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Entry 2021/10/28
Update

『とんび』映画化原作小説のあらすじネタバレと結末感想。泣ける名言によるヤスさんの我が子への不器用な愛し方

  • Writer :
  • 星野しげみ

重松清の小説『とんび』が2022年に初の映画化!

重松清のベストセラー小説『とんび』。累計発行部数60万部を突破したこの小説は、これまでに2度ドラマ化され、ついに初の映画化が実現しました。

愛妻との間に待望の息子を授かったヤス。しかし妻の突然の死により、ようやく手に入れた幸せは無残にも打ち砕かれてしまいます。自らは親の愛を知らずに育って父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、息子を愛し育てていきます。


(C)2022「とんび」製作委員会

阿部寛と北村匠海が親子役で初共演。『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017)や『』(2020)の瀬々敬久監督が手がけました。

映画公開に先駆けて、原作小説をあらすじネタバレを交えてご紹介します。

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小説『とんび』の主な登場人物

【ヤス(市川安男)】
不器用で乱暴者だけれど、妻と一人息子のアキラをこよなく愛する男。ふとした事故で妻を失ったヤスは、残された息子を精一杯愛情込めて育てていきます。

【アキラ(市川旭)】
ヤスの息子。優秀でまっすぐな子で、いい加減で不器用な父親と比べて「とんびが鷹を生んだ」と例えられています。

【美佐子(市川美佐子)】
ヤスの妻。優しく賢明な女性。アキラを授かり、幸せな家庭を築いていたが、不慮の事故で死んでしまいます。

【たえ子】
飲み屋の女将。ヤスの良き理解者で、ヤス同様に旭を慈しみ何かと面倒をみます。

【照雲】
薬師院の住職で、ヤスの幼馴染。子供に恵まれなかったせいか、旭を我が子のように可愛がります。

小説『とんび』のあらすじとネタバレ


(C)角川文庫

昭和37年、広島県備後市。不器用で乱暴者の市川安男と妻の美佐子の間に、アキラ(旭)という息子が生まれました。

安男ことヤスは、アキラが生まれると人が変わったように真面目に働くようになり、親になれたことの喜びに張り合いのある毎日を過ごしていました。

けれども、不幸は突然やってきました。それはアキラが4歳になるちょっと前のこと。

美佐子とアキラがヤスの職場に遊びに来た時、アキラが荷物に触れた拍子に大量の荷物が彼の上に落下。咄嗟に飛び込んで美佐子が守ってくれたおかげでアキラは助かりますが、代わりに美佐子が荷物の下敷きになって亡くなってしまいました。

ヤスは2人を職場に連れてきたことを後悔し、それでもアキラを育てるためには自分がしっかりしなければならないと、奮い立ちます。

最愛の伴侶を失ったヤスと幼いアキラ2人だけの生活が始まりました。不器用なヤスだけで子育てが上手くいくはずがありませんが、彼には頼れる幼馴染や同僚、理解者がたくさんいました。

行きつけの小料理屋『夕なぎ』の女将のたえ子もその一人。たえ子はヤスよりもひと回りも歳上ですが、ヤスが幼い頃から「たえ子ねえちゃん」と慕っている女性です。

町には薬師院という寺があり、住職の照雲はヤスさんの幼馴染で、良き理解者です。また照雲の父親である海雲も、ヤスのことを我が子のように可愛がってくれていました。そうした周囲の人々の助けを借りながら、ヤスは何とかアキラを育てていきます。

かつてヤスは自身の母親を幼い頃に亡くし、母の兄夫婦に預けられてそのまま養子となりました。

実父はその後別の街で再婚して音信不通となり、ヤスには家族・親類と呼べる人がおらず、近所の人たちが頼りだったのです。

周囲の優しい人々にも護られて、アキラはヤスさんに似ず、周囲からは「とんびが鷹を生んだ」と言われるほど、優しく頭の良い少年に育ちました。

やがてこの親子の美佐子を失った傷も癒えますが、さまざまな問題が立ちはだかります。

なぜ母親は亡くなったのか。その理由をヤスさんはいつかアキラに話さなければと思いながらも踏ん切りがつきませんでした。

けれども、小学校卒業を間近にして、ヤスさんは意を決して、アキラに母の事故死のことを打ち明けます。

しかし、ヤスさんは自分を母が庇って死んだと、アキラと自分を入れ替えて話しました。アキラのことを考えて、自分が悪者になったのです。

中学生になるとアキラは野球部に入部。2年生のとき、後輩の尻をバッドで殴ったとして後輩の親から電話がかかって来ます。

野球部の伝統だから。自分も先輩からやられたから。俺は悪くないから謝らない。アキラの話す一つ一つがヤスさんには気に入りません。思わず拳をにぎり、アキラを殴ってしまいました。

ヤスさんの家に押しかけてきた後輩のお父さんは、息子はアキラを怖がって明日から練習に行きたくないと言い出したから、アキラが退部するのがスジだろう、と言いました。

やっと謝りだしたアキラにも、退部届を書くようにせまる後輩の父に、ヤスさんはついにキレます。

アキラは謝った、後輩の怪我もたいしたことないようだ、それで何の文句がある。「ガキがそんなに大事なら、箱に入れて練習にいかせたらんかい!」と、ヤスさんは大声で怒鳴りました。

親の責任よりも、愛のほうが大事と言い切り、ヤスさんは後輩の父親を追いかえしました。

これでよかったのだろうか。ひとしきり爆発したあと、冷静になったヤスさんの頭にちらりとそんな考えが浮かびましたが、我が道が正しいと思うヤスさんは、それを振り切ります。

次の日、部活に例の後輩は姿を表し、アキラも普段通りに振る舞ったと言います。部活暴力事件はこうして幕を閉じました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『とんび』ネタバレ・結末の記載がございます。『とんび』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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‟熱血親ばかヤス”に守られて、アキラは思春期を過ごし、高校は県内トップレベルの備後東高校に入学しました。

口の悪い連中から「とんびが鷹を生んだ」とからかわれても、ヤスさんは上機嫌で笑っていましたが、会社の支店長が現実の厳しさを教えました。

レベルの高い高校に行けばその先は大学進学が待っています。広島では備後東高校の卒業生が行くようなハイレベルの大学はないから、アキラは大阪や東京へ出るのでは?と言うのです。

大学受験の金銭的問題はともかく、アキラが家を出て一人暮らしをすることになるかもしれないという方が、ヤスさんにはショックでした。

しかし、周りの人からはアキラの好きなようにさせてあげなさいと言われます。アキラは自分からは何も言いませんが、進路希望ではやはり、第一は東京の早稲田大学をあげていました。

ヤスさんはやがてアキラは家を出ると覚悟を決めますが、考えただけで寂しさが募り、意地を張り、しょっちゅうアキラに食って掛かるようになりました。

そして受験シーズンを迎え、アキラは念願の早稲田大学法学部に合格し、東京へ旅立っていきました。

一人暮らしになったヤスさんですが、東京はアキラの街だからと、決して出向こうとせず、電話も自分からはしません。ですが、アキラからの電話を秘かに楽しみにしていました。

1年、2年がたち、大学が休みになるたびに帰郷するアキラと束の間の親子の時間を過ごすのも、やっと慣れました。

アキラが3年生になった頃、ヤスさんはアキラが雑誌の編集部でアルバイトをしていることを知ります。そして将来はそっちの方の仕事につきたいということも。

法学部に行っているから、将来的には広島で弁護士事務所でも出してくれればいいと秘かに思っていたヤスさんの夢は見事に裏切られました。

大学を卒業するとアキラは、アルバイトをしていた『シティ・ビート』という雑誌の出版社の正社員となりました。

一方、ヤスさんにも衝撃的な出来事がおこりました。

自分をおいて再婚して連絡の途絶えた実父が余命宣告され、ヤスさんに会いたがっていると、母方の親戚から連絡があったのです。

しかも現在父が入院しているところが東京でした。ヤスさんは会いに行くべきか迷いますが、会ってみることにしました。

そして出向いた病院。「父はあなたに謝りたかったのです」という再婚相手の連れ子という男性に案内され、病室で眠る実父の手をとると、自分にそっくりな手を握りしめ、さすり続けました。

病院を出たヤスさんは、アキラのアルバイト先の編集部を訪ねてみました。しかし、アポなしで行ったので、アキラは取材に行って留守でした。

応対をしたスタッフの人が、アキラの父と知り、面接時にアキラが書いた「父の嘘」という作文を見せてくれました。

そこには、美佐子の死の真相について照雲さんが真実を告げてくれたことが書かれていました。

母の死の真実を知り、なぜヤスさんが嘘をついたかわかっても、アキラは父を恨んだりできなかったと書いてありました。

「父と過ごした日々こそ、大切な真実だったと思う。恨みを抱かせなかった父を誇りに思う。」という文章を読み、アキラが全部知っていたことがわかりました。そのうえ、アキラの父への優しい想いもわかり、ヤスさんは大泣きします。

そして月日はたち、26歳になったアキラは、お嫁さんとなる女性・由美を実家へ連れてきました。由美はアキラより年上で離婚歴があり子供もいました。

ヤスさんはビックリしますが、アキラはその子供・健介ととても仲がいいと言います。ユミを認めたくないヤスさんの心情を察して、仲間たちが一芝居うちました。

照雲さんが乗り込んできて、由美をこきおろします。「年上のコブツキにええようにたぶらかされて・・・」。ヤスさんの心の中で何かがブチッと切れ、大声で怒鳴りました。

「由美さんのどこが気に入らんのな。アキラに惚れてくれて、アキラも惚れとって、それのどこに文句があるんな! アキラの女房は、わしの娘じゃ!」。この言葉で勝負は決まり!

平成3年。アキラは結婚して東京に住んでいます。めっきり年をとったヤスさんに東京への転勤の話が出ます。

相談すべく、東京のアキラの家へ行きますが、ヤスさんはやはり広島に残ることにしました。

退職後のヤスさんは、『夕なぎ』の店を手伝っています。

ある日東京から、アキラの子供を身ごもった由美さんとアキラ、それに健介の3人が遊びに来ました。

健介を連れて海岸へ行くと、後からアキラたちも来ました。ほのぼのとした一家総出の様子です。

早くに逝ってしまった美佐子がこの様子をみたらやはり喜ぶだろうと、ヤスさんは家族に囲まれ、故郷の風に吹かれて、泣き続けました。

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小説『とんび』の感想と評価

平凡な親が優れた子を生むことの例えの「とんびが鷹を生む」。

重松清の小説『とんび』は、生まれも育ちもガサツな乱暴者のヤスさんが主人公です。ヤスさんとその息子の成長を「とんびが鷹を生む」になぞらえて、ストーリーは展開していきます。

親の愛を受けて育ったとは言えないヤスさんにとって、最愛の妻と息子は宝物でした。

予想外の事故によって妻を亡くしたヤスさんは、呆然自粛となりますが、残された息子・アキラを一生懸命に育てます。

乱暴者だけど温かいハートを持っているヤスさんには、心強い仲間たちがいました。

単純なヤスさんの大人として欠けている部分は、仲間たちが上手に埋めていき、母親がいないというハンデを乗り越えて、アキラは優秀な子に育っていきました。

子供一筋のヤスさんにしてみれば、本当に自慢の息子で生き甲斐にもなっています。ただ、アキラが一人立ちした後、自分はどうなるのか……。

ふと、そんな老後の不安も物語の後半には現れ、男女を問わず、子育てがどんなに楽しく励みになっても、一抹の寂しさが合わさっているものだと悟ります。

将来の寂しさに気がついたヤスさんですが、アキラを大切に思う気持は変わりなく、ラストの号泣には、一人の人間を育て上げた満足と幸福感が溢れていました

理想の父親像としては完璧ではないかもしれないヤスさん。けれども、子供を思う気持は誰にも負けません

時には滑稽に、時には恥ずかしくなるほど、アキラのために生きてきたヤスさんからは、こういう親もいるのだと教えられ、ストレートな親の愛がズシリと心に響いて、胸があつくなります

映画『とんび』の見どころ

重松清原作小説『とんび』が2022年、映画化されます。

ガサツな乱暴者の父親・安男、通称ヤスさんを演じるのは、『テルマエ・ロマエ』(2012)『テルマエ・ロマエⅡ』(2014)『護られなかった者たちへ』の阿部寛。ヤスさんの子でありながら、優しくて頭も良い、出来の良い息子・旭、通称アキラは、『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020)『とんかつDJアゲ太郎』の北村匠海が扮します。

濃い顔立ちが特徴の古代ギリシャ人や悩みを抱える刑事役など、幅広い演技力を持つ阿部寛。彼が扮する、涙もろくてちょっとズッコケた父親と、伸び盛りの若手俳優北村匠海演ずる心優しい息子という親子のキャスティングです。

初共演となる2人による‟とんびと鷹”の親子は、果たしてどんな親子になるのやら……と、興味をそそられます。

作品をまとめるのは『8年越しの花嫁 奇跡の実話』や『糸』の瀬々敬久監督ですから、心温まるドラマになるに違いありません。

映画は成人してからのアキラとヤスさんの物語だと予想でき、オリジナルなエピソードも加わるそうです。

小説以上に深い親子の絆を持つ‟とんびと鷹”が見られることは、大いにあり得るでしょう。

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映画『とんび』の作品情報

【公開】
2022年(日本映画)

【原作】
重松清:『とんび』(角川文庫)

【脚本】
港岳彦

【監督】
瀬々敬久

【キャスト】
阿部寛、北村匠海、杏、安田顕、大島優子、濱田岳、宇梶剛士、尾美としのり、吉岡睦雄、麻生久美子、薬師丸ひろ子

まとめ


(C)2022「とんび」製作委員会

重松清の家族愛を描いた小説『とんび』をご紹介しました。

2022年の映画化では、瀬々敬久監督によって、阿部寛と北村匠海という新しいタイプの市川親子が誕生します。

映画ならではの新エピソードも楽しみですが、まずは小説で‟とんびオヤジ”の原型を知っておくと、映画版でも親しみが持てるのではないでしょうか。

映画公開前に、小説『とんび』でも、市川親子の家族愛をたっぷり堪能してください。


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