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Entry 2019/09/03
Update

『アイネクライネナハトムジーク』キャストの本間紗季役は多部未華子【演技力の評価とプロフィール】

  • Writer :
  • 谷川裕美子

映画『アイネクライネナハトムジーク』が2019年9月20日より全国ロードショー!

『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』など数多くの作品が映像化されている大人気ベストセラー作家・伊坂幸太郎

伊坂にとって「初」にして「唯一」の恋愛小説集となる『アイネクライネナハトムジーク』

絶大な支持を誇るシンガーソングライターの斉藤和義との交流から生まれた、伊坂幸太郎書き下ろしの短編2作。これらに新たな4編を加えて、『アイネクライネナハトムジーク』は出版されました。

伊坂からのラブコールにより、監督を務めることになったのは、『パンとバスと2度目のハツコイ』『愛がなんだ』で知られる恋愛群像劇の名手・今泉力哉

映画『アイネクライネナハトムジーク』は2019年9月20日(金)に公開されます。

主演の佐藤役には、正統派俳優ながらも、佐藤らしいナチュラルな人の好さも感じさせる三浦春馬。

相手役には、キュートな魅力にあふれる実力派・多部未華子。

共演には、原田泰造、貫地谷しほりというベテラン演技派に加え、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里らフレッシュな顔ぶれが揃っています。

オール仙台・宮城ロケで撮影され、仙台出身のサンドウィッチマンも特別出演。宮城県では9月13日(金)より先行公開されます。

この記事では、本間紗季役を演じる多部未華子について詳しくお伝えしていきます。

映画『アイネクライネナハトムジーク』の作品情報


(C)2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

【公開】
2019年(日本映画)

【原作】
伊坂幸太郎『アイネクライネナハトムジーク』(幻冬舎文庫)

【監督】
今泉力哉

【キャスト】

三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、成田瑛基、八木優希、こだまたいち、MEGUMI、濱田マリ、貫地谷しほり、原田泰造

【作品概要】

『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』など数々の著作が映画化されてきたベストセラー作家・伊坂幸太郎の小説『アイネクライネナハトムジーク』を原作に、『パンとバスと2度目のハツコイ』『愛がなんだ』の今泉力哉監督が映画化。

主演の三浦春馬、多部未華子に加え、原田泰造、貫地谷しほり、矢本悠馬、森絵梨佳ら豪華キャストが集結しています。

映画『アイネクライネナハトムジーク』のあらすじ


(C)2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

仙台駅前。

大型ビジョンを望むデストリアンデッキでは、日本人初の世界ヘビー級王座をかけたタイトルマッチに、人々が沸いていました。

そんな中、街頭アンケートに立つ会社員・佐藤。ギターの弾き語りに聴き入る本間紗季と目が合い、思い切って声をかけます。

快くアンケートに応える紗季の手には手書きで「シャンプー」の文字。思わず「シャンプー」と声に出した佐藤に、紗季は微笑みます。

劇的な<出会い>を待つだけだった佐藤は、友人の織田から<出会い>の極意を説かれます。織田は美しい由美と結婚し、2人の子どもたちと幸せな家庭を築いています。

一方、佐藤の上司の藤間は、妻と娘に出て行かれたばかりで途方に暮れていました。

<出会い>のない生活を送っていた由美の友人の美奈子は、美容室の常連客の香澄から紹介された、声しか知らない男に恋心を抱き始めています。

そして10年後。織田家の長女は高校生になり、佐藤は、紗季と付き合い始めて10年になっていました。

佐藤は紗季に、意を決してプロポーズをしますが…。

思いがけない絆で佐藤とつながっていく人々が、愛と勇気と幸福感に満ちた奇跡を呼び起こす物語です。

映画『アイネクライネナハトムジーク』本間紗季役は多部未華子

参考映像:『ピース オブ ケイク』(2015)

映画『アイネクライネナハトムジーク』で本間紗季役を演じる多部未華子は、人気実力共にトップクラスの女優です。

1989年1月25日生まれ。東京都出身。ヒラタインターナショナル所属。

小学校5年生の時にミュージカル『アニー』を観て感動し、同作への出演を目指して中学2年生までオーディションを受けていたそうです。

2002年スカウトでヒラタオフィスに所属。

Janne Da Arcの『Rainy~愛の調べ』PV出演で女優デビューし、『HAPPY!HAPPY!スペシャル』でテレビドラマ初出演。

2003年映画『HINOKIO』オーディションで1000人を超える応募の中から、メインキャストに抜擢されます。

『HINOKIO』と『青空のゆくえ』で2005年第48回ブルーリボン賞新人賞受賞。

2007年ドラマ『山田太郎ものがたり』で民放連続ドラマ初出演。

2009年NHK連続テレビ小説『つばさ』オーディションで1593人の中から、主演に抜擢されました。

2010年エランドール賞新人賞受賞。

2011年ドラマ『デカワンコ』で民放連続ドラマ初主演。

そのほか、映画『ピース オブ ケイク』『あやしい彼女』『日日是好日』、ドラマ『ドS刑事』『ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~』『これは経費で落ちません!』など数多くの話題作に出演しています。

2017年には劇場版アニメ映画『それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!』で声優に初挑戦しました。

舞台でも活躍中。2011年に『農業少女』で第18回読売演劇大賞の優秀女優賞と杉村春子賞(新人賞)を受賞しています。

爽やかで個性的な美しさを持つことから、『UQモバイル』『三井アウトレットパーク』などCMでも大人気です。

本作『アイネクライネナハトムジーク』主演の三浦春馬とは、映画『君に届け』やドラマ『僕のいた時間』で共演経験があります。

また映画『フィッシュストーリー』にも出演しており、原作者の伊坂幸太郎作品とも縁があります。

多部の持つキュートな魅力が、本作に華やかな色どりを与えてくれるに違いありません。

映画『アイネクライネナハトムジーク』本間紗季はどんな役?

多部未華子演じる本間紗季は、三浦春馬演じる主人公・佐藤の恋人。

佐藤が仕事で街頭アンケートに立っていた時に、偶然出会ったのがはじまり。

付き合い始めて10年後に、佐藤からプロポーズされますが…。

多部未華子の演技力の評価は

参考映像:『あやしい彼女』(2016)

個性的な美しさと、高い演技力で知られる人気女優・多部未華子。

10代から数々の映画・ドラマに出演。等身大の青春感を演じられる女優として、当初から高い評価を受けていました。

『HINOKIO』と『青空のゆくえ』で2005年第48回ブルーリボン賞新人賞受賞。

2010年『フィッシュストーリー』『つばさ』『不毛地帯』でエランドール賞新人賞受賞。

舞台でも、2011年に『農業少女』で第18回読売演劇大賞の優秀女優賞と杉村春子賞(新人賞)を受賞しています。

2016年、『ピース オブ ケイク』『映画 深夜食堂』で第25回日本映画プロフェッショナル大賞 主演女優賞受賞。

NHKドラマ『ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~』では、物語のゆるやかな世界感を見事に体現し、2017年4月期のコンフィデンス・ドラマ賞主演女優賞を受賞。

故・蜷川幸雄の舞台にも出演。辛口の蜷川が、多部の抜擢を即決したそうです。

強い目力で、圧倒的な存在感を持っていますが、コミカルな演技にも定評があります。

映画『あやしい彼女』では、コメディエンヌとしての才能が開花。美しい歌声も披露し、話題を呼びました。

演技力に定評のある多部未華子が、本作のヒロイン・紗季をどんな魅力あるキャラクターにみせてくれるのか期待が高まります。

多部未華子の公式SNSの紹介

残念ながら多部未華子の公式SNSはみつけられませんでした。

まとめ


(C)2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

時を越えて気づく、<出会い>よりも大切なこと。思いがけない絆が巡りめぐって、奇跡のような瞬間を呼び起こす、10年越しのラブストーリー『アイネクライネナハトムジーク』。

大人気ベストセラー作家・伊坂幸太郎の初にして唯一の恋愛小説を、『愛がなんだ』の今泉力哉監督が映画化しました。

音楽を担当するのは、本作を生み出すきっかけとなったシンガーソングライターの斉藤和義。

実力派俳優の三浦春馬と多部未華子が主演し、演技力ある貫地谷しほり、原田泰造らが共演しています。

ヒロインを演じるのは、三浦や伊坂作品との共演経験を持つ多部未華子。今作でどんな魅力をみせてくれるのか期待が高まります。

映画『アイネクライネナハトムジーク』は2019年9月20日(金)よりロードショーです。



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