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Entry 2020/09/04
Update

タイ映画『ハッピー・オールド・イヤー』劇場公開日/上映館。大阪アジアン映画祭グランプリの断捨離ムービーとは?

  • Writer :
  • 石井夏子

第15回大阪アジアン映画祭グランプリ受賞!!

2018年に公開されサプライズヒットとなった『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の製作スタジオGDH559と主演のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが再びタッグを組み第15回大阪アジアン映画祭のグランプリに輝いた、共感度MAXの「断捨離」ムービー『Happy Old Year』(英題)。

(c) 2019 GDH 559 Co., Ltd.

この度、『ハッピー・オールド・イヤー』の邦題で、2020年12月11日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国での順次公開が決定しました。

併せて、ポスタービジュアルも解禁。パステル調の色味を背景にしてゴミ袋を持ち佇むジーンを囲むように、彼女が「断捨離」しようとするアイテムがイラストで描かれる、ポップなビジュアルとなっています。

イラストを手掛けたのは、雑誌や広告など様々なジャンルで活躍する姉妹によるイラストレーターユニットSTOMACHACHE. (ストマックエイク)です。

映画『ハッピー・オールド・イヤー』とは?

動画:第15回大阪アジアン映画祭時の予告編

サプライズヒットが記憶に新しい『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』。

その製作を担った新進気鋭のタイの映画スタジオGDH559が再び、『バッド・ジーニアス』の役名“リンちゃん”の愛称で親しまれるチュティモン・ジョンジャルーンスックジンを主演に迎え、ちょっぴりほろ苦いけれど、誰もが共感すること間違いなしの「断捨離」ムービーを誕生させました。

チュティモン演じる主人公ジーンは、留学先の北欧でミニマルなライフスタイルを学んだデザイナー。帰国後、実家の小さなビルを自分のデザイン事務所に改装することを思い立ち、モノにあふれた家の“断捨離”を始めます。

洋服、アクセサリー、レコード、楽器、写真―友達から借りたままだったモノを返して廻り、元カレの持ち物だったカメラを小包にして送り返すジーン。部屋が整理されていくのと反比例して、モノにまつわる思い出が溢れだし、心は千々に乱れて…。

時は年の瀬、ジーンは新たな気持ちで新年を迎えることが出来るのでしょうか。

第15回大阪アジアン映画祭で最優秀作品賞であるグランプリを受賞。SNS上には主人公に共感する感想とともに一般公開を待ち望む声が続出。

第49回ロッテルダム国際映画祭ではVoices Main Programmeに選出、第10回北京国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されるなど世界からの注目度も高い作品です。

監督を務めるのは、旬なテーマで等身大の若者の心の機微を描いて、国内外で高い評価が寄せられるタイ映画界の新世代旗手、ナワポン・タムロンラタナリット

長編デビュー作『36のシーン』が2012年の釜山国際映画祭でニューカレントアワードを受賞し、第27回東京国際映画祭でも上映。続く二作目『マリー・イズ・ハッピー』はヴェネツィア国際映画祭で上映され、タイ最大手の映画スタジオGTHで制作された『フリーランス』(2015)はタイ・アカデミー賞で8部門を受賞するなど、インディーズとメジャースタジオ双方でフレキシブルに活躍しています。

日本では新作が製作されるたびに、東京国際映画祭と大阪アジアン映画祭のどちらかで必ず上映されてきたためナワポン監督のファンはすでに多くいましたが、本作が待望の正式な劇場公開作となります。

映画『ハッピー・オールド・イヤー』の作品情報

【日本公開】
2020年(タイ映画)

【原題】
ฮาวทูทิ้ง..ทิ้งอย่างไรไม่ให้เหลือเธอ(英題:Happy Old Year)

【監督・脚本・プロデューサー】
ナワポン・タムロンラタナリット

【キャスト】
チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、サニー・スワンメーターノン、サリカー・サートシンスパー、ティラワット・ゴーサワン、アパシリ・チャンタラッサミー

【日本語字幕翻訳】
横井和子

【日本語字幕監修】
高杉美和

映画『ハッピー・オールド・イヤー』のあらすじ

デザイナーのジーン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、スウェーデンに留学しミニマルなライフスタイルを学んで帰国します。

かつて父親が営んでいた音楽教室兼自宅の小さなビルで、出て行った父を忘れられずにいる母、オンラインで自作の服を販売する兄と三人で暮らす彼女は、家を改装しデザイン事務所にすることを思い立ちました。

理想的な事務所にすべく、モノにあふれた家の“断捨離”を進めていくジーン。

一度は全てを手放そうとする彼女でしたが、洋服、レコード、楽器、写真といった友達から借りたままだったモノを返して廻ることに。

友達の反応は千差万別で、なかなか思うように“断捨離”は進みません。

そんな時、かつての恋人エーム(サニー・スワンメーターノン)から借りたカメラを見つけます。

処分に困りながらも小包として送りますが、受取を拒否され返ってきてしまい…。

まとめ

『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の製作スタジオと主演女優が再タッグを組みました。

タイ映画界の新世代旗手監督が紡ぐ、共感度MAXの「断捨離」ムービーがついに劇場公開されます。

映画『ハッピー・オールド・イヤー』は、2020年12月11日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開です。


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