古田新太、ヒステリーで不器用な男を怪演。
『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督による、主演・古田新太、共演・松坂桃李の映画『空白』が、2021年9月23日(木・祝)より公開されます。
公開に先立ち、撮影現場よりメイキング映像が到着、初解禁となります。
映画『空白』のメイキング映像
この度解禁されたメイキング映像。映し出されるのは、日夜撮影が続く緊張感漂う現場。
漁師としての腕はいいものの人生に対して不器用な男・添田充(古田新太)が、或る日突然1人娘の花音(伊東蒼)を失い、唯一の目撃者であるスーパーの店長・青柳直人(松坂桃李)の神経がすり減るほどに追い詰め、被害者の家族である自分が加害者になるまで、周囲の人間を巻き込んでいってしまうという展開の本作。
メインロケ地でもある愛知県の蒲郡市の多大な協力もあり、無事に撮影が完了しました。
充の元妻・松本翔子(田畑智子)、充の弟子として一番近くで充に寄り添う野木龍馬(藤原季節)、花音の担任教師・今井若菜(趣里)、事故加害者の母親・緑(片岡礼子)、そして青柳を最後まで擁護するスーパーの店員・草加部麻子(寺島しのぶ)といった錚々たる顔触れが、現場でぶつかり合い、異様な熱量の高さが感じられる様子が垣間見れます。
また、古田新太本人の撮影当時のインタビューでは、本作について「真相を暴くサスペンスではない」といった本作の見どころなどにも触れています。
映画『空白』の作品情報
【日本公開】
2021年(日本映画)
【監督・脚本】
吉田恵輔
※吉田監督のよしは土となります。
【企画・製作・エグゼクティブプロデューサー】
河村光庸
【音楽】
世武裕子
【キャスト】
古田新太、松坂桃李、田畑智子、 藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶ
映画『空白』のあらすじ
とある中学生の少女がスーパーで万引きを試みます。
店長に見つかり、追いかけられた末に、少女は車に轢かれて死亡してしまいました。
娘のことなど無関心だった少女の父親でしたが、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及。
そのうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化していき……。
まとめ
本作は、第43回日本アカデミー賞三冠を獲得した『新聞記者』(2019)、現実の祖父母殺人事件にインスパイアされた『MOTHER マザー』(2020)、その他、『ヤクザと家族』(2020)など、意欲的・挑戦的なテーマの作品を次々と生み出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画。
『ヒメアノ〜ル』(2016)、『愛しのアイリーン』(2018)、『BLUE/ブルー』(2021)など衝撃とともにその才能を見せつけた吉田恵輔と、河村光庸プロデューサーがタッグを組み、現代の「罪」と「偽り」、そして「赦し」を映し出す吉田恵輔監督・オリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンスです。
日本映画史に残るであろう感動のラストシーンは、吉田監督史上最高傑作との呼び声が高い作品に仕上がっています。
主演・古田新太、共演・松坂桃李の映画『空白』は、2021年9月23日(木・祝)に公開予定です。