ドキュメンタリー『21世紀の資本』は3月20日(金)より公開
フランスの経済学者トマ・ピケティによるベストセラー『21世紀の資本』。
本書を映画化した社会派ドキュメンタリー『21世紀の資本』が2020年3月20日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開する運びとなりました。
原作本『21世紀の資本』とは?
参考:トマ・ピケティのツイッター
My new book, Capital and ideology, will be out in French on september 12. Sorry it is a bit long… but very readable and richer than Capital in the 21st century! It will be out in English and other languages in early 2020. pic.twitter.com/XZXE0iSDUq
— Thomas Piketty (@PikettyLeMonde) August 26, 2019
原作は、フランスの経済学者トマ・ピケティが出版し、史上最も重要な経済学書として世界中から称賛を浴びた経済学書『21世紀の資本』。
2014年に日本でも発売され一大ブームを巻き起こしました。
フランスの経済学者トマ・ピケティが出版し、史上最も重要な経済学書として世界中から称賛を浴びた本書。
しかし、700ページという超大作のため、完読が難しいというのも有名な話です。
映画『21世紀の資本』について
参考動画:トマ・ピケティによる『21世紀の資本』の考察
本作は、著者のピケティ自身が監修から出演までこなし、一般の人も五感だけで理解できるよう完全映画化しました。
著名な経済学者とともに、本で実証した理論を難しい数式など一切使わずに映像で表現しています。
映画では、『ウォール街』『プライドと偏見』『レ・ミゼラブル』『ザ・シンプソンズ』などの映画や小説、ポップカルチャーなどをふんだんに使って、過去300年の世界各国の歴史を“資本”の観点から切り取りました。
「働いてもお金持ちになれないのはなぜか?」、「社会の何を変えなければいけないのか?」など、世間に渦巻く格差社会への不満や政治への不信感、誰も正しく教えてくれなかった答えが明らかになります。
映画『21世紀の資本』の作品情報
【日本公開】
2020年(フランス・ニュージーランド合作映画)
【原作】
トマ・ピケティ『21世紀の資本』(みすず書房)
【監督】
ジャスティン・ペンバートン
【監修】
トマ・ピケティ
【日本語字幕】
山形浩生
【キャスト】
トマ・ピケティ、ジョセフ・E・ステイグリッツ
まとめ
本作をいち早く鑑賞したジャーナリストの池上彰からも以下のような推奨コメントが寄せられています。
「本も読んでほしいところだが、まずは映画で現実を直視しよう。いくら働いても豊かになれない秘密を映画は教えてくれる」
本作の鑑賞を熱く推奨している池上彰。
それと同時に、“働いても豊かになれない理由”という恐ろしくも知っておきたい真実が映画に隠されていることが分かりますね。
世間に渦巻く格差社会への不満や政治への不信感、誰も正しく教えてくれなかった答えがこの映画にあります。
映画『21世紀の資本』は2020年3月20日(金)より新宿シネマカリテほかにて全国順次公開。
昭和の高度経済成長や平成のリーマン・ショックの真相にも迫る日本人必見の経済エンターテインメントがついに公開です。