Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2021/04/01
Update

映画『アフリカン・カンフー・ナチス』あらすじ/劇場公開日/上映館。カルト的ブームのB級トンデモ作品がスクリーンにやってくる!

  • Writer :
  • 石井夏子

悪を砕く拳はガーナからやって来る。
前代未聞のポリティカル・カンフー・アクション!

ネットを中心にカルト的ブームを巻き起こしていた映画『アフリカン・カンフー・ナチス』

課金制で限定配信されたAmazonでは高得点と高評価を叩き出しました。

(C)2020 BUSCH MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED

日増しに強まるファンからのリクエストにこたえ、ついに2021年6月12日(土)より、シアター・イメージフォーラム他にて劇場公開することが決定しました。

また、ポスタービジュアルと場面写真も解禁されましたのでご紹介します。

映画『アフリカン・カンフー・ナチス』について

(C)2020 BUSCH MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED

第二次大戦後、実は生き延びていたヒトラーと東條英機が、連合軍の手をかいくぐり逃げ延びた先のガーナで現地の人々を制圧、世界征服のための最強武闘会を開催する。この突拍子もないストーリーの本作が生み出されたのは、二年前のことでした。

日本在住のドイツ人監督セバスチャン・スタインは、溢れる情熱と発想だけを手にアフリカへ乗り込み、ガーナのジョージ・ルーカスとして知られる伝説的監督「ニンジャマン」とタッグを組んで、まさかの映画化を実現させてしまいます。

そして日本で行われたプレミア上映会は超満員の大盛況!

課金制で限定配信されたAmazonでは、5点満点のユーザーレビューで4.3という驚異的な高評価を叩き出し、「大爆笑!」「歴史に残るB級」「やりたいことを全力でやった映画」「こういう映画を観たかった」と大絶賛コメントが乱舞。

残虐非道なヒトラーを演じるのは、監督であるセバスチャン・スタイン本人。

監督の友人であり、普段は相模原で便利屋を営む一般人、秋元義人も「なんでもやる便利屋だから」とガーナまで渡ってカラテの達人=東條英機を熱演

そして、主人公アデーを演じるクワク・アドゥやサミュエル・アサンテら、ガーナ人の卓越した身体能力が生み出すド迫力のカンフーアクションは超本格的で、カンフー映画ファンならずとも魅了されてしまうはずです。

さらに、日本語字幕が「関西弁」仕様になっているなど、随所に遊び心も満載されています。

(C)2020 BUSCH MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED

本作は、世界征服を目論むヒトラーと東條英機が、アフリカの人々を新たな人種「ガーナ・アーリア人」として洗脳し、それに対し地元のカンフー道場に通うぐうたらな青年が一念発起して立ち向かうという、「一見完璧なB級映画」。

悪しき植民地主義者を叩きのめすブルース・リー主演の『ドラゴン怒りの鉄拳』を思わせ、さらにジャッキー・チェンの『酔拳』へのオマージュなど、カンフー映画スピリットを正しく継承した新たなアクションであると共に、現代に蔓延る搾取構造や力を崇める権力者達の姿を滑稽に描き出しており、言いたいことも言えないこんな世の中をぶっ飛ばす、気分爽快な快作でもあるんです。

映画『アフリカン・カンフー・ナチス』ポスター・ヴィジュアル

(C)2020 BUSCH MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED

今回お披露目となったのは、メインキャラクターと「燃えよ、アフリカン拳(ルビ:カンフー)」というパワーワードが配置された劇画タッチの迫力溢れる新ポスター・ヴィジュアル。

また主人公アデーをはじめ、ヒトラー、東條、ゲーリングなどの主要キャラクターや、アフリカ大陸最強を決める熱い武道会の様子が分かる場面写真も解禁されました。

映画『アフリカン・カンフー・ナチス』の作品情報

(C)2020 BUSCH MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED

【日本公開】
2021年(ガーナ・ドイツ・日本合作映画)

【原題】
African Kung-Fu Nazis

【監督】
セバスチャン・スタイン、ニンジャマン

【キャスト】
エリーシャ・オキエレ、マルスエル・ホッペ、秋元義人、ンケチ・チネドゥ、セバスチャン・スタイン

【日本語字幕】
Kurofin Blackchang

映画『アフリカン・カンフー・ナチス』のあらすじ

(C)2020 BUSCH MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED

第二次大戦後、ヒトラーと東條英機はまだ生きていました。

彼らは逃げ延びた先のガーナを制圧すると、空手と魔術的パワーを持つ日独同盟旗「血塗れの党旗」を用いながら現地の人々を新たな人種「ガーナ・アーリア人」として洗脳し、世界を侵略するための拠点を築いていきます。

圧政の中、心優しき地元の青年アデーは、ヒトラー達に地元のカンフー道場を潰され、愛する恋人を奪われてしまいました。

復讐を誓うアデーは最強のカンフーを習得するため、過酷な修行に身を投じていきますが……。

まとめ

(C)2020 BUSCH MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED

ヒトラーと東條英機がアフリカで世界征服のための武闘会を開催!?

一度見れば、一生忘れられない作品になることは間違いなしの本作を、ぜひ劇場で味わいに来てください。

映画『アフリカン・カンフー・ナチス』は、2021年は6月12日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて公開です。

関連記事

新作映画ニュース

映画『UGLY アグリー』キャスト主演に海道力也を起用。金本真吾監督が渾身作としてタッグで挑む【制作応援プロジェクト】始動!

圧倒的な暴力と狂気の世界観で描く問題作! 某有名アニメのブラックパロディとして作られ、話題を呼んだ『ドスえもん』の金本真吾監督と海道力也主演コンビによる最新作長編映画『UGRY アグリー』の制作プロジ …

新作映画ニュース

映画『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』日本公開日/上映館/本編動画。名曲誕生の瞬間を捉えたドキュメンタリー

世界を牽引するバンド“オアシス”のリアム・ギャラガー その成功と挫折、ソロアーティストとしての復活までを克明に映す。 英国ロックバンドのトップを走り、伝説となったバンド「オアシス」のメンバー、リアム・ …

新作映画ニュース

映画『花と雨』あらすじ。キャストの笠松将がSEEDAの分身を演じる【東京国際映画祭スプラッシュ部門出品】

笠松将主演で日本のHip Hop界の寵児・SEEDAの歴史的名盤を映像化。 日本のHip Hop界で歴史的名盤と言われるSEEDAのアルバム「花と雨」を原案とし、新進俳優、笠松将が主演を務める映画『花 …

新作映画ニュース

映画『場所はいつも旅先だった』あらすじ/公開日/上映館。松浦弥太郎の初監督ドキュメンタリー

世界5カ国・6都市でロケを敢行したエッセイ集のような作品 文筆家・書店オーナー・「暮しの手帖」元編集長など様々な肩書きを持つ松浦弥太郎が初めて監督した劇場用映画。 (c)Mercury Inspire …

新作映画ニュース

『ブレットトレイン』原作ネタバレあらすじ感想と結末評価。マリアビートルの意味と映画キャストは誰を演じるかを解説⁈

伊坂幸太郎による小説『マリアビートル』が『ブレット・トレイン』という邦題で2022年9月1日(木)全国公開。 2010年に角川書店から出版された小説『マリアビートル』は、東京から盛岡へと向かう東北新幹 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学