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Entry 2019/03/18
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ミミ・レダー監督が映画への想いを語る。『ビリーブ 未来への大逆転』インタビュー映像解禁

  • Writer :
  • 石井夏子

ミミ・レダーが監督オファーに身震い

2019年3月22日(金)にOHOシネマズ日比谷ほか全国公開される映画『ビリーブ 未来への大逆転』。

本作で描かれるのは、85歳の今なお、現役の米最高裁判事として活躍する女性、ルース・ギンズバーグの若かりし弁護士時代の物語

『ディープ・インパクト』(1998)で映画界の新時代を築いたミミ・レダー監督が、時代を変えた女性ルース・ギンズバーグの物語を描きました。

ミミ・レダー監督が本作への、そしてルース・ギンズバーグへの想いを語ったインタビュー動画が届きましたのでご紹介します。

映画『ビリーブ 未来への大逆転』ミミ・レダー監督インタビュー映像

本作の監督を努めたミミ・レダーは、人気ドラマ「ER/緊急救命室」など、数々の人気TVドラマを手がけ、過去にはエミー賞も獲得している実力派。

数々の実績を認められ、1998年に監督に抜擢された映画『ディープ・インパクト』が世界的に大ヒット

女性に与えられるチャンスが少なかった時代、ハリウッドの中でも希少な女性映画監督としてのキャリアをスタートさせた、先駆者的存在です。

しかし、実は、ルース同様に「女性だから」という理由で苦境に立たされた経験が多いのだとか。

そんな彼女が本作を撮るのはまさに運命でした。


© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

解禁されたインタビューでは、オファーが来た時のことを「あまりの感激で一瞬身がすくんだ。まるで夢のような話よ。それほど身近なテーマだったのよ。」と振り返っています。

脚本を読んだ際には、逆境の中でも自分の夢を実現させると同時に、男女平等や女性の人権運動のために戦う強い女性の物語を伝えなければ、と心を動かされ、ルースの物語に強く共感したのだとか。

「ルースは現代女性の先駆者よ。1950年代に23歳で法律家の道を歩み始めた。娘と夫がいるハーバード法科大学院生なんて当時は前代未聞よ。」とルース本人について語ります。

ルースが挑んだ男女平等裁判に対して、「性差別が初めて違憲とされた裁判よ。面白いことに女性ではなく独身男性が原告だった。この裁判に勝訴して多くの法律が変わった。世界が変わったのよ。あの闘いのおかげで現在の私たちがいる。」と明かすなど、世界に影響を与え続けた一人の女性ルース・ギンズバーグを心から尊敬していることが感じられます。


© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

自分が監督になれたのもルースのおかげ、と断言するレダー監督。

本作が公開されることで「自分にもできると観客に思ってほしい。どんな小さなことでもいい。この世界をよくするために、ルースを見習いたいものね。」と明かし、「ルースは後世のために闘った。トランプ政権によって彼女の功績が脅かされている。だから…今だからこそ必要とされる映画よ。」と強く訴えました。

ルース同様、女性として、母親として、妻としての顔を持ちながら、映画監督としての道を歩み続けてきたレダー監督。

女性であることで苦い経験をしてきた逆境をもバネにして、未来を信じ、今を変えようと立ち上がった女性ルース・ギンズバーグの勇気溢れる姿を力強く描き出しています。

映画『ビリーブ 未来への大逆転』の作品情報


© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

【公開】
2019年(アメリカ映画)

【原題】
ON THE BASIS OF SEX

【監督】
ミミ・レダー

【キャスト】
フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、キャシー・ベイツ

【主題歌】
KESHA『Here Comes The Change』(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)

【作品概要】

『博士と彼女のセオリー』(2015)でアカデミー賞主演女優賞ノミネート、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)で主演を務めた、フェリシティ・ジョーンズが正義と平等のために戦い続ける不屈の精神を持った女性・ルース・ギンズバーグを熱演。

そして、全女性の“理想のパートナー”と言っても過言ではない、最高の旦那・マーティンをアーミー・ハマーが演じたほか、オスカー女優キャシー・ベイツも伝説の弁護士役として登場します。

監督は『ディープ・インパクト』(1998)のミミ・レダーが務めました。

映画『ビリーブ 未来への大逆転』のあらすじ


© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグ。

「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学します。

1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人で、女子トイレすらありませんでした。

家事も育児も分担する夫のマーティンの協力のもと首席で卒業しますが、女だからというだけで雇ってくれる法律事務所はありません。


© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

やむなく大学教授になったルースは、1970年代になってさらに男女平等の講義に力を入れます。

それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティンがある訴訟の記録を見せました。

ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出ますが…。

まとめ

2019年3月22日(金)にTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開される映画『ビリーブ 未来への大逆転』。

ミミ・レダー監督が「彼女のおかげで映画監督になれた」と語るルース・ギンズバーグとはどのような人物なのか、その人生と戦いを描きました。

フェリシティ・ジョーンズが演じるルースと、アーミー・ハマーが演じる夫のマーティン、ふたりの仲睦まじさにも注目です。

ルースと、レダー監督が織りなす、今こそ必要な映画『ビリーブ 未来への大逆転』を、ぜひ劇場でご覧下さい。

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