10年にわたる構想を経て、伊刀嘉紘の長編映画第1作が公開!
“哲学的ゾンビ”とは、心的内面は持たないものの、通常の人間とは外から区別がつかない状態・存在を指す脳科学用語。
そんな言葉から世界観の着想を得た映画『物体 -妻が哲学ゾンビになった-』は、《哲学ゾンビ》となり殺処分を宣告された妻を取り返すべく、奮闘する主人公の姿を描いた奇想天外アブサード(不条理)ロマンスです。
このたび伊刀嘉紘監督の初長編作『物体 -妻が哲学ゾンビになった-』が、2023年12月9日(土)より池袋シネマ・ロサでの劇場公開が決定しました。
また劇場公開を記念し、ポスタービジュアルと劇中の印象的なシーンを捉えた場面写真が解禁となりました。
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映画『物体 -妻が哲学ゾンビになった-』とは?
主演は映画『ファミリア』(2023)日曜洋画劇場『VIVANT』に出演し、出演作『笑いのカイブツ』の公開も控える注目の俳優・管勇毅。
また《哲学ゾンビ》となり無機質な反射行動を繰り返す妻・亜居を門田麻衣子が演じるほか、ミュージカル『東京リベンジャーズ』で主人公・花垣武道を演じる竹中凌平、舞台『ハーヴェイ』や映画『AIM』(2022)で知られる藤崎卓也、『隣人X -疑惑の彼女-』(2023)『激怒』(2022)など数々の作品に出演する川瀬陽太など実力派俳優が脇を固めます。
脚本・監督を務めたのは、米国ミネアポリスにて研究員職に従事しながら個人映画を作り続け、『100匹目のサル』(2001)『笑う胃袋』(2016)『梅心中』(2004)『渦中のひと』(2005)など数多くの短編作品を発表し、また近年は多数の医療啓発ドラマを手がけてきた伊刀嘉紘。
本作が伊刀監督の初長編監督作となりました。
映画ポスタービジュアル×場面写真が解禁!
このたびの劇場公開の決定を記念し、《哲学ゾンビ》が蔓延る奇想天外な世界観をイメージした映画ポスタービジュアルが解禁。
さらに劇中の印象的なシーンを捉えた場面写真も到着しました。
夫婦で不法投棄の不燃物を集め、慎ましく生活している様子から、殺人犯の不穏な空気感を感じられる場面が捉えられています。
映画『物体 -妻が哲学ゾンビになった-』の作品情報
【日本公開】
2023年(日本映画)
【原作・監督・脚本】
伊刀嘉紘
【キャスト】
管勇毅、門田麻衣子、竹中凌平、藤崎卓也、川瀬陽太、比嘉梨乃、渡部遼介、山田浩、川連廣明、金原泰成、埜本佳菜美、小磯勝弥、井波知子、高越昭紀、川野弘毅、赤山健太、沖田裕樹、鈴木広志、東涼太、土屋吉弘、田中庸介、井手永孝介、青木俊範、しままなぶ、橋本晶子、谷村好-、大谷亮介
映画『物体 -妻が哲学ゾンビになった-』のあらすじ
夫婦で不法投棄の不燃物を漁る悟(管勇毅)と亜居(門田麻衣子)。廃材からオーダーメイド玩具を作りながら、ふたり慎ましく暮らしていました。
そんなある日、意図せず持ち帰った昆虫から未知の寄生体が妻の頭蓋内に侵入。脳を蚕食され、妻はすこしずつ壊れていく……。
じわじわと感染を拡げつつあるこの奇妙な寄生体疾患において、感染者同士は属性を共有しあうという特性がありました。あろうことか、亜居は連続殺人鬼(竹中凌平)の属性を継承してしまいます。
感染から1ヶ月経ち、すべての脳細胞が失われ、自我意識を喪失した亜居は完全なる《哲学ゾンビ》となりました。
改正脳死法に従い、人権を喪失した亜居は一種の危険生物と見なされ、「殺処分」の宣告が下されてしまい……。
まとめ
伊刀嘉紘監督が10年にわたる構想を経て誕生した、初の長編映画『物体 -妻が哲学ゾンビになった-』。
《哲学ゾンビ》が蔓延る世界で、少しずつ壊れていく妻を取り戻すことができるのか……。
そして「私が愛したのはヒトか、モノか」という主人公の問いは、どのような着地点を迎えるのでしょうか。奇想天外アブサード・ロマンスに期待が高まります。
伊刀嘉紘初長編監督作品『物体 -妻が哲学ゾンビになった-』は、2023年12月9日(土)より池袋シネマ・ロサにて劇場公開です。