Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ラブストーリー映画

Entry 2018/09/09
Update

『パーフェクトワールド 君といる奇跡』感想と評価。がんちゃんの笑顔にスッタフも信頼!

  • Writer :
  • 篠原愛

岩田剛典×杉咲花のダブル主演で贈る、珠玉のラブストーリーが誕生しました。

2018年10月5日(金)より全国公開の、映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』です。

なんでもない日常を、大切な人と一緒に過ごせることのかけがえのなさに気付かせてくれる、感動のラブストーリーをご紹介します。

スポンサーリンク

映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』の作品情報


©2018「パーフェクトワールド」製作委員会

【公開】
2018年(日本映画)

【原題】
有賀リエ『パーフェクトワールド』(「Kiss」連載中/講談社 )

【監督】
柴山健次

【キャスト】
岩田剛典、杉咲花、須賀健太、芦名星、マギー、大政絢、伊藤かずえ、小市慢太郎、財前直見

【作品概要】
有賀リエの人気純愛漫画『パーフェクトワールド』を実写映画化。

夢を叶えて建築士になり、車イス生活ながら前向きに生きる鮎川樹役に、数々のドラマや映画に立て続けに出演し、役者としての演技の幅を広げている、岩田剛典。

樹をひたむきに想い続け、全力で支えようとするヒロインの川奈つぐみ役は、本作が映画初主演となり、若手随一の存在感と演技力で注目を浴びている、杉咲花。

主題歌はE-girlsが担当し、本作のために書き下ろされた「Perfect World」が作品を温かく包み込みます。

映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』のあらすじ


©2018「パーフェクトワールド」製作委員会

インテリアコーディネーターの川奈つぐみ(杉咲花)は、取引先との飲み会で高校時代の先輩で初恋の人でもある鮎川樹(岩田剛典)と偶然再会します。

建築士として活躍する樹につぐみは再びときめきを覚えますが、樹は事故で車イス生活を余儀なくされる障がい者になっていました。

その姿を見たつぐみは驚き戸惑いますが、昔と変わらず夢を追いかけ立ち向かう樹の姿に、彼への想いをつのらせます。

仕事を一緒にするようになり、さらに休みの日も美術館へ行くなど、2人の距離は次第に縮まっていきますが、樹は事故にあって以来、もう誰とも恋愛をしないと決心していました。

それでも樹を支えようとし真っ直ぐにぶつかるつぐみのひたむきな想いが、樹の頑なな心を少しずつ溶かしていきます。

やがて付き合うようになった2人ですが、ある日悲劇的な出来事が起こってしまいます。

運命の再会から絆を深めていく2人が、いくつものハードルを乗り越えた先に、たどりついた未来とは…。

スポンサーリンク

映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』の感想と評価


©2018「パーフェクトワールド」製作委員会

原作となったのは、「大切な人に読んでほしいラブストーリーNo.1」として国内のみならず海外でも人気を獲得している漫画『パーフェクトワールド』。

現存する車イスの建築士の方へ取材し、キャラクターの繊細な心の動きをリアルに表現しているのも話題となり支持を集めている漫画です。

今回、映画化するにあたり樹のモチーフとなった建築士の阿部一雄氏に、監督やスタッフが話を聞く機会を設け、車イス生活者の身体的な特徴だけでなく、心の葛藤や想いなどソフト面についても話を聞いたといいます。

劇中では、素直で優しく思いやりのあるつぐみに惹かれつつも、「自分は誰かを幸せにすることができない」と思い込み、女性と付き合うことを諦めている樹の姿が描かれています。


©2018「パーフェクトワールド」製作委員会

生活面でも、少しの段差でも誰かの手助けがないと通ることができなかったり、下半身の感覚がないためにケガをしていても気付けなかったりと、どんなことが日常的に起こり得るのかが、ストーリーの中で紹介されています。

こういった普段はなかなか知る機会のない障がい者の生活や気持ちを、丁寧に描いているのも本作の特徴ですが、それが重くなりすぎないのはテーマを絞ってつぐみ目線で描き切ったところと、樹を演じた岩田剛典の爽やかな好演によるところが大きいといえます。


©2018「パーフェクトワールド」製作委員会

キラキラとした笑顔がまぶしいがんちゃんこと、岩田剛典ですが、その裏での努力は監督はじめスタッフみんなが認めるところ。

特に車イスでのバスケや基本的な操作は、監修者に撮影後半には指導がいらなくなるほどだったといわせる勘のよさがあったようです。

岩田自身の真面目で冷静で客観的な内面は、樹と共通する部分もあり、まさにベストキャスティングだと感じます。

樹のサポートをする周囲の人たちにもぜひ注目してほしいのですが、中でも樹の会社の先輩である渡辺剛(マギー)の存在は、つぐみとともに樹を支える大きな力となっていました。

相手の不自由を受け入れ先読みし、さりげなく声をかけたりフォローしたりする姿が頼もしく、さすがだと感心しますし、自分もこうありたいと思わせられるでしょう。


©2018「パーフェクトワールド」製作委員会

本作は障がい者という難しいテーマを扱いながら、建築やインテリアの世界も覗けて、さらに江の島や観覧車など関東近郊のデートムービーとしても楽しめる、幅広さのある青春純愛映画です。

まとめ


©2018「パーフェクトワールド」製作委員会

映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』は、いま若手女優の中でも注目度ナンバー1の演技派女優である杉咲花の、満を持しての初主演作です。

いましか撮れない杉咲花のフレッシュで初々しい魅力を封じ込めたような本作は、この秋一番のオススメ。

お互いを想い、大切にしようとするがために生まれる葛藤など、繊細な心理描写に涙する感動のラブストーリーです。

乗り越えなければならない壁がいくつあっても決して諦めず、正面から向き合いぶつかりあい、絆を深めた先にはどんな結末が待っているのか…。

映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』は、2018年10月5日(金)より全国公開です!


©2018「パーフェクトワールド」製作委員会

関連記事

ラブストーリー映画

ブリジット・ジョーンズの日記|ネタバレあらすじ結末と感想評価の解説。レニー・ゼルウィガーが等身大の独身女性をキュートに演じる

ぽっちゃり女子ブリジットの魅力にはまる女性が続出! 恋に仕事に奮闘する32歳の独身女性を等身大に描いたヘレン・フィールディングによるベストセラーを映画化した大ヒットコメディ『ブリジット・ジョーンズの日 …

ラブストーリー映画

映画『貌斬りKAOKIRI』感想と考察!ディザスタームービーの俳優たち

本作『貌斬り KAOKIRI 戯曲「スタニスラフスキー探偵団」より』は、細野辰興監督の10作品目で、ひとつの節目となる作品です。 この作品の題材に用いられたのは、「長谷川一夫の暴漢顔切り事件」。 昭和 …

ラブストーリー映画

映画『アボカドの固さ』感想レビューと評価解説。キャスト前原瑞樹の実体験をもとに恋人への執着を痛々しくもユーモラスに描く

映画『アボカドの固さ』は2020年9月19日(土)より渋谷・ユーロスペースにて劇場公開。 5年間付き合った恋人に、突然別れを告げられた若者が、復縁を望み悪戦苦闘する30日間の物語、映画『アボカドの固さ …

ラブストーリー映画

映画『火口のふたり』感想とラスト結末の考察。崩壊した時代に性とともに蘇る亡霊

映画『火口のふたり』は2019年8月23日(金)より新宿武蔵野館を皮切りに全国順次公開 直木賞作家・白石一文が2012年に発表した同名小説を基に、男女の性と生を貪欲に突き詰めてきた名脚本家にして映画監 …

ラブストーリー映画

『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』感想と考察

映画『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』は、10月14日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開。 モダニズム華やかなりし頃、天才や巨匠と呼ばれた建築家は何に惹かれたのか? キ …

U-NEXT
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
山田あゆみの『あしたも映画日和』
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学