Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2023/02/16
Update

映画『aftersun/アフターサン』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。A24配給のシャーロット・ウェルズ監督作品の場面写真解禁!

  • Writer :
  • 大塚まき

注目作『aftersun』が邦題『aftersun/アフターサン』として、2023年5月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほかにて全国公開決定!

20年前の夏――11歳のソフィが若き父親と過ごした、宝物のような思い出。

この度、第76回英国アカデミー賞®主演男優賞&英国アカデミー賞4部門にノミネートされている『aftersun/アフターサン』の日本公開が決定しました。


(C)Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022

『aftersun/アフターサン』が、2023年5月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほかにて全国公開されます。

スポンサーリンク

映画『aftersun/アフターサン』について


(C)Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022

11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父親と同じ年齢になった彼女の視点で綴る本作。

2022年カンヌ国際映画祭・批評家週間での上映を皮切りに評判を呼び、話題作を次々と手がけるスタジオA24が北米配給権を獲得。

昨年末には複数の海外メディアが<ベストムービー>に挙げ、毎年映画ファンが注目するオバマ元大統領のお気に入り映画にも選出されるなど、本年度を代表する1本となりました。

その波はアワードシーズンを迎えてなおも押し寄せ、父親を演じたポール・メスカルがアカデミー賞主演男優賞のノミネートを果たします。

脚本・監督は、瑞々しい感性で長編デビューを飾った、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ

ソフィ役には半年にわたるオーディションで800人の中から選ばれた新人フランキー・コリオ

愛情深くも繊細なカラムには、ドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが抜擢されました。

また、A24製作、2017年の第89回アカデミー賞作品賞など3冠に輝いた『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスが脚本に惚れこみ、プロデューサーに名乗りを上げています

多くを語らず、ミニマリスティックな演出で観る者に深い余韻をもたらす本作は、誰しもの心の片隅に存在する大切な人との宝物のような記憶を揺り起こします。

陽光注ぐ浜辺、日焼け止めの香り、大きな波音、そして今も残る父親の手の感覚…。

クイーン&デヴィッド・ボウイの「アンダー・プレッシャー」やブラーの「テンダー」などのヒットソングに彩られながら、まばゆさとヒリヒリとした痛みを焼きつける、いつまでも忘れ得ぬ一編となることでしょう。

映画『aftersun/アフターサン』の場面写真


(C)Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022

この度、併せて解禁となった場面写真には、20年前にソフィが父親とともに過ごしたひと夏のかけがえのない思い出が切り取られています。

若くして父親になったカラムと、思春期真っ只中のソフィはまるで年の離れた兄妹にも見えます。


(C)Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022

トルコのリゾート地のキラキラした水面、移動のバスの中、片時も離れたくないとばかりに父の腕をぎゅっとつかむソフィ、娘を愛おしそうに見つめるカラムの視線など、宝もののような記憶が紡がれている、エモーショナルなカットが並んでいます。

スポンサーリンク

映画『aftersun/アフターサン』の作品情報


(C)Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022

【日本公開】
2023年(イギリス・アメリカ合作映画)

【原題】
aftersun

【監督・脚本】
シャーロット・ウェルズ

【キャスト】
ポール・メスカル、フランキー・コリオ、セリア・ロールソン・ホール

映画『aftersun/アフターサン』のあらすじ

トルコの陽光降り注ぐリゾート地。11歳のソフィが父親と過ごした、宝物のような夏休み。

20年後、記憶の断片を手繰り寄せたソフィは、あの夏の父を「再生」します。

11歳の夏休み、思春期のソフィ(フランキー・コリオ)は、離れて暮らす31歳の父親・カラム(ポール・メスカル)とトルコのひなびたリゾート地にやってきました。

まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、ふたりは親密な時間をともにします。

20年後、カラムと同じ年齢になったソフィは、懐かしい映像のなかに大好きだった父との記憶を手繰り寄せ、当時は知らなかった彼の一面を見出してゆきます……。

スポンサーリンク

まとめ


(C)Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022

11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした、宝物のような夏休みの20年後、かつての父と同じ年齢になった彼女の視点で綴る『aftersun/アフターサン』。

大切な人との大切な記憶を長編監督デビュー作のシャーロット・ウェルズがエモーショナルに描き出します。

『aftersun/アフターサン』は、2023年5月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほかにて全国ロードショーです。

関連記事

新作映画ニュース

映画『ホムンクルス』キャスト主役の名越進は綾野剛!演技力の評価とプロフィール紹介

サイコミステリー『ホムンクルス』は2021年4月2日公開 山本英夫原作の国民的カルト漫画を、『呪怨』シリーズ、『犬鳴村』など国内外で活躍する日本ホラー界の巨匠・清水崇監督が綾野剛を主演に迎え実写化した …

新作映画ニュース

韓国映画『EXIT』の日本公開情報。ユナとチョ・ジョンソクが超高層ビルに登り走る予告解禁!

韓国で940万人を動員した大ヒットサバイバル・パニック映画が早くも上陸します。 2019年夏に韓国で公開され、940万人以上の動員を突破したサバイバル・パニック映画『EXIT』。 ⓒ 2019 CJ …

新作映画ニュース

野尻克己監督『鈴木家の嘘』で第23回新藤兼人賞「金賞」を獲得!巨匠の背中を追いつつ抜かすと決意を明かす

野尻克己監督が長編デビュー作品『鈴木家の嘘』は、突然訪れた長男の死によって巻き起こる家族の混乱と再生テーマにを、ユーモアを交えた作品。 映画『鈴木家の嘘』が新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか公開中で …

新作映画ニュース

映画監督アディナ・ピンティリエが話題作『タッチ・ミー・ノット』へコメント!劇場公開は7月4日より

映画『タッチミーノット~ローラと秘密のカウンセリング~』は2020年7月4日(土)より公開。 第68回ベルリン国際映画祭にて金熊賞〈最高賞〉と、最優秀新人作品賞を受賞したアディナ・ピンティリエ監督作『 …

新作映画ニュース

映画『凪待ち』生中継舞台挨拶付き上映決定。劇場公開後も全国各地のファンに応えるイベントを!

映画『凪待ち』は2019年6月28日より、TOHOシネマズ日比谷を皮切りに全国ロードショー公開! 監督・白石和彌。そして、俳優・香取慎吾。両雄が初のタッグを組んだ映画にして、震災後の宮城県石巻市を舞台 …

U-NEXT
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
山田あゆみの『あしたも映画日和』
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学