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Entry 2019/06/25
Update

映画祭『夏のホラー秘宝まつり2019』が8月に東京・名古屋・大阪で開催!上映作品情報も

  • Writer :
  • 石井夏子

観客参加型ホラー映画祭が全国へ感染拡大!

『ホラー秘宝』は、キングレコードが贈る人気のホラー映画レーベル。そのセレクションの質は、ホラーファンや映画ファンから一目を置かれる存在です。

©2019キングレコード

2014年から、ホラー映画未開の地・キネカ大森にて映画祭『ホラー秘宝まつり』の開催がスタート、多くのホラーファンから“観客参加型のホラー映画祭”として応援され、毎年動員が増え続けています。

そして、6年目の夏を迎えるホラー映画祭のシーズンがやってきました!2019年夏、『夏のホラー秘宝まつり2019』が開催されます。

2019年8月より、キネカ大森(東京)、シネマスコーレ(名古屋)、シアターセブン(大阪)、3都市の映画館で同時開催される本映画祭の概要と上映作品についてお知らせ致します。

映画祭『夏のホラー秘宝まつり2019』開催概要

©2019キングレコード

【映画祭タイトル】
『夏のホラー秘宝まつり2019』

【場所】
東京:キネカ大森 8月23日(金)~9月5日(木)
名古屋:シネマスコーレ 8月24日(土)~
大阪:シアターセブン 8月24日(土)~

【料金(キネカ大森)】
新作:1500円
※新作…『VAMP』『怪談新耳袋Gメン 孤島編』『BEYOND BLOOD』『シオリノインム』『残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う』『星に願いを』

旧作:名画座料金
※旧作(3週目に名画座上映)…『ザ・クレイジーズ』『ドリラー・キラー』

映画祭『夏のホラー秘宝まつり2019』新作上映作品

映画『VAMP』の作品情報(オープニング作品)

©2019キングレコード
【製作】
2019年(日本映画)

【監督】
小中和哉

【キャスト】
中丸シオン、高橋真悠、田中真琴、渡邉翔、俊藤光利、加藤厚成、松沢蓮、早坂季花、北岡龍貴、木之元亮、石田信之、大浦龍宇一、堀内正美

【作品概要】
主演はロシア、中国など海外作品でも活躍する国際派女優・中丸シオンが、『西の魔女が死んだ』(2008)の高橋真悠との激しいラブシーンに体当たりで挑戦した本作は、エロティック&リリカルにして、恐怖が心に突き刺さる“耽美的ダークファンタジー”です。

監督は「平成ウルトラマン」シリーズも数多く手掛け、幅広い作品を世に送り続ける小中和哉。

脚本は『ほんとにあった怖い話』(1991)などで、Jホラーに大きな影響を与えた“小中理論”で知られる小中千昭。

小中兄弟の個性が融合し、多彩な魅力を併せ持つエンターテイメント作品となりました。

映画『VAMP』のあらすじ

©2019キングレコード

父親から虐待を受け続ける女子高生・美以那。

生きる希望を失い自暴自棄に陥った彼女の前に現われたのは謎の美女・苓。

自らを“ヘマトフィリア(血液耽溺者)”と呼び、“生きるに値しない”男たちを殺し、血をすする苓が、傷ついた美以那を導いていきます。 

そんな二人の前に美しきヴァンパイアの影が忍び寄り…。

映画『怪談新耳袋Gメン 孤島編』の作品情報

©2019怪談新耳袋製作委員会 BS-TBS/キングレコード
【製作】
2019年(日本映画)

【監督】
谷口恒平

【キャスト】
田野辺尚人(別冊映画秘宝編集長)、後藤剛(シャイカー社長)、今宮健太、谷口恒平、はち(日本人形)、山口幸彦(キングレコード)

【作品概要】
“怪談新耳Gメン”と呼ばれる中年の男たちが心霊映像を撮影するために、心霊スポットに体当たりの殴り込みをかける、一切のやらせなしのガチンコ心霊ドキュメントシリーズの最新作です。

2018年の『夏のホラー秘宝まつり2018』の人気投票【ホラー総選挙】にて堂々の第1位、グランプリを受賞!

平成から令和になり、「怪談新耳袋Gメン」がますますパワーアップし登場します。

映画『怪談新耳袋Gメン 孤島編』のあらすじ

©2019怪談新耳袋製作委員会 BS-TBS/キングレコード
絶海の孤島にある、おぞましい心霊スポットに突撃ルポを慣行。

周囲から隔絶された、逃げ場なしの孤島は「Gメン」のメンバーを精神的にも肉体的にもギリギリ追い込みます。

なんと「Gメン」現主要メンバーである、田野辺尚人が入院し、これまで『復活編』と『冒険編』の監督をつとめた佐藤周が脱退!?

まさにGメン存続の危機を迎え…。

映画『BEYOND BLOOD』の作品情報

© 2019キングレコード

【製作】
2018年(日本映画)

【監督】
小林真里

【キャスト】
アレクサンドル・アジャ、ベアトリス・ダル、パスカル・ロジェ、アレクサンドル・バスティロ

【作品概要】
総勢22名にも及ぶ映画人・スタッフが総出演したドキュメンタリー映画。

本作は、世界各地のファンタスティックス映画祭で正式招待され、そのユニークな視点からの多角的な検証ドキュメントが、世界のホラ―・ファンを唸らせ話題となり、日本での逆輸入公開が決定しました。

本作を観れば、“ニュー・ウェイヴ・オブ・フレンチホラー”ムーブメントの最前線を体験できること間違いなしです。

映画『BEYOND BLOOD』のあらすじ

© 2019キングレコード

世界中のホラー・ファンを熱狂の渦に巻き込み、ホラーという一大ジャンルの地平線を新たに切り拓いた“ニュー・ウェイヴ・オブ・フレンチホラー”ムーブメント。

10年の時を経た今、当事者や識者の言葉からホラー史に大きな刻印を残したこの重大ムーブメントの意味と隠された秘密、その真実を多角的に検証します。

9.11という未曾有の大事件や封建的なフランス映画界への疑問、フランスのフェミニズム文化など社会問題に切り込んだ多様性に富んだドキュメタリー映画です。

映画『シオリノインム』の作品情報

© 2019キングレコード

【製作】
2019年(日本映画)

【監督・脚本】
佐藤周

【キャスト】
松川千紘、古谷蓮、辻凪子

【作品概要】
幽霊に女性が犯されるというショッキングな題材を描いたエロティック・ホラー。

2018年度のホラー秘宝まつり上映作品「心霊ツアーズ」の出演女性タレントオーディションの際、複数の女性タレントが自分の心霊体験として霊との性的体験があると語った事に発想を得て企画された作品です。

主演は2018年の「心霊ツアーズ」で見事グランプリを獲得し、2019年度の夏のホラー秘宝まつりのイメージガールになった松川千紘。

初ヌード、初セックスシーンに挑戦し、その豊満なボディを大胆に晒して体当たりの演技を見せます。

監督は本作のために人気シリーズ「怪談新耳袋Gメン」最新作の監督を降板してこの作品に臨んだ佐藤周です。

映画『シオリノインム』のあらすじ

© 2019キングレコード

彼氏と別れたばかりの詩織は毎夜、部屋に忍び込んでくる黒い男に犯される夢を見ていました。

そして日ごと、妖艶になっていく詩織。

しかし、ある日詩織はそれが淫夢ではなく、現実に黒い影の男が存在している事に気づき…。

映画『残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う』の作品情報

©STRAYDOG PROMOTION
【製作】
2019年(日本映画)

【監督】
森川圭

【キャスト】
森田亜紀、階戸瑠李、門前亜里、梅村結衣、円谷優希、白石彩妃、藤井奈々、倖田李梨、アイリ

【作品概要】
2015年「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」にてオフシアター・コンペティション部門でグランプリを受賞した『メイクルーム』の第3弾です。

主演は映画『ミスミソウ』(2018)の先生役で怪演し好評を博した森田亜紀。

残念なアイドル役に、2013年ミスFLASHでグランプリを受賞し、映画『新宿スワンⅡ』(2017)『娼年』(2018)などに出演、映画のみならず、舞台、グラビアなど幅広く活躍する階戸瑠李を配し、業界の裏側に鋭く抉りこんで行きます。

監督は1,000本以上のアダルトビデオ作品や『2ちゃんの呪い』(2011)『エクステ娘』(2014)などのホラー映画も手掛けた森川圭です。

映画『残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う』のあらすじ

©STRAYDOG PROMOTION
メイクスタッフの都筑の今日の現場は、ホラー映画。

スタッフもおなじみのメンバーが揃いました。

今回もクセものぞろいの現場に、都築は振り回されっぱなし。

華やかなアイドル業界もその舞台裏(メイクルーム)は、決して派手な世界ではありません。

果たして今回こそ、撮影は無事に終了するんでしょうか…。

映画『星に願いを』の作品情報

©2019キングレコード

【製作】
2019年(日本映画)

【監督】
佐々木勝己

【キャスト】
兼田いぶき、正田貴美佳、尾関俊和、畠山勇樹

【作品概要】
本作は、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」にて上映されました。

若き監督による強烈で過激なバイオレンス描写とカオスな映像表現が話題となった問題作です。

スプラッター/ホラー映画監督の佐々木勝己が描く圧倒的なクライマックスとエンディングに刮目せよ!

映画『星に願いを』のあらすじ

©2019キングレコード

嫌い…嫌い…嫌い…嫌い…。

クソつまんない芸人、クソカウンセラー、あたしをヤったクソ教師、そいつにバカのなり方を教わって親の金で遊び呆けてるクソ学生、そんなバカにもなりきれずただ二酸化炭素を吐き出すだけの空気人間。

そんなバカどもを踏ん反り返って上から見下すクソ野郎とその腰巾着。クソまみれのあたしの人生をさらにクソまみれにしたクソ野郎ども。

徹底的にクソでリアルな登場人物の人生が交錯する群像劇です。

映画祭『夏のホラー秘宝まつり2019』名画座上映作品

映画『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』の作品情報

【製作】
1973年(アメリカ映画)

【監督・脚本】
ジョージ・A・ロメロ

【キャスト】
W・G・マクミラン、レイン・キャロル、ハロルド・ウェイン・ジョーンズ

【作品概要】
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)や『ゾンビ』(1978)など、ゾンビ映画の第一人者として知られるジョージ・A・ロメロ監督の劇場長編映画4作目であるパニック・ホラー。

映画『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』のあらすじ

人間を発狂させる細菌兵器の事故による人々の混乱をセミ・ドキュメントタッチな設定と残酷描写を交えながらの狂人、軍人、生存者の手に汗握る三つ巴で描きます。

映画『ドリラー・キラー マンハッタンの連続猟奇殺人』の作品情報

【製作】
1979年(アメリカ映画)

【監督】
アベル・フェラーラ

【キャスト】
アベル・フェラーラ、キャロリン・マーズ、リチャード・ホワース

【作品概要】
あの伝説的カルト映画が40年の時を経て復活!

『キング・オブ・ニューヨーク』(1990)や『スネーク・アイズ』(1993)などで知られるアベル・フェラーラ監督の劇場長編映画2作目であるスプラッターホラー。

狂気の殺人鬼となる主人公を監督自らが熱演しています。

映画『ドリラー・キラー マンハッタンの連続猟奇殺人』のあらすじ

売れない画家としてうだつの上がらない日々を送っている主人公。

ホラー本に没頭していくうちに次第に現実と狂気の世界との区別がつかなくなっていき、夜な夜な電動ドリルを手に殺人を繰り返していく…。

まとめ

キングレコードが贈る人気のホラー映画レーベル『ホラー秘宝』。

観客参加型のホラー映画祭『夏のホラー秘宝まつり2019』も2019年で開催6年目を迎え、キネカ大森(東京)、シネマスコーレ(名古屋)、シアターセブン(大阪)の3都市で同時開催されるほどファンを増やしています。

上映作品は新作の日本ホラー映画『VAMP』『怪談新耳袋Gメン 孤島編』『BEYOND BLOOD』『シオリノインム』『残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う』『星に願いを』の6本と、ジョージ・A・ロメロ監督『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』とアベル・フェラーラ監督主演の『ドリラー・キラー マンハッタンの連続猟奇殺人』という伝説のホラー名画2本

背筋も凍るホラー映画をスクリーンで鑑賞して、夏の暑さを乗り切りましょう!

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