サン・セバスティアン国際映画祭サバルテギ・タバカレラ部⾨に
深田隆之監督の『ナナメのろうか』が正式出品に!
『偶然と想像』(2021)の助監督をつとめ、2022年6月に初劇場公開作となる『ある惑星の散文』が上映されて、話題になった深田監督。
この度、監督の最新作『ナナメのろうか』が、スペイン最大のサン・セバスティアン国際映画祭サバルテギ・タバカレラ部⾨に正式出品されることとなりました。
2022年9月16日(金)~24日(土)に開催される映画祭に伴い、『ナナメのろうか』は2022年9月10日(土)よりポレポレ東中野にてロードショー!!
予告動画や場面写真の情報も解禁となりました。
サン・セバスティアン国際映画祭について
カンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次ぐ重要な映画祭とされるサン・セバスティアン国際映画祭。
スペイン北東部の都市サン・セバスティアンで開催され、今年で70回目を迎える、スペイン最⼤の歴史ある映画祭です。
2021年、日本からは濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』や、杉田協士監督『春原さんのうた』等が出品され、話題を集めました。
2022年度『ナナメのろうか』が出品されるのは、サバルテギ・タバカレラ部⾨です。
この、“サバルテギ(Zabaltegi)”は、バスク語で“⾃由”を意味し、国、⾔語、⻑編・短編を問わない様々なジャンルの映画が出品される部⾨です。
同映画祭は、2022年9月16日(金)~24日(土)に開催されます。
映画『ナナメのろうか』について
2022年6月の公開された、深田隆之監督の『ある惑星の散文』は、作家性や芸術性の高さが評価され、上映されると大きな話題を呼びました。
それに続くようにして生まれた本作『ナナメのろうか』では、それぞれの”いま”を生きる姉妹の姿を描いています。
オルタナティブな映画表現を追求する深田監督が、本作でもユニークな映像世界を紡ぎ出します。
深田隆之監督のコメント
44分、全フレームに記録された俳優とスタッフの仕事が、海外の観客の目に触れることを光栄に思います。とても小さなチームが毎日家に集まり、それぞれの役割を全うした豊かな日々を思い出します。遠く海を越えて、サン・セバスティアンという土地で新たな観客と出会えるのを楽しみにしています。
映画『ナナメのろうか』の作品情報
【日本公開】
2022年(日本映画)
【監督・脚本・編集】
深田隆之
【撮影】
山田遼
【キャスト】
吉見茉莉奈、笠島智
映画『ナナメのろうか』のあらすじ
改装される予定の祖母の家に来た姉妹、聡美と郁美。
妹の郁美は妊娠し、シングルマザーになる決意をしていました。
2人は家に残された物を片付け始めますが、昔遊んだおもちゃ箱を見つけ、こどもの頃のように遊び始めます。
しかし、お腹の子どもをめぐってお互いの溝が露わになり、2人は家の中ですれ違い、会えなくなってしまいました。
嵐の夜の中、姉妹は暗闇の中でお互いを呼び合います。
まとめ
「二人は家の中で迷子になる」。衝撃的なキャッチコピーのついた映画『ナナメのろうか』。
44分、驚きの映画体験が展開する本作には、世界の映画祭が注目する新たな才能との声があがりました。
期待が高まる深田監督の最新作『ナナメのろうか』は、スペイン最大のサン・セバスティアン国際映画祭サバルテギ・タバカレラ部⾨に正式出品が決定!
どのような内容なのか。本作は2022年9月10日(土)よりポレポレ東中野にてロードショー! 劇場でご覧ください。