映画『クシナ』は2020年7月24日(金)よりアップリンク渋谷ほか全国順次公開。
鹿宮(カグウ)役の廣田朋菜インタビュー動画
女だけが暮らす山奥の集落を舞台へ、人類学者の女性が現れた事で、村に暮らす母と娘の関係が明らかになっていく映画『クシナ』。
大阪アジアン映画祭2018では、JAPAN CUTS Awardを受賞。北米最大の日本映画祭であるニューヨークのJAPAN CUTSに招待され、独特の感性と映像美によって支えられる世界観は海外レビューでも高い評価を獲得しました。
今回は、村長的存在である鬼熊(オニクマ)の娘で、14歳で妊娠・出産を経験。14歳の娘・奇稲(クシナ)の母親でもある鹿宮(カグウ)役を演じた女優・廣田朋菜のインタビュー動画をご覧ください。
廣田朋菜(ひろたともな)プロフィール
廣田朋菜は鈴木清順監督の映画『オペレッタ狸御殿』(2005)、『猫目小僧』(2006/井口昇監督)、『恋するマドリ』(2007/大九明子監督)、『フレフレ少女』(2008年/渡辺謙作監督)などに出演。
PFFアワード2011入選作『チョッキン堪忍袋』(2011/天野千尋監督)、第4回八王子Short Film映画祭 グランプリ受賞作『悪しき客人』(2016年/田中博巳監督)や“匂いフェチ”の主人公を演じた『タカノの匂い』(2012年/山岡大祐監督)、NHK『トットてれび』(2016年/井上剛監督)、TBSドラマ『ハロー張りネズミ』(2017/大根仁監督)など、大作・話題作に出演。
映画・ドラマ・舞台にPVと様々な映像作品で活躍しています。2020年の10月24日には、第48回 モントリオール・ヌーボー・シネマ、第15回大阪アジアン映画祭正式出品の注目作『VIDEOPHOBIA』(2019/宮崎大祐監督)が公開予定です。。
映画『クシナ』の作品情報
【公開】
2020年(日本映画)
【監督・脚本】
速水萌巴
【キャスト】
郁美カデール、廣田朋菜、稲本弥生、小沼傑、佐伯美波、藤原絵里、鏑木悠利、尾形美香、紅露綾、藤井正子、うみゆし、奥居元雅、田村幸太、小野みゆき
【作品概要】
山奥で独自の文化を築いた、女性しかいない村で暮らす、鬼熊と鹿宮(かぐう)、そして奇稲(くしな)の母娘の姿を、本作が長編デビュー作となる速水萌巴が独特の世界観で描きました。
作品の鍵を握る神秘的な少女奇稲役を、女優の土屋アンナに直接スカウトされ、モデルとしても活躍している郁美カデールが演じています。本作の撮影数日前に、彼女の1枚の写真が速水監督の目に留まったことで、女優デビューを果たしました。
また、奇稲の母親、鹿宮を演じるのはドラマや舞台、MVなどの数多くの作品で活躍している廣田朋菜。
村を統率している鹿宮の母親・鬼熊を『戦国自衛隊』や『ブラック・レイン』など、数々の映像作品で活躍している、小野みゆきが演じています。
映画『クシナ』のあらすじ
人里離れた山奥に存在する、「男子禁制」の女性だけが暮らす村。この村は、村長の鬼熊が厳しい規律を作り、村の秩序を守っていました。
村では大麻を収穫しており、鬼熊だけが唯一村を下りて大麻を売ったお金で、村の女たちが必要とする物を買っていました。
鬼熊には、28歳の娘、鹿宮(かぐう)と、鹿宮が14歳の時に産んだ娘、奇稲(くしな)がおり、一緒に村で生活をしています。
村では外からの情報を全て遮断していましたが、奇稲は廃墟となった山小屋に隠れてウォークマンで音楽を聞くなど、外の世界に興味を持っている様子です。
鬼熊は、奇稲に村の仕事を手伝わせようとするなど、共同体の中に奇稲を入れようとしますが、鹿宮はそれを拒否しているように見えます。
人類学者の風野蒼子は、女性だけが暮らす村の噂を聞き、後輩の原田恵太と村を探していました。
何度も探索を続けましたが、これまで村を探し出す事が出来ておらず、蒼子は半ば諦めかけていました。
ですが、蒼子は山中で奇稲の姿を見かけて、奇稲を追いかけて村に辿り着きます。
「男子禁制」の村に蒼子と共に恵太が入って来た事を、鬼熊は問題視しますが、蒼子達は下山の為の食糧を所持していません。
鬼熊は下山の為の食料が揃うまで、2人が村に滞在する事を許可しますが、鹿宮は強く反対します。
しかし、閉鎖されていた村に部外者を招き入れた事の影響は大きく、特に男性の恵太の存在により、村の女性たちは内面が乱れ始めます…。
映画『クシナ』は2020年7月24日(金)よりアップリンク渋谷ほか全国順次公開です。