扉の向こうには、すべての時間があった──
『君の名は。』『天気の子』新海誠の最新作『すずめの戸締まり』!
『君の名は。』『天気の子』と大ヒット作を手がけ、国内外に多くの人々がその作品に注目し続けるアニメーション監督の新海誠。
そして2019年の『天気の子』以来3年ぶりの監督作となるのが、アニメーション映画『すずめの戸締まり』です。
このたび、『すずめの戸締まり』が2022年秋に全国公開されることが発表。
本記事では本作の作品情報やあらすじなどを紹介していきます。
CONTENTS
映画『すずめの戸締まり』はどんな作品?
『天気の子』以来3年ぶりの新海誠監督作
空前のメガヒットを記録し社会現象にもなった『君の名は。』、それに続く『天気の子』を手がけ、少年少女の物語を美しい色彩と無二の音楽で紡ぎ出す“新海ワールド”で世界を魅力してきたアニメーション監督・新海誠。
その新海監督の『天気の子』以来3年ぶりの監督作となるアニメーション映画『すずめの戸締まり』は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描くロードムービーです。
新海監督が原作・脚本も手がけるほか、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』作画監督の一人である田中将賀がキャラクターデザインを、新海監督作品を多数手がける土屋堅一・丹治匠が作画監督・美術監督をそれぞれ務めるなど、新たな“新海ワールド”の生み出すのにふさわしいスタッフ陣が集結しました。
「開く」のではなく「閉じていく」物語
2021年12月15日開催の『すずめの戸締まり』制作発表記者会見では、同会見に登壇した新海監督が本作がどのような作品であるかについて語りました。
特に本作が扉を「開く」のではなく「閉じていく」物語である理由については、「映画作りはもちろん、仕事にしても、恋愛や家族関係にしても終わらせるほうが難しい」とコメント。
そして「だから可能性が開いていく物語でなく、散らかった可能性を見つめ直して、あるべき手段で閉じていくことで、新しい場所を見つけられるんじゃないか。そういう物語を作るべきなんじゃないか、皆さんが観たいと思っているんじゃないかと思ったんです」と、「閉じる」という行為とそれをテーマにした物語を今描く意味を明かしました。
映画『すずめの戸締まり』のあらすじ
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。
彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。
なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが……。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
──星と、夕陽と、朝の空と。迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった──
不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
映画『すずめの戸締まり』の作品情報
【監督・原作・脚本】
新海誠
【キャラクターデザイン】
田中将賀
【作画監督】
土屋堅一
【美術監督】
丹治匠
まとめ
アニメーション監督・新海誠の『天気の子』以来3年ぶりの監督作『すずめの戸締まり』。
2022年秋の全国公開が発表されたものの、主人公の少女・鈴芽(すずめ)やあらすじ内に登場する「旅の青年」以外にどのようなキャラクターが登場するのか、彼女らを演じるキャストは誰なのかは未だ明かされていません。
また新海監督は『君の名は。』では東日本大震災を、『天気の子』では豪雨水害と日本で起こった災害を描いてきたことからも、『すずめの戸締まり』もまた「災害」が作品のテーマの一つとして描かれるのではと、すでにその内容には注目が集まり続けています。
果たして最新作で、新海監督は何を描くのか。新たな情報の解禁が期待されるアニメーション映画『すずめの戸締まり』は2022年秋に全国公開予定です。