映画『凪待ち』は2019年6月28日より絶賛公開中!
監督・白石和彌。そして、俳優・香取慎吾。両雄が初のタッグを組んだ映画にして、震災後の宮城県石巻市を舞台に描かれる重厚なヒューマン・サスペンスドラマ。
それが、2019年6月28日にとうとう劇場公開を迎えた映画『凪待ち』です。
このたび2019年7月6日、TOHOシネマズ六本木ヒルズをはじめ、全国78館での生中継舞台挨拶付き上映イベントが開催されました。
「私たちの暮らす地域でもイベントを行ってほしい!」という全国の映画『凪待ち』ファンの熱い要望に応えるために今回の企画。
中継会場となったTOHOシネマズ六本木ヒルズには、主演を務めた香取慎吾、共演者の音尾琢真、そして白石和彌監督がゲストとして登壇。イベントを盛り上げました。
本記事では、映画『凪待ち』全国78館生中継舞台挨拶付き上映イベントの模様をお届けいたします。
CONTENTS
映画『凪待ち』全国78館生中継舞台挨拶付き上映・イベントリポート
リポート①:登壇者陣が実感した劇場公開後の反響
生中継用のカメラが回る中、香取慎吾、音尾琢真、白石和彌監督が登壇。
香取はTOHOシネマズ六本木ヒルズに駆け付けた人々に挨拶をした後、ライブビューイングという形でイベントに参加しようと全国77館の劇場にそれぞれ訪れた人々に向けてカメラ越しに挨拶しました。
そして、映画『凪待ち』が劇場公開された現在、「映画を観ました!」という感想を人に出会うたびにいただけることが日課になりつつあると告白。これから全国78館に訪れた人々が同時に観ると思うと楽しみで仕方ないとコメントしました。
一方、これまでのPRイベントで見られたファッションとは異なるデニム姿で登壇した音尾は、香取の隣に並び立ったことも相まって「自分がつよポン(草彅剛)になった気分です」とコメント。さらに「そうなると、白石和彌監督は稲垣吾郎さんということになりますね」と音尾が言い加えると、会場は笑いに包まれました。
そして最後に、白石監督は香取と同様に多くの感想を周囲の方々からいただけるようになったことへ感謝の言葉を伝えた上で、香取の盟友である草彅剛からTwitterを通して映画『凪待ち』の感想をもらえたことへの喜びを露わにしました。
リポート②:映画『凪待ち』ファンからの質問コーナー
今回のイベントでは二つのトーク企画が登場。その一つ目の企画として、映画『凪待ち』Twitter公式アカウントでの募集によって寄せられた『凪待ち』ファンからの質問コーナーが行われました。
用意されたタブレットで質問の載せられた無数の投稿をじっくりと見る三人。
特に質問投稿の記入必須条件だった「劇場名」を見た香取は、改めてその劇場に映画『凪待ち』を観ようと訪れた人々が存在することへの感慨深さに浸り、回答する質問のピックアップも忘れ次々と映画館の名前を読み上げてしまいました。
やがていくつかの質問投稿が取り上げられ、「香取から見た、音尾と白石監督の可愛いと思ったところは何か?」という質問に香取は回答。
音尾の可愛いと思ったところには、彼がクランクアップの日に「香取と一緒に写真を撮りたい」雰囲気をそれとなく醸し出した時のエピソードを暴露。恥ずかしい撮影の思い出を明かされてしまい、「バレていたんですね」と音尾は照れ臭そうに笑いました。
また白石監督については、そもそも普段の人柄や行動が可愛い人だとコメント。音尾もそれに大いに賛同しました。
白石は「全国に生中継されているのだから、発言に気をつけた方がいいですよ」と困惑したものの、音尾も、自身が『凪待ち』にて演じた村上が再婚相手ジェニファーの名を呼ぶ際の発音を指導された撮影の思い出を暴露。
当時その様子を目撃していた香取は、自身の演じる主人公・郁男として、香取慎吾として絶対に笑うまいとしていたと明かしましたが、「笑うまいと我慢していた顔をしていましたよ」という音尾の返答に思わず笑っててしまいました。
次に上げられたのは、「物語が終わったその後、香取演じる郁男と、音尾演じる村上は互いに許し合えたのか?」という質問。
「『写真とってください』と言ったのでは?」という音尾の冗談を挟みながらも、香取と白石監督は許し合えるか否かはともあれ、二人はその後何らかの関係を築けただろうと答えました。
そして最後に上げられた質問は、吉田健が演じた勝美の姿に感動された方からの「登壇者陣は30年後、どのようなお爺さんになりたいか?」というもの。
白石監督は、現在のユルユルな性格を踏まえた上で「頑固でいたい」とコメント。また勝美というキャラクターは監督自身が「そういうお爺さんになりたい」という願望の表れでもあると、勝美のキャラクター形成にまつわる秘話を語りました。
一方、「自分は監督に厳しくされた」とボヤきつつも、音尾は「髪をもう少し伸ばしたい」と告白。白石監督作品への出演をきっかけに坊主刈りでの出演依頼が多くなったと、白石監督が自身にもたらしてくれた嬉しい悲鳴について明かしました。
質問コーナーのシメを任されることになった香取は、これまでのダイエットに振り回されてきた生活を振り返り、「ダイエットを気にしない生活をしていたい」と回答。
しかしその回答に対し、音尾は「どのような体型になっているのかは気にした方がいいですよ?」と一言。
何とも言えない空気が流れる中、映画『凪待ち』ファンからの質問コーナー企画は無事終了しました。
リポート③:登壇者陣の七夕にちなんだ“願い事”
二つ目のトーク企画では、イベントが開催された7月6日の翌日、すなわち七夕にちなみ、登壇者陣の現在の「願い事」について語ってもらいました。
音尾は白石監督と自身の愛娘の夏風邪が治ることを祈願。イベントに訪れた人々にも十分注意するしてほしいとメッセージを送るという父親っぷりを見せました。
香取はこれまでにも発言してきた「白石組にもう一度入りたい」が願い事。「監督が『本当に香取慎吾が必要だ』と思った時だけでもいいので、ぜひ呼んでほしい」と白石監督に伝える一方で、白石組の常連俳優である音尾への羨望の思いを明かしました。
最後に回答した白石監督の願い事は二つ。一つは、監督曰く「撮り足りない」という映画をもっと撮ること。そしてもう一つは、映画『凪待ち』をより多くの方に観てほしいことでした。
リポート④:100回を迎えた映画『凪待ち』PRイベント
イベント終盤、MCはこれまでに行われたPRイベントは計22回であり、今回全国78館で同時に行われた生中継舞台挨拶付き上映イベントによって、ついに映画『凪待ち』PRイベントは計100回に到達したと発表。
それに対し、白石監督は7月12日に自身が登壇するkino cinéma 立川髙島屋S.C.館での舞台挨拶付き上映をはじめ、今後もPRイベントを続けていきたいとコメント。
また香取も、お忍びでもいいからPRイベントや劇場に自身も足を運びたいと白石監督の思いに賛同しました。
さらに香取の「お忍び」という言葉に、音尾は今回のイベント前、TOHOシネマズ六本木ヒルズにてお忍びで映画を観てきたことを告白。「やはり大画面で観るべき映画ですよ」と、映画『凪待ち』を劇場で観る価値をアピールしました。
そしてイベントの最後、香取は映画『凪待ち』が劇場公開を迎えたことで多くの人々に観ていただけたものの、「まだこの映画を知らない方、劇場に来れていない方がいる」とコメント。
だからこそ「より多くの人々に見ていただけるように、この作品を羽ばたかせてください」と、全国78館の劇場に訪れた映画『凪待ち』ファンに向けてメッセージを送りました。
映画『凪待ち』の作品情報
【公開】
2019年6月28日(日本映画)
【監督】
白石和彌
【脚本】
加藤正人
【キャスト】
香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー
映画『凪待ち』のあらすじ
ギャンブル依存症を抱えながら、その人生をフラフラと過ごしていた木野本郁男(香取慎吾)。
彼は恋人の亜弓(西田尚美)が故郷である石巻に戻ることをきっかけに、ギャンブルから足を洗い、石巻で働き暮らすことを決心します。
郁男は亜弓やその娘・美波(恒松祐里)と共に石巻にある家へと向かいますが、そこには末期ガンを宣告されてからも漁師の仕事を続ける亜弓の父・勝美(吉澤健)が暮らしていました。
郁男は小野寺(リリー・フランキー)の紹介で印刷工の仕事を。亜弓は美容院を開業。美波は定時制の学校へ。それぞれが、石巻で新たな生活をスタートさせました。
けれども、郁男は仕事先の同僚に誘われたのがきっかけとなり、再びギャンブルに、それも違法なギャンブルに手を染めてしまいました。
やがて些細な揉め事から、美波は亜弓と衝突してしまい、家を出て行ってしまいます。
その後、夜になっても戻らない彼女を郁男と亜弓は探しに行くものの、二人はその車中で口論となってしまい、郁男は車から亜弓を降ろしてそのままどこかへと去ってしまいました。
そして、ある重大な事件が起こります…。
まとめ
全国78館での同時生中継を敢行した今回の上映イベントによって、ついに計100回を迎えた映画『凪待ち』のPRイベント。
香取慎吾、音尾琢真、そして白石和彌監督の意欲的な姿勢は、今後も映画『凪待ち』PRイベントが継続されることを予感させるものでした。
果たして、映画『凪待ち』は今後どのような展開を見せてゆくのでしょうか。
その動向に、ぜひともご注目ください。
映画『凪待ち』は2019年6月28日より絶賛公開中!
石巻市役所では映画『凪待ち』石巻市ロケ地マップを配布!
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