Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2018/07/17
Update

映画『斬、』キャスト池松壮亮&蒼井優の思い。塚本晋也監督の新作とは

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ


(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

塚本晋也監督が挑んだ初時代劇『斬、』(ざん、) は、2018年11月24日(土)よりユーロスペースほか全国公開

本作品『斬、』の主演は、映画『君が君で君だ』で尾崎豊になりきる男を演じ、女性用の下着姿での熱演を見せ、『万引き家族』では、存在感のある4番さんを好演するなど、独自の演技力を見せつける池松壮亮。

またヒロインには、映画『彼女がその名を知らない鳥たち』で、数多くの主演女優賞を獲得した蒼井優を迎え、最強コンビの共演で贈る作品とは?

スポンサーリンク

その名を世界に知らしめた監督ツカモト

『鉄男 TETSUO』(1989)

イタリアをはじめ、世界のツカモトとして人気と健在ぶりを見せつける塚本晋也監督

1989年の『鉄男 TETSUO』、2002年の『六月の蛇』、2011年の『KOTOKO』などを発表し、世界中に多くの塚本マニアを持つことで知られています。

『野火』(2014)

また、長年温め続けた思いを爆発させた作品といえば、究極の状況下での人間の姿を描き、戦争体験者に聞き取りを行った“恐怖”を映像に焼き付けた『野火』(2014)でも知られています。

その塚本監督が、さらに時代を遡り初の時代劇に挑んだのが『斬、』で、監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた完全オリジナル作品となります。

塚本晋也監督は本作品『斬、』への思いをこのように述べています。

「このたび初めての時代劇に挑戦しました。池松壮亮さんと蒼井優さんを迎え、最高に贅沢な作品となりました。一本の刀を過激に見つめるひとりの若い浪人の姿を通して、過去から今という時代に斬り込んでくる作品になったと思います」

塚本監督の人柄を感じる真摯な姿勢、そして常に今という時代を斬り込む様を感じるメッセージですね。

塚本晋也監督作品『斬、』とは

物語の舞台は、250年にわたり平和が続いてきた 国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期

江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄されるひとりの浪人と彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る衝撃的な作品です。

塚本監督の熱い想いに応えるべく、文武両道で才気あふれる浪人を、渾身のパフォーマンスで演じたのは池松壮亮

2017に主演を務めた『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2017/石井裕也監督)は、各方面から高い評価を受け、今もっとも注目される若手俳優のひとりです。

映画『斬、』の主人公の浪人を演じた池松壮亮

参考映像:池松壮亮主演『君が君で君だ』(2018)

今年2018年もその活躍はとどまる所を知らない池松壮亮

真利子哲也監督のテレビドラマ『宮本から君へ』や、是枝裕和監督の『万引き家族』では数少ないシーンでの出演だが、追い込まれた4番さんを好演しました。

また、松居大悟監督の『君が君で君だ』では、10年ものあいだ尾崎豊になりきり恋する男を熱演するなど、話題作への出演が続き、他に類を見ない難しい役柄を演じる若手俳優として活躍しています。

池松壮亮は本作品『斬、』に対する思いを、このように語っています。

「これまでの俳優人生の中でもかけがえのない作品に出会えたと思っています。この世界の悦びと、同じ数だけある痛みを、11月24日、塚本晋也監督が見せてくれると思います」

俳優人生のかけがえのない作品”とは、大きな期待感をもたせますね。

また、“同じ数だけある痛み”、これは『万引き家族』や『君が君で君だ』でも、“痛み”をスケール感のある演技で魅力的に見せてくれました。

どのように演じたのか、池松壮亮のパフォーマンスに注目しましょう!

映画『斬、』のヒロインの娘役には蒼井優

参考映像:蒼井優主演『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)

また、浪人の隣人である農家の娘を演じるのは、白石和彌監督の『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)や、山田洋次監督作品で活躍し、日本アカデミー賞に4度輝いた演技派女優の蒼井優

蒼井優は塚本作品に出演できることについて、このように語っています。

「15歳の私が映画を好きになったきっかけの1本が、塚本監督の「双生児」でした。その塚本監督の下、3週間という短い期間でしたが、映画作りに本当に大切なものだけに支えられた現場は、私にとってこの上なく幸せでした」

このように映画を好きになったのが監督の作品だと述べた蒼井優は、本作品『斬、』では、不穏な時代に精一杯生きる農家の娘を凛とした美しさで体現しています。

ともに本作『斬、』で初めて塚本組への参加を果たした池松壮亮と蒼井優。彼らのぶつかり合うような演技合戦もこの作品の大きな見どころです。

そのほかの出演に、『バレット・バレエ/BULLET BALLET』(1998)や、『野火』(2014)に続く塚本作品への参加となった中村達也。

そして、本作の監督であり、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』(2016)、庵野秀明総監督『シン・ゴジラ』(2016)など、俳優としても活躍を続ける塚本晋也。

オーディションで多数の候補の中から抜擢された映画初出演の新人、前田隆成などが脇を固めます。

スポンサーリンク

まとめ

塚本晋也監督が挑んだ初時代劇『斬、』(ざん、) は、2018年11月24日(土)よりユーロスペースほか全国公開

監督、脚本、撮影、編集、製作をいつものように一手に臨む塚本晋也監督。

キャストに池松壮亮、蒼井優、中村達也、前田隆成、塚本晋也ほかとなっています。

ぜひ、塚本晋也監督作品の『斬、』をお見逃しなく!

また、最新情報は当サイトでも追ってお知らせいたします。しばし待たれよ!!

関連記事

新作映画ニュース

映画『歌と羊と羊飼い』内容/キャスト/上映館。ゴスペルを歌う日本人を追ったドキュメンタリーが10月公開

映画『歌と羊と羊飼い』は2021年10月から東京・ユーロスペース他にて劇場公開。 黒人キリスト教会ルーツの宗教音楽「ゴスペル」を歌う日本人たち。 彼らはなぜ、ゴスペルを歌うのでしょうか。 ゴスペル音楽 …

新作映画ニュース

映画祭『坪井篤史のカルトdeシネマ』開催日/公開劇場/上映作品。鉄男や狂った野獣などを池袋HUMAXシネマズのスクリーンで見る!

カルト映画の一般化大作戦。「坪井篤史のカルトdeシネマ」7月開催決定! 池袋HUMAXシネマズとシネマディスカバリーズが共同開催。 インディペンデント映画の配信サービス「CINEMA DISCOVER …

新作映画ニュース

映画『ウルフズ・コール』あらすじ/キャスト/公開日/予告動画。フランス発潜水艦アクションが劇場上映!

セザール賞3部門ノミネート(第一回監督作品賞/美術賞)1部門受賞(音響賞)。 新たな極限を突きつける緊迫の潜水艦サスペンス&アクション大作! 昨年開催された「フランス映画祭 2019」で公開 …

新作映画ニュース

映画『アウェイデイズ』あらすじ/キャスト/日本公開日/上映館。実話を基に英国フットボール発祥の文化を描く!

終わりなんだろ?俺たちはもうー。 1979年、ポストパンク時代のマージーサイド。 英国ユース・カルチャーを描いた青春映画の足りなかったピースが遂に埋まります。 (C) Copyright RED UN …

新作映画ニュース

【台風家族】草なぎ剛映画の劇場公開は9月6日から3週間!新井浩文出演も再編集なしにて上映

映画『台風家族』は2019年9月6日(金)より全国ロードショー! 俳優として活躍する草彅剛と『箱入り息子の恋』などで知られる市井昌秀監督が描く、ブラックユーモアたっぷりの家族ドラマ。 それが、2019 …

U-NEXT
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学