第19回田辺・弁慶映画祭の弁慶グランプリは、新鋭・山田純監督作『竜宮の誘い』が受賞!
武蔵坊弁慶の生誕の地とされる和歌山県田辺市で、2025年11月7日(金)から9日(日)にかけて第19回田辺・弁慶映画祭が開催されました。

(C)Yamada Jun/Cinemago
コンペティション部門入賞作8作品の中から、山田純監督の『竜宮の誘い』が、弁慶グランプリを受賞しましたので、ご紹介します。
田辺・弁慶映画祭とは?

(C)田辺・弁慶映画祭実行委員会
田辺・弁慶映画祭は、これまで多くの若手監督作品を選出し、コンペ部門受賞監督や出演俳優たちがその後商業映画で活躍していることから、“インディーズの登竜門”と高い評価を得ています。
第19回田辺・弁慶映画祭は、2025年11月7日から9日までの3日間、和歌山県田辺市の紀南文化会館で開催されました。
コンペティション部門入賞作『ぼくらの宇宙』『竜宮の誘い』『夜中のポップコーン』『名前をつけるのは、これから』『この島に嵐は眠る』『イマジナリーライン』『おとなになりたくなれますように』『インビジブルハーフ』の8作が上映され、最優秀賞の「弁慶グランプリ」を競いました。
映画『竜宮の誘い』とは?

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キャバクラでボーイとして働く若者が裏社会で稼いだ金で野望をかなえていくサスペンス。
主人公の佐藤は、人肉を食べたいという禁断の欲望に取り憑かれた青年。ある夜、勤務先のナイトクラブの裏手のゴミ箱に捨てられていたスマートフォンを拾う。
何気ない好奇心からスマホの中を覗こうするうちに、そこに収められていた写真フォルダーには、惨殺された死体の写真と、持ち主と思われる人物の影が写り込んでいた。
その偶然の発見が、佐藤を犯罪と道徳の崩壊した暗黒の世界へと引きずり込んでいく。深淵に沈むほどに、彼の人肉への渇望は狂気へと変わり、やがて殺人へと手を染めていく。
本作は、カニバリズムと殺人を通して、「法や倫理が取り払われたとき、人間を定義するものとは何か?」という根源的な問いを突きつける。
主人公は食人願望があり、その願望を叶えようとするまでにどのような出来事が起こるのか、ヒッチコック映画張りの演出は、見る者にスリルとユーモアすら与える作品です。
東京で会社員をしながら映画製作に取り組んでいる山田監督は授賞式で、「たくさんの方に関わっていただき1年以上かけて作った作品。本当に驚いています」と話し、今後の作品にも期待が高まります。
山田純監督プロフィール

(C)Yamada Jun/Cinemago
1996年静岡県生まれ。中央大学文学部卒。
在学中に制作した映画『再来の予感/光の子供たち』(2018)がCinema Terminal Gate004にて上映。
卒業後に友人の神戸竜馬監督と共に制作を行った超低予算の短編『脱獄日和』(神戸竜馬監督、2020)が第42回ぴあフィルムフェスティバルにて1次審査通過。
また、2025年5月2・3・4日の三日間に高円寺シアターバッカスで上映が行われた、同大学・同映画研究部出身の間合健介監督の『ひとがたに流れる血』では、撮影・照明・グレーディングを山田純が担当しました。

(C)2025『ひとがたに流れる血』
映画『竜宮の誘い』の作品情報
【公開】
2025年(日本映画)
【監督・脚本】
山田純
【キャスト】
戸張瞬、美南宏樹、伊藤広大、楠本奈々瀬、唯木美里、春歌まりん、加藤亜紀歩、春園幸宏、関淳平、鯉家愛海、悠月アイシャ、古屋美彩、藤原絵里、森りさ、尾形美香、越山深喜、矢部博子、梶谷裕治、寺倉亮太、實川勇介
映画『竜宮の誘い』のあらすじ

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キャバクラ「竜宮城」でボーイとして働く若者・サトウには食人願望がありました。
ある日、勤務先で偶然拾ったスマホをきっかけに、サトウは謎めいた二人組に脅迫され、仕事をさせられるようになりました。
二人組から指示される仕事は運び屋でした。ナニを運ぶのか……。
よく理解できないまま、報酬ももらえたので、サトウは裏社会の稼業に従事することになります。
違法な仕事で金を手にしたサトウは、やがてその稼ぎを用いて、己の野望を果たさんと動き出します。
まとめ

(C)田辺・弁慶映画祭実行委員会
若手登竜門である田辺・弁慶映画祭ももう19回を迎えました。
特別ゲストに”齊藤工監督” を招いた今回の映画祭では、ノミネートの8作品の中から、山田純監督の『竜宮の誘い』が弁慶グランプリに輝きました。
今後の山田純監督の活躍に注目です。
































