映画『同感〜時が交差する初恋〜』は2024年2月9日(金)よりシネマート新宿ほかで全国順次公開
2000年に製作された『リメンバー・ミー』を、時代設定を新たにして描いた韓国ラブストーリー『同感〜時が交差する初恋〜』が2024年2月9日(金)よりシネマート新宿ほかで全国順次公開されます。
1999年に生きる男子大学生ヨンと、2022年に同じ大学に通う女子大生ムニが、1台の古い無線機を通じて交信し時代を超えて心を通わせていくさまを切なく描きます。
主演はキム・ハヌルとユ・ジテが務めます。
きらめく純愛と、時代を超えて解き明かされていく謎がまぶしい、本作の魅力をご紹介します。
映画『同感〜時が交差する初恋〜』の作品情報
【日本公開】
2024年(韓国映画)
【監督・脚本】
ソ・ウニョン
【キャスト】
ヨ・ジング、チョ・イヒョン、キム・ヘユン、ナ・イヌ、ペ・イニョク
【作品概要】
2000年の青春映画『リメンバー・ミー』を、『告白』(2021)の女性監督ソ・ウニョンがリメイクしました。
時を超えて無線でつながったヨンとムニの、ピュアな奇跡のラブ・ストーリーです。
90年代の音楽もリメイクし、心揺さぶる楽曲が青春の日々を彩ります。また、ポケベル、公衆電話、90年代ファッションなどレトロなアイテムが登場します。
主演は『王になった男』(2017)『1987、ある闘いの真実』(2018)のヨ・ジングと、ドラマ『賢い医師生活』(2021)『今、私たちの学校は…』(2022)のチョ・イヒョンが務めます。
キム・ヘユン、ナ・イヌ、ペ・イニョクが共演。
映画『同感〜時が交差する初恋〜』のあらすじ
1999年、韓国大学機械工学科に通うヨンは、皆既月食の夜、無線機でムニという名の女子大生と交信しました。
ムニが同じ大学に通う学生と知り、ヨンはあまりの偶然に驚きながらも翌日に大学構内の学生会館前で会う約束をします。しかし、約束の時間を過ぎてもムニは姿を現しませんでした。
一方、ムニもどしゃぶりの雨の中で傘もささずに待ち続けましたが、ヨンは来ませんでした。
その夜、ふたりは互いに約束をすっぽかしたことを責め合いますが、どうにも話が噛み合いません。
そして何度か交信するうち、ヨンとムニは自分たちが違う時代を生きていることに気づきます。
いつしかふたりは互いに心を開き、それぞれの恋や将来についての悩みを打ち明け合うようになりますが…。
映画『同感〜時が交差する初恋〜』の感想と評価
切なく甘酸っぱい初恋を描く、ハートフルな恋愛ストーリーです。1999年の男子大学生のヨンと、2022年を生きる女子大生ムニが、時を超えて無線交信をおこなったことから、思いがけないドラマが始まります。
異なる時代を生きていることに気づかないふたりは、初めのうちは諍いばかりでしたが、いつしか心を開いてお互いの悩みを打ち明け合うようになっていきます。いつの時代も恋や将来に対する若者の悩みは変わらないことがよくわかります。
純粋で単純なヨンが、しっかり者のムニからの恋のアドバイスを守って奮闘するシーンは微笑ましく、恋の喜びがダイレクトに伝わってくることでしょう。
郷愁を感じさせる90年代の電話ボックスや携帯電話、プリクラなどのアイテムから、彼らの間に横たわる長い時間の差を実感できます。
ふたりが無線で語り合ううちに、思いもかけない事実が明らかとなって過程も本作の大きな見どころです。まるでパズルのピースがはまっていくかのように、さまざまな符号が一致していく様子に鳥肌が立つに違いありません。
ヨンとムニそれぞれの純粋な初恋のゆくえと、隠れていた真実が露になっていくさまに心を奪われ、最後まで楽しく観ることのできる一作です。
まとめ
時を超えてつながったふたりの大学生の恋と夢を綴る青春映画『同感〜時が交差する初恋〜』。
恋に悩み、将来をどう生きていくべきかを模索する学生たち。遠い時を隔てて生きているヨンとムニが、それぞれの未来へ向かって互いの背中を押す姿に胸が熱くなります。
韓国映画『同感〜時が交差する初恋〜』は2024年2月9日(金)よりシネマート新宿ほかで全国順次公開です。