「人は生まれ変わることはできないのか?」という問いから生まれた「再生」の物語。
映画『「16」と10年。遠く。』が、2021年5月15日(土)より池袋シネマ・ロサにて公開が決定しました。
『三つの朝』『アンチポルノ』『シスターフッド』『ふたり』『海辺の途中』などに出演、ヌードモデル・女優として活躍する兎丸愛美と、
『COCKROACH』『多日想果』で数多くの映画祭に入選し話題を呼んだ大門嵩による、男女W主演作品となります。
監督・脚本は本作が劇場公開デビューとなる川延幸紀。
上映へ向けたクラウドファンディングでは目標金額の1,000,000円を達成した話題作が、この春スクリーンに登場します。
映画『「16」と10年。遠く。』について
本作は、東京と新潟を舞台に、高校時代と26歳の2つの時間軸が交差する10年越しの「再生」のストーリー。
200kmの距離を往復し1年間に渡って撮影された本作では、鮮やかな四季の中、孤独と共に彩りを失っていく幼馴染の男女の心が繊細に描かれていきます。
「10年を経て失ったもの」と「10年間抱え続けたもの」。高校時代のイノセンスとその喪失を見事に演じきったのは、俳優から監督、プロデューサーなど映像業界で幅広く活動する大門嵩。
ヒロイン雪那を演じるのは、19歳当時「自分にしかないものを残すため遺影を撮った」という兎丸愛美。雪那の「生まれ変わりたい」という気持ちに自分自身を重ねたという等身大の演技も見所です。
映画『「16」と10年。遠く。』の作品情報
【日本公開】
2021年(日本映画)
【監督・脚本】
川延幸紀
【キャスト】
大門嵩、兎丸愛美、三江彩花、森脇なな、金子寧々、奥居元雅、大山真絵子、真柴幸平、森恵美、壱の木成、齋藤博之、宇田川さや香、赤松真吾、藤入鹿、花、細川佳輝、白奈里渉、真衣、村松えり、水沢有礼、佐田淳、田村宗慈、ぱいぱいでか美
映画『「16」と10年。遠く。』のあらすじ
中学三年生の冬に両親が他界し、地元の大地主に養子として引き取られた雪那(ゆきな)は、高校生活が始まると同時に学校を休みがちになります。
雪那の異変に気付いた幼馴染の同級生・馨(かおる)は、雪那を取り巻く現実を知り自分の無力さに苛まれていました。
16歳の夏。田舎町を少し外れた夕暮れの道路で、雪那は交通事故に遭ってしまいます。彼女が目を覚ましたと聞き病院に駆けつけた馨が目にしたのは、記憶を失った幼馴染の姿。
他愛ない会話が弾む休み時間。いつもと同じメンバーで過ごす放課後。当たり前に続くはずだった時間が二人に訪れることはありませんでした。
10年の歳月が経った冬の東京。喪失感と後悔を胸に秘めたまま、一人暮らしていた馨は、偶然雪那と再会。
「私と一緒に、嘘をついてくれませんか?」
全てを抱えたまま生きてきた青年が、全てを忘れてしまった幼馴染と再び故郷へ帰ります。ひとつの嘘と共に…。
まとめ
東京に加え、新潟県南魚沼市、十日町市を主な舞台に、新潟フィルムコミッションの全面協力の元、1年間を通して撮影が行われた本作。
鮮やかな四季の中、孤独と共に彩りを失っていく幼馴染の男女の心が繊細に描かれていきます。
兎丸愛美と、大門嵩のW主演映画『「16」と10年。遠く。』は、2021年5月15日(土)〜5月21日(金)に、池袋シネマ・ロサにて1週間レイトショーです。