Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2019/12/18
Update

映画『フェイクプラスティックプラネット』あらすじとキャスト。公開日は2月7日よりアップリンク渋谷にて

  • Writer :
  • 大塚まき

この世界は嘘でできている―。

2019年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門に正式出品された映画『フェイクプラスティックプラネット』


(c)Kenichi Sono

本作はスペインで開催されたマドリード国際映画祭2019で最優秀外国語映画主演女優賞を受賞という快挙を成し遂げ、さらにアルゼンチンで開催されたブエノスアイレス・ロホサングレ映画祭2019にも正式出品作品として招待されました。

映画『フェイクプラスティックプラネット』が2020年2月7日(金)よりUPLINK渋谷ほか全国順次公開されることが決定しました。

また、本作品のポスターと予告編が解禁されましたのでご紹介します。

映画『フェイクプラスティックプラネット』について

映画『フェイクプラスティックプラネット』のオフィシャルTwitter

プロデューサー・脚本・監督の三役を務めたのは宗野賢一

前作『数多の波に埋もれる声』(2015)と本作で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のオフシアターコンペティション部門に2作品連続出品を遂げ、現在CM、テレビドラマの監督としても活躍しています。

数年かけて貯金した300万円を予算に完全自主制作で撮影された本作は、監督の映画愛と独特の世界観に満ちた快作となりました。

運命のいたずらに翻弄される主人公シホと25年前に失踪した女優・星乃よう子の二役を演じるのは山谷花純。映画『劇場版コード・ブルー』(2018)で末期がんの女性を“丸刈り”で演じるなど、近年さらなる活躍をしています。

彼女の繊細かつ大胆な感情表現は圧倒的な存在感を持って観客の心に飛び込んできます。

さらにシホを取り巻く数々のクセのある登場人物たちを五味多恵子をはじめとする劇団青年座の個性的な俳優たちが演じています

映画『フェイクプラスティックプラネット』の予告編


この度解禁された予告編は、冒頭に主人公シホが「世の中には説明のつかない不思議な偶然が起こることがある」というナレーションとともに映し出されます

さらにネットカフェで暮らしていること、シホが小さい頃にお父さんとお母さんが交通事故で亡くっていることが明かされます。

一つ不思議なことが起こった」というシホのナレーションから1992年4月9日に失踪した星乃よう子という女優に自分が瓜二つであることがわかり、占い師の元で写真を見せて問いただすシホ。

自分と瓜二つの人物と自分との接点を見つけようと動き出すシホが映し出され、なぜ失踪したのか?その真相は?自分の両親は本当に事故死なのか?という様々な疑問が入り交じる映像となっています。

映画『フェイクプラスティックプラネット』のポスタービジュアル


(c)Kenichi Sono

本記事冒頭に記載した、この度解禁されたポスタービジュアルは、主人公シホが家としているネットカフェの一室で見上げるように視線を向けるシホが映し出されてます。

俯瞰に切り取られた一室のシホとテレビ画面に映し出された地球が「この世界は嘘でできている―――」というキャッチコピーにリンクして、観るものに問いかけてきます。

一体何が本物で嘘なのでしょうか。ぜひその問いを胸に劇場で確とご覧ください。

映画『フェイクプラスティックプラネット』の作品情報


(c)Kenichi Sono

【日本公開】
2020年(日本映画)

【監督・脚本】
宗野賢一

【キャスト】
山谷花純、市橋恵、越村友一、五味多恵子、長谷川摩耶、大森皇、右田隆志

【作品概要】
本作はマドリード国際映画祭2019で最優秀外国語映画主演女優賞を受賞。ブエノスアイレス・ロホサングレ映画祭2019に正式出品されました。

映画『フェイクプラスティックプラネット』のあらすじ


(c)Kenichi Sono

東京でネットカフェ暮らしをする貧困女性のシホ。

ある日、街角で初対面の占い師に「あんた、25年前にも来たね」と言われます。

それはいったい誰だったのか?そのふとした疑問をきっかけに、彼女の「常識」が全て覆される事態に発展していき…。

まとめ

自分と瓜二つの人間が25年前にいた?その真実を知ろうとした時、今までの「自分」が崩れ落ちていきます。

自分はいったい「誰」なのか?運命のいたずらに立ち向かう主人公を描くサバイバルストーリー『フェイクプラスティックプラネット』。

映画『フェイクプラスティックプラネット』は2020年2月7日(金)より UPLINK 渋谷ほか全国順次ロードショーです。

関連記事

新作映画ニュース

映画『凪待ち』感想レビュー。キャスト美波役の恒松祐里が子役から活躍する演技力とは

映画『凪待ち』は、2019年6月28日(金)よりTOHOシネマズ日比谷はか全国ロードショー! 白石和彌×香取慎吾のタッグが世に放つ、2019年6月公開の新作映画『凪待ち』。 2011年3月11日に発生 …

新作映画ニュース

映画『明日に向かって笑え!』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。どんでん返しが笑える復讐劇がアルゼンチンから上陸!

第82回アカデミー賞外国語映画賞受賞作『瞳の奥の秘密』(09)の脚本家エドゥアルド・サチェリ×主演リカルド・ダリンが再びタッグを組む 本国で2019年アルゼンチン映画での動員No.1の大ヒット、さらに …

新作映画ニュース

韓国映画『鬼手(キシュ)』あらすじ/キャスト/公開日。クォン・サンウがヴァイオレンスノワールに挑む!

この男、阿修羅となる―。 クォン・サンウが3か月以上のトレーニングを行い、6キロ以上の筋肉を増量し、体脂肪9%という驚異的な肉体で挑戦し話題となったヴァイオレンス・ノワール『神の一手:ギス編(原題)』 …

新作映画ニュース

『コット、はじまりの夏』あらすじ/公開日/上映館。監督コルム・バレードがベルリン国際映画祭グランプリ作で描く少女の夏休みと“希望”の物語

コット、9歳。 家族がいても孤独な日々におとずれた、“特別な”夏休み。 第72回ベルリン国際映画祭・グランプリ(国際ジェネレーション部門/Kplus)、第95回アカデミー賞・国際長編映画賞ノミネートを …

新作映画ニュース

韓国映画『最も普通の恋愛』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。コンヒョジン×キムレウォンが大人のラブコメで共演!

恋の痛みを知る男女が共感度MAXで贈る、大人のリアルロマンス。 『江南ブルース』のキム・レウォンと、第56回百想芸術大賞においてテレビドラマ部門の大賞を受賞した『椿の花咲く頃』のコン・ヒョジンの豪華共 …

U-NEXT
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学