Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ラブストーリー映画

Entry 2018/07/22
Update

映画『センセイ君主』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

  • Writer :
  • 村松健太郎

映画『センセイ君主』は、2018年8月1日より全国ロードショー

映画化もされた『ヒロイン失格』で知られる幸田もも子の同題ベストセラーコミックを『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督&浜辺美波のコンビで映画化。

ヒロインが恋焦がれる数学教師に竹内涼真が登場!主題歌は人気KPOPユニットTWICEが初めて映画主題歌を担当しています。

さらに『キミスイ』繋がりである大物女優がワンシーンだけのカメオ出演をしていますよ!

スポンサーリンク

映画『センセイ君主』の作品情報


(C)2018 「センセイ君主」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

【原作】
幸田もも子

【監督】
月川翔

【挿入歌】
ジュディアンドマリー『OVERDRIVE』

【主題歌】
TWICE『I WANT YOU BACK』

【キャスト】
竹内涼真、浜辺美波、佐藤大樹、川栄李奈、新川優愛、福本莉子

【作品概要】
原作者の幸田もも子の少女コミックを写映画化した学園ラブコメディ。メイン俳優に竹内涼真と浜辺美波の若手俳優共演、演出は『君の膵臓をたべたい』で知られる月川翔監督。

共演に佐藤大樹、川栄李奈、新川優愛、福本莉子たちキャストも集結。

映画『センセイ君主』のキャラクターと配役


(C)2018 「センセイ君主」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

弘光由貴(竹内涼真)
あゆはの担当教師、一年前まで海外で数学の研究をしていた。 

佐丸あゆは(浜辺美波)
高校入学以降告白7連敗中。由貴に一目ぼれ。

澤田虎竹(佐藤大樹)
あゆはの幼馴染。密かにあゆはに想いを寄せてる。

中村葵(川栄李奈)
あゆはの親友で、いついかなる時でもあゆはを支える。

柴門秋香(新川優愛)
由貴の幼馴染でSHU-CA名義で活躍するピアニストでもある。

スポンサーリンク

映画『センセイ君主』のあらすじとネタバレ


(C)2018 「センセイ君主」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

佐丸あゆはは高校二年にして告白7連敗を記録、親友の葵に慰められながら、牛丼をやけ食いしているとなんと財布は空っぽ。

そこにさっそうと現れたイケメンが、あゆはの分まで会計を済ませると颯爽と去っていった。

数日後、新田にクラスの担任として赴任してきたのはそのイケメン、弘光由貴でした。

運命の出会いと舞い上がるあゆはは、半分呆れた顔で葵と幼馴染の虎竹がその様子を見ています。

由貴の担当は数学、自身教師として最低限のことをするだけで、生徒側は同受け手もかまわないと醒めた態度を示します。

変人タイプの由貴に周囲は戸惑うばかり、それでもあゆははあきらめることなくアタックを繰り返します。

あゆはは由貴に自分をさまるんと呼ぶようにせがみます。

恋愛に猪突猛進の彼女を見て、逆に由貴は、なぜそこまで恋にまっしぐらなのかと尋ねてきました。

あゆはは好きなのに動かずにいたら絶対後悔すると言い切ります。

すると、まさかの男子生徒からの告白を受けて一気に有頂天になります。ところが相手の一挙手一投足が妙に気になってしまい、交際はたった1回のデートで終わります。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『センセイ君主』ネタバレ・結末の記載がございます。『センセイ君主』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

スポンサーリンク

その様子を見た由貴は、告白される側に回って楽な恋愛をしようとしていたと厳しい一言。

そして、漫然と生きずに、自身のやりたいこと、意思を持って動くようにと言い放ちます。

きつい一言を言われたあゆはは、かえって由貴のことが気になるようになります。

由貴の冷たさ、マイペースさを嫌っていたはずの自分の心の変化に戸惑ってばかりです。

あゆはは由貴を好きならないように、必死にあれこれと抵抗を見せるものの、逆に挙動不審になって由貴に数学準備室に呼び出されるようハメになります。

どんどんと由貴への思いがつよまるあゆはは、ついに思いを告白。

それでも冷静な由貴は、自分を落として見せろと挑発気味に語って見せます。

何とか由貴の気を引こうとあれこするも裏目裏目、そんな時芸術祭の合唱コンクールの委員を決める話がでて、あゆははこれに立候補。

あゆはに想いを寄せ、由貴に対抗意識を持つ虎竹も委員になります。

由貴の授業での態度に反感を抱いていたクラスメイトも、下手なピアノに悪戦苦闘する由貴の姿を見て協力的になります。

そんな中であゆはは、由貴の聞いていいたジュディ&マリーの『OVERDRIVE』に魅了され、課題曲にします。

クラスでの受けもよく、クラスは一丸となってコンクールに向かいました。

そんな時、音楽の臨時講師として柴門秋香が赴任してきます。

秋香はSHU-CAの生で国際的に活躍ピアニストで、以前、あゆはは由貴に連れられて彼女のコンサートに連れていかれたことがありました。

ここであゆはあることに気が付く、由貴が数学の研究のために留学し、おそろいのペンギンのキーホルダーを持ち合い、ジュディアンドマリーの『OVERDRIVE』を押してくれた相手がサイモンという名前だったことです。

そしてSHU-CAはコンサートでメッセージを送っていた相手ユキが由貴のことだったのでした。

芸術祭が始まる中、後夜祭でキスをしたカップルは結ばれるという伝説にすがるあゆは。しかし、彼女の前では由貴と秋香が親しげにする姿ばかりが目に入ります。

自分にまっすぐぶつかってくるあゆはに対して、秋香はただの幼馴染だと言い切る由貴。

しかし、秋香の態度を見ていればそうとは思いきれません。

更に秋香から由貴は数学の研究者として、将来有望で大きな賞を取ってもおかしくない存在だといわれます。

秋香はあゆはが由貴に惹かれていることを知ったうえで、由貴を研究の場に戻すために急遽日本に帰ってきたと語りました。

かつて由貴が自分に行ったやりたいことをやるという言葉は、由貴自身に向けられた言葉だと気が付いたあゆはは、彼女に気持ちが傾き始めた由貴を敢えて拒絶して再び研究の場に送り戻します。

あゆは、高校卒業の日。テレビでは由貴が数学の権威ある賞を受賞してたニュースが流れていました。

卒業式のあと、数学準備室に立ち寄ったあゆはの前に由貴がいました。

すべきことをした由貴は、自分の幸せはさまるん=あゆはだとはっきりといいます。

抱きしめ合う二人、思わずキスかと思った瞬間あゆはの頬には、数学の授業で使っていた“よくできました”のスタンプが…。

両想いになってもいいように、じらされるあゆはだった。

映画『センセイ君主』の感想と評価


(C)2018 「センセイ君主」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

80~90年代ソングが映画を彩り始めた

劇中でクラス対抗の合唱コンクールの楽曲として採用されるのがジュディアンドマリーの『 OVERDRIVE』。

20代後半以降には懐かしく、嬉しい選曲。

同日公開の『青夏』ではサ・ブルーハーツの『情熱の薔薇』が祭りのメインイベントで流れてきます。

大根仁監督が同題の韓国映画をリメイクした『SUNNY強い気持ち・強い愛』は、表題の小沢健二の楽曲のほか、安室奈美恵、TRFなどの楽曲が多数登場、音楽監督は小室哲哉という布陣でした。

CDが本当に売れていた時代にひたった人たちにはたまらない映画が並んでいますね。

スポンサーリンク

まとめ


(C)2018 「センセイ君主」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

竹内涼真と浜辺美波という、今、注目若手俳優の共演で実写化した学園ラブコメディ『センセイ君主』。

原作・幸田もも子による人気少女コミックを、浜辺主演のヒット作である『君の膵臓をたべたい』を演出した月川翔が監督を務めています。

恋に恋するような16歳の元気な女の子、佐丸あゆは。

告白7連敗中のあゆはは、ふとしたきっかけから、ヒネクレ者の新任数学教師である弘光由貴を好きになっていきます。

由貴に「高校生相手の恋愛なんてない」とフラれてしまうあゆはでしたが…。

映画『センセイ君主』は、2018年8月1日より全国ロードショー

関連記事

ラブストーリー映画

映画『パリの恋人』あらすじネタバレと感想。オードリー・ヘプバーンの名作ミュージカルの見所

永遠の妖精オードリー・ヘプバーンが、パリを舞台に歌って踊るミュージカル映画。 ミュージカル映画の金字塔『雨に唄えば』のスタンリー・ドーネン監督と、オードリー・ヘプバーンが初めて組んだ作品です。 オード …

ラブストーリー映画

映画『恋妻家宮本』あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

会話劇のトークショーの登壇する機会があったのですが、改めて何本かの映画を見返して気になったのは“家族の会話”。 特に“夫婦の会話”は、長年連れ添ったことに慣れてしまい、自然と会話を楽しむことが少なくな …

ラブストーリー映画

『フットルース』ネタバレあらすじ結末と感想評価の解説。名曲とダンスと共にケヴィン・ベーコンの華麗なステップと身体能力に見惚れる!

若者たちの熱気あふれるロックな青春 ロックもダンスも禁止されている保守的な田舎町に越してきた青年が卒業ダンスパーティーを企画し、閉塞的な町を変えていく爽やかな青春映画です。 主人公のレンを演じるのはケ …

ラブストーリー映画

映画『男と女(2020)人生最良の日々』ネタバレ結末あらすじと感想評価。ロケ地ドーヴィルの海辺を舞台に撮影10日間で描く

映画『男と女 人生最良の日々』は、2020年1月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー。 “愛の伝道師”クロード・ルルーシュ監督が紡ぐあの恋愛映画 …

ラブストーリー映画

映画『欲望の翼』ネタバレ結末あらすじと感想評価の解説。ウォン・カーウァイの描く香港の恋愛模様

1960年の香港を舞台に、若者たちの屈折した恋愛模様をスタイリッシュに描く 今回ご紹介する映画『欲望の翼』は『恋する惑星』(1994)、『花様年華』(2000)のウォン・カーウァイ監督が、1960年代 …

U-NEXT
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
山田あゆみの『あしたも映画日和』
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学