Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2021/07/30
Update

映画『Pure Japanese』あらすじ/キャスト/公開日。ディーン・フジオカ×蒔田彩珠主演のバイオレンス・アクション

  • Writer :
  • 大塚まき

孤独に生きてきた二人が出会ったとき、抑えていた狂気が目覚める。

男の狂気を描く、新たなバイオレンス・アクション・ムービーが誕生しました。


(c)2021「PURE JAPANESE」製作委員会
 
映像・音楽・ファッションなど様々なカルチャーシーンで活躍するディーン・フジオカ(『空飛ぶタイヤ』『海を駆ける』)が企画・プロデュースを手掛け、さらに主演も担う『Pure Japanese』(読み:ピュアジャパニーズ)が、2022年1月28日(金)公開されることが決定しました。

あわせて主演のディーン・フジオカ、ヒロインの蒔田彩珠、松永監督からコメントが届きましたのでご紹介します。

映画『Pure Japanese』について

本作は、『朝が来る』で渾身の演技を披露し、映画界が注目する若手女優・蒔田彩珠(まきたあじゅ)をヒロインに、国内外で数々の映画賞を受賞した『トイレのピエタ』、『ハナレイ・ベイ』の松永大司(まつながだいし)監督によるタッグが実現しました。

松永監督といえば、『ピュ~ぴる』が海外映画祭で大反響を呼び、続く『トイレのピエタ』(2015)で各国の国際映画祭で高い評価を受けてきた。そんな松永大司が監督、脚本は『合葬』の小林達夫による完全オリジナル作品となります。

過去のトラウマを抱えながらアクション俳優として生きる主人公が、両親のいない孤独な女子高生を救う、王道クライム・サスペンス×ボーイミーツガールとして描きつつ、一皮めくると別の一面が見えてくる――。どちらの主人公が本当なのか?主人公の持つ二面性を描く狂気のバイオレンス・アクション・ムービーとなりました。

ディーン・フジオカ/立石大輔役のコメント

参考:ディーン・フジオカ 公式インフォメーション

2018年ドラマ「モンテクリスト伯-華麗なる復讐-」(フジテレビ)出演終了後、それまでの撮影の日々で凝縮してきた異様なエネルギーの渦に、演じ終えた生身の自分が置き去りになった―――。
前に進む為に何をすべきなのか?考え抜いた結果、オリジナルの映像作品を企画・プロデュースする決意をしました。
海外ベースだった頃の自分は、日本に住む事はもう一生ないと思っていました。国籍を変えることも何度か本気で考えたこともあったけれど、その後不思議な力に導かれたとしか言いようのない形で、日本での人生が再スタートしました。しかし、日本社会の洗礼は厳しいものでした。
そもそも現代社会において日本人の定義とは何なのか?血筋か?国籍か?「日本語という“言語OS”が“日本語人”の思考や行動を制御するなら、“言語OS”という存在にとって、個々の人生はただの乗り物に過ぎない」と仮定したら―――?
表向きの礼儀正しさや思慮深さの影にチラつくサディスティックな性質の正体は何なのか、という発想を、社会が持つ一つの側面として結晶化するところからこの企画は始まりました。

数え切れない程の打合せを重ね、脚本を推敲し、松永監督との運命的な出会いに導かれ、コロナ禍中でありながらスタッフキャスト関係者のおかげで無事完成まで辿り着くことができた本作品は、現代日本を舞台にしたアクション映画です。架空の歴史テーマパークとその周辺を取り巻く地域社会を舞台に、忍者/JK/ヤクザなど、アイコニックな日本的要素が詰まっています。

蒔田彩珠/アユミ役のコメント

参考:蒔田彩珠の公式Instagram

松永監督の「トイレのピエタ」を観た時に、私もこんな世界観の中に入ってみたいな、と思っていました。
今回演じたアユミという役は今までに経験したことの無い役で、ストーリーも全く知らない世界の話だったので、どんな撮影になるのか楽しみでした。現場では、ベストのお芝居ができるまで何度も何度もテイクを重ねるので、一つひとつのシーンを大切に演じられました。ディーンさんとは、初めて御一緒させて頂きましたが、アユミと同じ女子高生だった私もドキドキしてしまうほど魅力的な方で、自然とアユミの気持ちになることが出来ました。

監督:松永大司のコメント


(C)祭貴義道

企画、プロデュース、主演であるディーンさんと共に、僕らが住む今のこの日本を、忍者、女子高生、ヤクザ等の要素を用いて野心的に描いた作品です。
自分にとっても大きなチャレンジであるこの作品が、観客の皆さんにどのように届くのか今から楽しみで仕方がないです。

映画『Pure Japanese』の作品情報

【日本公開】
2021年(日本映画)

【監督】
松永大司

【脚本】
小林達夫

【キャスト】
蒔田彩珠、ディーン・フジオカ

映画『Pure Japanese』のあらすじ

アクション俳優として働く立石(ディーン・フジオカ)は、社交性がなく、一方で日本の文化に傾倒している変わった男で、周囲からは距離をおかれていました。

そんな立石が、祖父と暮らしている土地が中国人ブローカーと地元のヤクザに狙われ、執拗な嫌がらせを受けていた女子高生のアユミ(蒔田彩珠)を、偶然に助けることになります。

立石になつくアユミを守るための相手への攻撃を肯定されたことで、過去の撮影現場での事故によるトラウマでバイオレンスに対するリミットをかけていた立石の目に、次第に狂気が宿っていき…。

まとめ

王道のクライム・サスペンスとボーイミーツガールでありながら、人間の狂気的な二面性を描く『Pure Japanese』。

物語に日本のアイコニックな忍者や女子高生、ヤクザなどの要素がどう作用するのかも見どころです。

ディーン・フジオカが企画・プロデュースを手掛けた映画『Pure Japanese』は、2022年1月28日(金)よりロードショーです。





関連記事

新作映画ニュース

映画『最初の晩餐』完成披露試写会リポ!染谷将太や戸田恵梨香らキャストが家族の思い出を語る

染谷将太×戸田恵梨香×窪塚洋介×斉藤由貴×永瀬正敏  日本映画界の実力派が夢の競演! 染谷将太主演、戸田恵梨香、窪塚洋介、斉藤由貴、永瀬正敏など、日本映画界の豪華実力派俳優らが家族になる映画『最初の晩 …

新作映画ニュース

映画『死を告げる女』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。韓国俳優チョン・ウヒ主演のサスペンス・スリラーが日本上陸!

『哭声/コクソン』チョン・ウヒ主演で贈るサスペンス・スリラー “私が殺されたら あなたが報道してください”。死を予告する電話の後、母娘の遺体が発見されます。犯人は誰なのか。なぜ私が選ばれたのか。 看板 …

新作映画ニュース

US版の映画予告編解禁!『ドクター・スリープ』のストーリーに迫った映像に双子の姿も

『IT/イット』スティーヴン・キングが仕掛ける、最大の謎とは。 『IT/イット』の巨匠スティーヴン・キングが、2013年に発表した小説を基に、ユアン・マクレガーが、幼い頃壮絶な惨劇を生き延び、大人にな …

新作映画ニュース

【東京国際映画祭2018】湯浅政明監督のアニメ上映日程とチケット発売情報

10月25日(木)から11月3日(土・祝)まで開催される、第31回東京国際映画祭では『アニメーション監督 湯浅政明の世界』と題し、湯浅政明監督の特集上映が行われます。 ©2017 ルー製作委員会 ©森 …

新作映画ニュース

映画『ハニーレモンソーダ』キャスト実写の菅野芹菜役は堀田真由。演技力の評価とプロフィール紹介

映画『ハニーレモンソーダ』は2021年7月9日よりロードショー 人気アイドルグループSnow Manのラウール主演によるときめき青春ラブストーリー『ハニーレモンソーダ』。 雑誌『セブンティーン』で「読 …

U-NEXT
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学