監督はロバート・ロドリゲス。独創的な映像技術とスタイリッシュなアクションが好評で、彼の監督作品『デスペラード』に主演したアントニオ・バンデラスは、一躍有名俳優の仲間入りを果たしました。

プロデューサーはジョン・ランドー。ジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』『アバター』にも参加していて、どちらの作品も世界中で興行記録を塗り替える大ヒットとなりました。

サイボーグの少女アリータを演じるのは『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』でブレンダ役を務めたローサ・サラザール。

クズ鉄町で拾ったアリータに新たな命を与えたイド医師には、オーストリア出身のクリストフ・ヴァルツ。

ハリウッドデビュー作の『イングロリアス・バスターズ』と、『ジャンゴ 繋がれざる者』でアカデミー賞助演男優賞を受賞した実力派です。

そのほかイドの前妻チレン役にはジェニファー・コネリー、モーターボールの支配者ベクターにマハーシャラ・アリなどアカデミー賞俳優が名を連ね、豪華なキャスティングとなっています。

映画『アリータ:バトルエンジェル』のキャラクターとキャスト


(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

アリータ(ローサ・サラザール)
スクラップの山から発見されたサイボーグの少女。300年前の没落戦争に投入されたバーサーカーと呼ばれる戦士。

イド(クリストフ・ヴァルツ)
クズ鉄の町アイアンタウンに暮らす、サイバー医師。アリータの名付け親でもある

チレン(ジェニファー・コネリー)
イドの元妻、空中都市ザレムの元住人でもあり、ザレムに戻ることに固執している。

ヒューゴ(キーアン・ジョンソン)
アイアンタウンに住む部品バイヤーの青年。

ベクター(マハーシャラ・アリ)
アイアンタウンの実力者であり、危険な遊戯モーターボールを支配する。チレンの背後で暗躍する

グリシュカ(ジャッキ・アール・ヘイリー)
ベクターの手下のサイボーグ戦士

ノヴァ(エドワード・ノートン)
謎の多いザレムの支配者

スポンサーリンク

映画『アリータ:バトルエンジェル』のあらすじとネタバレ

数多くの空中都市とURM(火星連合)との没落戦争(ザ・フォール)から300年。

地球の人々は唯一残った空中都市のザレムと、そこからゴミが廃棄されるアイアンタウン(クズ鉄の町)の二か所に別れて暮らしていました。

人間はザレムからアイアンタウンに追放されることがあっても、ザレムに行くことは認められていませんでした。

そんなある日、アイアンタウンのサイバー医師イドは、廃棄されたクズ鉄の中から大破したサイボーグ少女を救い出します。

記憶障害はあったものの少女の脳は正常に動き、イドは彼女に身体とアリータという名前を与えます。

アイアンタウンに暮らす青年のヒューゴとの出会いや、危険な遊戯モーターボールに触れる中で、自分が戦闘していたことを思い出すアリータ。

彼女の存在を知ったモーターボールの支配者で、アイアンタウンの実力者ベクターは、アリータの確保を配下の巨体サイボーグのグリシュカに命じます。

ベクターのそばには優秀な科学者でイドの元妻でもあるチレンがいました。

彼女とイドは元はザレムの住人でしたが、地上に追放されていたのです。ベクターと組むことで、ザレムに帰ることを狙っています。

以下、『アリータ:バトルエンジェル』ネタバレ・結末の記載がございます。『アリータ:バトルエンジェル』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

スポンサーリンク

ベクターの背後にはノヴァというザレムの支配者の影が見え隠れしています。

URMの残骸からバーサーカー・ボディを発見します。

ヒューゴとの関係も進展するなかで、アリータはザレムへの切符を手にするためにモーターボールに選手として参加します。

ベクターによって同じゲームに参加するのは、犯罪者を狩る賞金稼ぎのハンター戦士や指名手配済みのならず者ばかりとなり、過酷な戦いとなります。

一方、ベクターの下で汚れ仕事をしていたヒューゴは、抜けようとしたところで、罠にはまり殺人犯として追われる身になります。

ゲームを征し、ヒューゴのもとにたどり着いたアリータ。

駆け付けたチレンの手助けもあって罠を回避します。

全てを裏で糸を引いていたベクターのもとに現れたアリータ。

強化されたグリシュカも退けた彼女の前に、ベクターの体を乗っ取り遠隔操作する形でザレムのノヴァが現れます。

多くの犠牲を経てノヴァと対峙したアリータは、ザレムへの対決姿勢を露にします。

数か月後、彼女はモーターボールの絶対王者・バトル・エンジェルとして、アイアンタウンに君臨する存在になりました。

映画『アリータ:バトルエンジェル』の感想と評価


(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

日本コミックのハリウッド映像化企画の現在

ジェームズ・キャメロンがこの映画の企画を口にしたのは、かなり前のことで、やっと実現したという感じになりす。

“battleangelalita.com”というドメイン名を、20世紀フォックスが登録したのは2000年のことです。

ハリウッドの製作スパンは総じて長いモノなので、この位も許容範囲内なのか知れませんが、それにしてもよく企画が途絶えなかったものだと思います。

これまでも『ドラゴン・ボール』『鉄腕アトム』や『ゴースト・イン・ザ・シェル/攻殻機動隊』、または『デス・ノート』が映画化されていますが、その作品のクオリティについては賛否(否が多めです)あります。

今後で言えば公開待機中(つまり作品完成済み)作品に『名探偵ピカチュウ』があります。

ほかにも『カウボーイビバップ』『進撃の巨人』『ONEPIECE』『NARUTO』などが動いています。

大友克洋の『AKIRA』や浦沢直樹の『モンスター』などは話が出たり消えたりしていて果たしてどうなるのでしょう?

Netflix(ネットフリックス)を代表とする、映像ストリーミングが定着しだしていて、そちらでオリジナルドラマ(ミニシリーズ)などの選択肢も出てきました。

映画というフォーマットに合わない原作は、そちらに活路を見出すのもありかもしれませんね。

またコミックではありませんが、ゲームキャラクターのソニックザヘッジホッグやモンスターハンターの映像化企画もあります。

結果的に見ると権利取得後一気に動くか、執念深い中心人物がいるかがカギになっているような気がします。

一気に動くと日本との時差がなく映像化されますが、実はあんまりうまくいかないことが多いですね。

本作『アリータ:バトル・エンジェル』は、後者の代表例と言っていいでしょう。

ジェームズ・キャメロンが監督できなかったのは残念ですが、ロバート・ロドリゲス監督の外連味ある演出ははまっています。

意外とこのコンビはいいのかもしれませんね。

スポンサーリンク

まとめ


(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

本作品『アリータ:バトル・エンジェル』の原作は、木城ゆきとによる日本のSF漫画『銃夢(ガンム)』

同作の映画化を長年に渡り、熱望していたきたのは、「タイタニック』や『アバター』のジェームズ・キャメロン。

この作品では脚本と製作にまわり、遂にハリウッドで実写映画化にこぎつけました。

一方で監督は『シン・シティ』などで知られるロバート・ロドリゲス。

そして主人公アリータ役は「メイズ・ランナー」シリーズのローサ・サラザールが務めています。

そのほかオスカー俳優であるクリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリも共演。

アリータの大きな瞳があどけない少女の容姿であるのと裏腹に、最強の格闘スキルを持ち、次々に迫り来る敵たちを圧倒していく姿を刮目せよ!

関連記事

SF映画

アベンジャーズ インフィニティウォー |ネタバレあらすじ感想と考察解説。ラスト結末まで続編エンドゲームに続く“絶望”とは

マーベルコミック原作のヒーロー・チームが 宇宙の危機を救うために戦う「アベンジャーズ」シリーズ第3弾。 宇宙の運命を握る、6つのインフィニティ・ストーンを巡り、最強の敵サノスとの争奪戦を描いた『アベン …

SF映画

映画『モンスターハントレス』ネタバレあらすじと感想評価。ラスト結末までエイリアンハンターの活躍は必見の価値あり!

米軍の特殊部隊vs異星人と巨大宇宙船を描いたSFアクション ブレンダン・ペトリッツォが監督を務めた、2020年公開のアメリカのSFアクション映画『モンスターハントレス』。 カリフォルニアの砂漠地帯に降 …

SF映画

映画『ロボコップ』あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

近未来のデトロイトに蔓延る悪に立ち向かうのはサイボーグ警官?! 母国オランダを飛び出し、ポール・バーホーベン監督の世界観がハリウッドで爆発した傑作SFアクション『ロボコップ』をご紹介します。 スポンサ …

SF映画

ガメラ3 邪神(イリス)覚醒|動画無料視聴はこちら!結末ネタバレと感想も

平成ガメラ3部作の最終作『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』が、6月24日(日)、TOKYO MXにて放送されます。 ガメラの出現によって両親を殺された少女の憎しみが生んだ邪神イリス。その憎しみの念の怪生 …

SF映画

映画『コズミック・シン』ネタバレあらすじ感想と結末の評価解説。ブルース・ウィリスとフランク・グリロが挑む宇宙戦争“回避”ミッション

人類の存亡を懸けた極秘ミッションを描いたSFバトルアクション! エドワード・ドレイクが脚本・監督を務めた、2021年製作のアメリカのSFバトルアクション映画『コズミック・シン』。 人類が火星への入植に …

U-NEXT
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
山田あゆみの『あしたも映画日和』
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学