伝説的シンデレラ・ストーリー『プリティ・ウーマン』!
ジュリア・ロバーツ×リチャード・ギアのダブル主演作品『プリティ・ウーマン』。
舞台は‟夢を叶えるにはこの場所”アメリカのロサンゼルス。1人の娼婦がリッチな実業家と1週間の契約で共に過ごし、恋に落ちるロマンチック・シンデレラストーリーです。
女性なら誰しもが一度は憧れる世界が、“プリティ・ウーマン”には広がっています。ジュリア・ロバーツ演じる娼婦ビビアン役が娼婦から上品な大人な女性に変身していく姿や、リチャード・ギア演じる実業家エドワードのリッチな暮らしとダンディで優しい微笑みに大注目!
1990年全米興行収入第1位を記録し、30年経った今でも色褪せることのない作品です。
映画『プリティ・ウーマン』の作品情報
【公開】
1990年(アメリカ映画)
【原作】
Pretty Woman
【監督】
ゲイリー・マーシャル
【キャスト】
リチャード・ギア、ジュリア・ロバーツ、ローラ・サン・ジャコモ、ラルフ・ベラミー、ジェイソン・アレクサンダー、ヘクター・エリゾンド、エリノア・ドナヒュー、アレックス・ハイド=ホワイト、エイミー・ヤスベック
【作品概要】
「プリティ・プリンセス」シリーズや『ニューイヤーズ・イブ』(2011)など数々の有名ラブストーリーを手掛けた、ゲイリー・マーシャルが監督を務めました。
主演のジュリア・ロバーツは第63回アカデミー賞主演女優賞にノミネート、第48回ゴールデン・グローブ賞では最優秀賞主演女優賞を受賞しました。その他にも、ゴールデングローブ賞3部門でノミネートされました。
映画『プリティ・ウーマン』のあらすじとネタバレ
実業家のエドワード(エド)はパーティに参加していましたが、そこから抜け出して社内弁護士のフィリップの車を借り、ホテルに戻ろうとしていました。
車でホテルのあるビバリーヒルズに向かっていたものの、道に迷ってしまいハリウッドの繁華街へ。そこで街角にいた娼婦のビビアンに声をかけられました。
ビビアンは娼婦仲間で同居人のキットが家賃用の金を勝手に使ってしまっていたため、金が急遽必要になっていました。彼女は娼婦から足を洗って人生をやり直そうと考えていましたが、お金が必要なためこの日もキットと街角に立っていたのです。
2人の目の前にエドが運転する高級車が止まりました。ビビアンが話しかけに行くと、エドはビバリーヒルズまでの道を教えて欲しいと言い、ビビアンは有料と答え交渉が成立しました。
普段リムジンに乗り自分では運転をしないエドは車の扱いが上手ではなく、ビビアンが代わりにホテルまで運転しました。
ホテルに到着しビビアンは街へ戻ろうとしたところ、エドはビビアンに金額を尋ね、先約がいなければホテルに寄っていかないかと誘いました。
「1時間で100ドル」と答えるビビアン。エドは困惑しながらもその条件を了承し、2人は高級ホテルの最も高い部屋へと入って行きました。
娼婦として雇われたと思っているビビアンは、ただ会話をする環境に落ち着いていられませんでした。落ち着かない姿を見て、エドは一晩の料金を聞きます。300ドルで交渉は成立し「これならゆっくりできるだろう」とエドは言いました。
2人は映画を流しながら、話を続けていました。エドは映画を観ているというより、ビビアンの映画を観ている姿を見ていました。
ところがビビアンは突然エドの前で服を脱ぎだし、「キスは無し」と言いながら2人は関係を持ちました。エドがシャワーを浴びて部屋に戻ると、金髪だったビビアンはウィッグを脱いで寝ていました。
朝を迎え、仕事の電話をしているエドのもとにビビアンがやって来ました。電話の向こうではフィリップが「社交界に女性を連れて来い」と話していました。
それに対しエドは「1人いる」と答え電話を終えました。帰ろうとしたところ、エドはビビアンに朝食を用意しており、夜の会食に誘いました。
そして「日曜日までの6日間僕と過ごしてくれないか?」「従業員として雇いたい」と言いました。
ビビアンは「4000ドル」と答えましたが、エドは高すぎると「3000ドル」を提案し、交渉成立。夜の会食のためドレスを買っておくようにと現金を渡されました。
映画『プリティ・ウーマン』の感想と評価
ロサンゼルスで暮らす娼婦ビビアンが、ニューヨークから仕事で来ていた実業家エドワードと恋をし、結ばれるシンデレラ・ストーリー。設定は王道でありながら、同じジャンルでは群を抜いて人気な作品だと思います。
女性なら一度は憧れる綺麗なドレスやゴージャスなホテル暮らし、夢のような世界が現実世界を忘れさせてくれるような気持ちになりました。
そしてリチャード・ギア演じるエドワードのように、リッチでハンサムでマッチョな男性に出会うことだけでも奇跡である現実に少しがっかりし、そんな男性と恋をするなんて、やはり映画の世界だけだと思ってしまうのでは?
ロイ・オービソンの『Oh,Pretty Woman』がビビアンのショッピングの場面で流れます。この音楽が流れた瞬間、お買い物のウキウキする感情になり、ついリズムに乗ってしまいます。
この曲の日本語訳は、映画とシンクロする箇所が多くあります。そのため、本作のために作られたのではないかと思われがちですが、驚くべきことに映画『プリティ・ウーマン』の製作よりも前に作曲されたものなのです。
まとめ
オードリー・ヘップバーン主演作品『マイ・フェア・レディ』(1964)の現代版として制作された『プリティ・ウーマン』。
ジュリア・ロバーツは、天真爛漫でありながら芯のある強い内面も持ち合わせたビビアンを見事に演じきりました。
この作品はゴールデングローブ賞を受賞したジュリア・ロバーツの名を世界へと広め、彼女の代表作品となりました。
‟マイ・フェア・レディ”ではイギリスのロンドンを舞台に、‟プリティ・ウーマン”ではアメリカのロサンゼルスを舞台にと、場所や時代が変わっても、どちらも誰からも愛される作品となりました。
インターネット上では、『プリティ・ウーマン』の舞台裏のストーリーが多く語られています。鑑賞後に少し覗いてみると、作品で使用された豪華なジュエリーやドレスの秘密、微笑ましいアドリブなど面白いストーリーを知ることができます。
人気作品だからこそ様々な説が噂がされるのでしょう。諸説あるかと思いますが、想像するだけで作品への愛着が湧いてくるようです。