映画『科捜研の女-劇場版-』は2021年9月3日よりロードショー
20年以上続くテレビ朝日の人気ドラマシリーズ『科捜研の女』が初の映画化。2021年9月3日(金)より公開されます。
最新の科学捜査テクニックと豊饒な人間ドラマが絡みあう極上ミステリーとして、1999年のスタート以来根強い人気を誇るドラマ『科捜研の女』シリーズ。
京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコを中心に、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、科学を駆使して事件の真相解明に挑むストーリーです。
2019年には1年間のシリーズ放送という偉業にチャレンジし、全話平均視聴率11.6%という好成績を収め話題となりました。
シリーズ初となる本作劇場版では、「世界同時多発“科学者”不審死事件」という難事件に挑みます。
一直線な性格の主人公・榊マリコ役を20年間演じてきた沢口靖子、マリコのバディである土門薫刑事役の内藤剛志をはじめとする、若村麻由美、風間トオルらテレビシリーズのキャスト陣が集結。
史上最強の敵となる天才科学者役で佐々木蔵之介が参加するほか、渡辺いっけいなど歴代のレギュラーキャスト9名も出演します。
ドラマシリーズのメインライターの1人で、『劇場版 名探偵コナン』シリーズなども手がける櫻井武晴が脚本を担当。
監督は、2009年からドラマシリーズの監督を務める、『相棒』『刑事7人』などの演出もしてきた兼崎涼介が務めます。
この記事では主人公・榊マリコ役の沢口靖子について詳しくお伝えしていきます。
CONTENTS
映画『科捜研の女-劇場版-』の作品情報
【日本公開】
2021年(日本映画)
【監督】
兼崎涼介
【脚本】
櫻井武晴
【キャスト】
沢口靖子、内藤剛志、佐々木蔵之介、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、渡辺いっけい、小野武彦、戸田菜穂、佐津川愛美、野村宏伸
【作品情報】
1999年の放送開始から20年以上にわたり、世代を問わず愛されてきたテレビ朝日の人気ドラマ『科捜研の女』シリーズ初の劇場版。
シリーズメインライターの一人・櫻井武晴が脚本をてがけ、テレビシリーズの中心的存在であった兼﨑涼介が監督を務めます。
本作・劇場版では、“科捜研”のスペシャリストである主人公の榊マリコをはじめ、捜査一課の土門刑事、解剖医の風丘教授らが「世界同時多発不審死事件」に挑みます。
京都を皮切りに世界中に拡がる死の連鎖。現代最新科学では絶対に解き明かせないトリックを操る史上最強の敵とマリコたちが対決します。
科学捜査オタクで一直線な性格のヒロイン・マリコを熱演するのは、シリーズ通して20年間演じてきた沢口靖子。
テレビシリーズに続き、内藤剛志がマリコのバディで京都府警捜査一課のたたき上げの刑事・土門に扮します。
シリーズ最強の敵として『超高速!参覲交代』の佐々木蔵之介が参戦。
共演には若村麻由美、風間トオル、金田明夫、渡辺いっけい、小野武彦、戸田菜穂、佐津川愛美、野村宏伸ら豪華キャストが顔を揃えます。
映画『科捜研の女-劇場版-』のあらすじ
京都、ロンドン、トロントの各都市で、「助けて」と叫びながら科学者たちが転落死する事件が発生。
殺人である証拠が一切なく、自殺として処理されようとしていましたが、榊マリコら科捜研のメンバーは半ば強引に捜査を進めます。
やがてマリコたちの捜査線上に、細菌研究で世界から脚光を浴びる科学者・加賀野亘が浮かび上がりますが、彼には鉄壁のアリバイがありました。
死の連鎖を止めるため、マリコたちは難解な謎に挑みますが…。
映画『科捜研の女-劇場版-』榊マリコ役は沢口靖子
参考映像:『ゴジラ』(1984)
映画『科捜研の女-劇場版-』で榊マリコ役を演じる沢口靖子は1965年6月11日生まれの女優。大阪府出身。東宝芸能所属。
1984年に第1回「東宝シンデレラ」で3万1653人の中からグランプリに選ばれ、芸能界入りしました。
同年の映画『刑事物語3 潮騒の詩』で女優デビュー。挿入歌「潮騒の歌」で歌手デビューも果たしました。
1984年の映画『ゴジラ』で、映画新人賞を受賞。挿入歌「さよならの恋人」も担当しています。
1985年のNHK連続テレビ小説『澪つくし』がヒットし、全国区でブレイク。
1995年『ひめゆりの塔』で映画主演女優賞を受賞。
1998年の舞台『蔵』で演劇賞を受賞しています。
1999年10月に『科捜研の女』第1シリーズがスタート。安定した視聴率を誇る人気長寿ドラマとなり、第20シリーズまで放送されています。
映画『竹取物語』『小津の秋』、NHK大河ドラマ『太平記』『新選組!』、ドラマ『検事・霞夕子』、CMなどで活躍中。
名作ジブリ映画『千と千尋の神隠し』では千尋の母の声を務めています。
映画『科捜研の女-劇場版-』はどんな役?
沢口靖子演じる榊マリコは本作の主人公。京都府警科学捜査研究所(=科捜研)の法医担当。
並外れた科学的考察力を持ち、数々の難事件を解決してきました。
真実を解明するためには暴走することもしばしば。
本作では史上最強の敵となる科学者と対峙し、究極の選択を迫られることとなります。
沢口靖子の演技力の評価は
参考映像:『校庭に東風ふいて』(2016)
何年重ねても変わらぬ透明感ある美貌で観る者をひきつけてやまない女優・沢口靖子。
記念すべき第1回「東宝シンデレラ」で見事グランプリを獲得するという華々しいデビューを飾りました。
主演をつとめたNHK連続テレビ小説『澪つくし』は、最高視聴率55.3%の大ヒット。
脚本のジェームズ三木は、当時の沢口の演技があまりうまくなかったことが得難い魅力だったと語っています。駆け出しの女の子が一生懸命がんばっている姿を観て、ハラハラしながら観る側は保護者のような気持ちになっていったそうです。
しかし、終盤にかけて沢口の演技がどんどん良くなり、役と共に成長をみせたと語っています。
関東の娘・かをるを演じるために、関西弁がぬけなかった沢口は家族や友だちに一切電話をしてはいけないと言われて、トイレで隠れて泣いていたといいます。
一方で、ベテランの役者に激しく叱責されても、翌朝一番に駆け寄り大声で挨拶する気丈な姿を見せていたそうです。
1984年『ゴジラ』で日本アカデミー賞新人俳優賞、1995年『ひめゆりの塔』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。
1998年の舞台『蔵』での演技も高く評価され、菊田一夫演劇賞を受賞しています。
関西人らしいコメディセンスの持ち主でもあり、「タンスにゴンゴン」CMでは、パンクロッカーになったり、毒舌のひな人形を演じて周囲をあっと驚かせました。
沢口の代名詞ともいえる『科捜研の女』シリーズは2020年に第20シリーズを迎えた大長寿ドラマ。2019年4月からの初の通年放送も好評を博しました。
沢口は本作『科捜研の女-劇場版-』について、「スクリーンからも情熱が感じられるような作品」とコメント。
「結末まで知っているのですが、事件なのか、事故なのか、一緒に謎解きをする感覚でどきどきしながら観ました。『科捜研の女』の魅力がすべて詰まった集大成の作品になっている」と語っています。
沢口靖子の公式SNSの紹介
残念ながら沢口靖子の公式SNSはみつけられませんでした。
まとめ
1999年の放送スタートから20年以上もの間大きな人気を誇るテレビドラマシリーズ『科捜研の女』が、『科捜研の女-劇場版-』となってスクリーンに初登場。
監督の兼崎涼介、脚本の櫻井武晴はじめ、ドラマシリーズのスタッフが集結。
ドラマスタート時から主演を務める沢口靖子が本作でもヒロイン・榊マリコを熱演しています。
マリコの最高のバディ・土門刑事役にはテレビシリーズから続いて内藤剛志。
シリーズ最強の敵を実力派俳優・佐々木蔵之介が演じます。
若村麻由美、風間トオルらおなじみキャストに加え、渡辺いっけい、戸田菜穂ら歴代レギュラー陣も一丸となって作品を盛り上げます。
注目の映画『科捜研の女-劇場版-』は、2021年9月3日よりロードショーです。