夢はどうして実るのか?愛はどうして実るのか?
第三回未完成映画予告編大賞にて堤幸彦賞を受賞した作品『実りゆく長野』が題名を改め『実りゆく』として映画化されました。
映画制作の夢を描いて上京した八木順一朗監督。芸能事務所タイタンでマネージャーの仕事をしながら作り上げた映画『実りゆく』の公開が、2020年秋に決定。
現役漫才師“まんじゅう大帝国”の竹内一希が芸人を演じる、“実りゆく”青春映画が誕生しました。
CONTENTS
映画『実りゆく』について
参考動画:原作となった『実りゆく長野』
映画『実りゆく』、それは1本の予告編から始まりました。
堤幸彦監督、大根仁監督らを率いる制作プロダクション、オフィスクレッシェンドが主催する「MI-CAN 未完成映画予告編映画大賞」。
未だ存在しない映画の予告編だけを制作し、グランプリには映画化の権利が与えられるという企画です。
2018年に開催された、第三回大会に出品された作品が『実りゆく長野』でした。
監督は芸能事務所タイタンのマネージャー八木順一朗、主演は若手漫才師“まんじゅう大帝国”の竹内一希が務めるという異色作です。
結果は、惜しくもグランプリを逃すものの“堤幸彦賞” と“MI-CAN男優賞”を受賞。
結果が発表されるやいなや、本編を望む声が多数寄せられ、タイタンの代表太田光代の手により、ついに映画化が決定しました。
主演は予告編に続き、まんじゅう大帝国が務め、監督もマネージャーの八木が続投。
田中要次、三浦貴大、小野真弓、山本學といったベテラン俳優陣も集結しました。
さらに本人役として、島田秀平や爆笑問題も出演し、“りんご”と“笑い”の魅力が詰まった映画が、スクリーンを彩ります
監督・八木順一朗のコメント
画像:八木順一朗監督
『どうして実るのか?』
夢、想い、果実…人は人生において、様々なものを実らせようと、生きています。
本作は、自分の夢を実らせようと、まっすぐに突き進む青年が主人公の物語です。私は、以前、仕事の関係で、長野県松川町のりんご農園を訪れました。時期は10月。そこには、真っ赤に実ったりんごがありました。美しいりんごもさることながら、心を打たれたのは、生産者の方が、一つの果実を実らせるために、どれほどの愛情を込めているかということでした。
いつの日にか、りんご農家を舞台に、なにかが“実る”物語を作りたい。
その時、そう心に決めました。それから4年、映画は実りつつあります。
私は、この映画に、まっすぐ愛情を込めました。映画への愛、りんごへの愛、そして、共に作品を作り上げてくれたスタッフさんや役者さんへの愛。その想いは、必ずや見る人へ届くと信じています。
どうか、“実りゆく”映画に、ご期待ください。
監督・八木順一朗のプロフィール
本作『実りゆく』にて脚本と監督を務めた八木順一朗は1988年生まれ、岐阜県出身。
幼少期に観た怪獣映画の影響で、映画監督を志すようにな理、中学2年で家庭用ハンディカムを用い、初めて映画を制作。
以降、高校卒業までに計13本の作品を制作しました。
その後、日本大学藝術学部映画学科監督コースに進学。
大学の卒業制作で監督した映画を機に、現在の勤務先、株式会社タイタンに入社。
以降、爆笑問題、橋下徹、辻仁成、太田光代などのマネージャーを務めています。
2016年には、マネージャーとしてテレビ朝日『お願い!ランキング ゴジラファンNo.1決定戦!』に出場。視聴者投票でゴジラファン1位の座を獲得した。
同じ頃、社内での映像制作事業に着手。日本エレキテル連合、脳みそ夫、まんじゅう大帝国など、若手芸人のライブ映像や、DVD収録用のショートフィルムを制作し始めます。
2016年以降は、NHK『みんなの2020!バンバンジャパーン!』TBS『一番だけが知っている!』テレビ東京『新・美の巨人たち』など、社外のテレビ番組の制作ディレクターとしての活動をスタートさせました。
2018年「第3回MI-CAN 未完成映画予告編大賞」で、監督作『実りゆく長野』が堤幸彦賞を受賞、その後本編の制作が決定。
本作が念願の初監督作品となります。
キャスト・まんじゅう大帝国のコメント
画像:竹内一希
竹内一希のコメント
この度、「実りゆく」の主演を務めさせていただきました竹内一希です。
映画の主演をやることになる人生だとは思ってもみませんでした。この映画を撮るにあたりたくさんの方々に支えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです!今、僕の持っている力をすべて出しました!是非ご覧ください!
田中永真のコメント
「主演」という言葉の音にうっとりしてニッコニコの竹内くんと普段漫才させて頂いてます、田中です。
もっともっと漫才上手になりたいねぇなんて言っていたのは昔の話、竹内くんは冒頭の通りうっとりニッコニコ状態です。マネージャーさんに一喝入れて貰おうと思ったらマネージャーが監督!当事者中の当事者でした。困った困った。そんな映画「実りゆく」、僕も出てますので是非お楽しみに。
まんじゅう大帝国のプロフィール
画像:田中永真
本作『実りゆく』にてキャストを務めたまんじゅう大帝国は、竹内一希と田中永真による漫才コンビです。
学生落語出身で、2016年6月にコンビ結成、2017年4月にデビューを果たしました。
結成直後の「M-1グランプリ2016」にて、アマチュアながら、3回戦進出を果たし話題を集めます。
また、演技力の高さにも定評があり、AOI PRO制作のショートフィルムにも出演。
映画『実りゆく』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督・脚本】
八木順一朗
【エグゼクティブプロデューサー】
太田光代
【キャスト】
竹内一希(まんじゅう大帝国)、田中要次、田中永真(まんじゅう大帝国)橋本小雪(日本エレキテル連合)、三浦貴大、鉢嶺杏奈、小野真弓、島田秀平、爆笑問題(特別出演)/山本學
映画『実りゆく』のあらすじ
長野県のりんご農家の後取りとして生まれた実(みのる)。
母親の死後、父親と2人で農園を切り盛りする実は、週末になると東京へと通い、お笑いライブに出演していました。
りんごに背き、夢に突き進む実ですが、「母親の死後、笑わなくなった父親を笑顔にしたい」という強烈な思いを抱いています。
やがて訪れる、運命の日。人生をかけたステージで、実は夢を実らせることができるのでしょうか…。
まとめ
長野のりんご農家を舞台に、実りゆく親子の愛を捉えた本作。
“どうして夢は実るのか?どうして、愛は実るのか?”という普遍的なテーマを、真っ赤に実るりんごと共に描き出します。
映画監督を志し18歳で上京。日本大学藝術学部映画学科で映画を学び、芸能事務所タイタンで修行を積んだ八木順一朗の第一回監督作品『実りゆく』。
映画『実りゆく』は2020年秋、新宿武蔵野館ほか全国順次公開です。