Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

まとめ記事

Entry 2017/04/10
Update

ジュリア・ロバーツ映画おすすめ5選!最新作を観る前にチェック!

  • Writer :
  • Yuko


(C)2016 Mothers Movie LLC
今やハリウッドを代表する名女優となったジュリア・ロバーツ。

多くの映画賞を受賞した実績もある、笑顔が素敵な人気女優です。

ジュリア・ロバーツは、1988年に映画デビューし、翌年の『マグノリアの花たち』でゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞して注目されました。

1990年にリチャード・ギアと共演した『プリティ・ウーマン』で、エレガントに変身するコールガールを演じ映画は大ヒット、彼女自身もアカデミー賞にノミネートされ、スターの座をつかみました。2001年には『エリン・ブロコビッチ』で同賞の主演女優賞を受賞しました。

そのほかの作品に『オーシャンズ』シリーズ、『ザ・メキシカン』、『白雪姫と鏡の女王』、『シークレット・アイズ』、『マザーズ・デイ』などがあります。

数多くの作品に出演し、華やかな役柄が目立つジュリア・ロバーツですが、ファンタジーやスリラー、アニメの声優など、さまざまなジャンルの映画に出演しています。

今回は、そんなジュリア・ロバーツの出演映画からおすすめの5作品をピックアップしてお届けします!

1.圧倒的な演技でアカデミー主演女優賞に輝いた『エリン・ブロコビッチ』(2000)

『エリン・ブロコビッチ』の作品概要

2000年のアメリカ映画。監督は、『オーシャンズ』シリーズなどのスティーブン・ソダーバーグ。出演は、ジュリア・ロバーツ、アルバート・フィニー、アーロン・エッカート、マージ・ヘルゲンバーガー、チェリー・ジョーンズほか。

第73回アカデミー賞主演女優賞を受賞(ジュリア・ロバーツ)。作品賞、監督賞ほか5部門にノミネート。

第58回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(ドラマ部門)受賞。最優秀作品賞など3部門ノミネート。

『エリン・ブロコビッチ』のあらすじ

カリフォルニアの小さな町に住むエリン(ジュリア・ロバーツ)は、3人の子供を抱えているのに職探しもままならず、車の衝突事故に遭い怪我までする始末。

弁護士のエドワード(アルバート・フィニー)は弁護を請け負いますが、賠償金を取れず借金はかさむ一方。窮地に追い込まれたエリンは、エドの弁護士事務所に押しかけて居座り、エドはしぶしぶ彼女を雇い入れます。

不動産関係のファイル整理を任された彼女は、ある書類に不審を抱き調査を始めます。すると大企業が引き起こした恐ろしい水質汚染の実態を知ります。

『エリン・ブロコビッチ』のおすすめポイント

巨大企業を相手に史上最大級の集団訴訟に勝利した実在の人物、エリン・ブロコビッチの活躍を描いたヒューマン・ドラマです。

ジュリア・ロバーツの演技が絶賛され、第73回アカデミー賞をはじめとする数々の映画賞に輝いた作品です。

ジュリア・ロバーツはこの映画でシングルマザーを演じていて、貧乏で気の強い女性をパワフルに演じています。上品な役柄が多いですが、エリンのような強いキャラクターも演じ切ってしまうところは、さすがですよね。

とてもアメリカらしく“正義は勝つ”というサクセスストーリーなので、爽快感も味わえます。ちなみに、エリン・ブロコビッチ本人もカメオ出演しているので、そのあたりも注目してみて下さい。

2.バツイチ女性の自分探しの旅を描く『食べて・祈って・恋をして』(2010)

『食べて・祈って・恋をして』の作品概要

2010年のアメリカ映画。監督は、TVシリーズ「Glee」などのライアン・マーフィ。出演は、ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコ、リチャード・ジェンキンスほか。

エリザベス・ギルバートが自らの体験をつづった世界的ベストセラー「食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書」が原作。

『食べて・祈って・恋をして』のあらすじ

ニューヨークでジャーナリストとして活躍するリズ・エリザベス(ジュリア・ロバーツ)は、離婚と失恋を経て、何もかもがうまくいかなくなり途方に暮れてしまいます。

リズは、バリのある薬剤師の言葉を思い出し、一年間をかけて外国を巡る旅に出ることを考え始めます。

ずっと行ってみたかったイタリアを回って、インドを経由し、最後にバリの薬剤師のもとへ行く長い旅の計画に、親友のデリアは反対しますが、それでもリズは周囲の反対を押し切って、自分を見つめ直す旅に出発します。

『食べて・祈って・恋をして』のおすすめポイント

ジャーナリストとして活躍するヒロインが離婚と失恋を経て、自らを立て直すために出た旅の日々を描いた人間ドラマです。

何度でも人生はやり直せる、と思わせてくれるような映画です。35歳のバツイチ・失恋したリズが世界のあちこちを旅して仲間を見つけて、自分の道を切り拓いていく姿に見る人はとても勇気をもらえるのではないでしょうか。

ジュリア・ロバーツが好きな人にとっては、いろんな国に行き、いろんな服を着て、いろんな表情を見せる、様々なジュリア・ロバーツを満喫できる映画です。

また、イタリア、インド、バリの美しい風景も見どころで、一緒に旅したような気分を味わうことができます。

3.ジュリア・ロバーツの変身っぷりが素敵!『プリティ・ウーマン』(1990)

『プリティ・ウーマン』の作品概要

1990年のアメリカ映画。監督は、『バレンタインデー』などのゲイリー・マーシャル。出演は、ジュリア・ロバーツ、リチャード・ギア、ローラ・サン・ジャコモ、ラルフ・ベラミー、ジェイソン・アレクサンダーほか。

『マイ・フェア・レディ』を下敷きにした、現代版ストーリー。

ジュリア・ロバーツは、第48回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。

『プリティ・ウーマン』のあらすじ

ハリウッドの娼婦ビビアン(ジュリア・ロバーツ)は、偶然知り合ったウォール街の実業家エドワード(リチャード・ギア)に、1晩300ドルで話し相手をしてくれるよう頼みます。

ビビアンに興味を持ったエドワードは1週間の契約を結ぶことに。

エドワードにとってはほんの気まぐれ、ビビアンにとっては最高のお客。その2人がいつしか惹かれ合って行き…。

『プリティ・ウーマン』のおすすめポイント

シンデレラ・ストーリーの王道、「マイ・フェア・レディ」の現代版として、女性たちに絶大な人気を誇り、90年全米興行第一位となったロマンティック・コメディです。

ジュリア・ロバーツといえば、やっぱりこの作品でしょう。

世界中の女性が憧れたシンデレラ・ストーリーの王道ですね。とってもかわいいジュリア・ロバーツを見ることができます。

名シーンは、やっぱり映画の主題歌が流れる中で、見事に完ぺきなレディに変身していくシーンでしょう。衣装も音楽も、今となっては時代を感じるものなのに、上品でおしゃれで、何度でも見たくなる魅力があります。

紳士的で素敵なリチャード・ギアもカッコいいですね。素敵な主人公2人に思わず見とれるラブストーリーの傑作です。

4.メリル・ストリープと共演!豪華な俳優陣の演技に注目『8月の家族たち』(2013)

『8月の家族たち』の作品概要

2013年のアメリカ映画。監督は、『カンパニー・メン』のジョン・ウェルズ。出演は、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、クリス・クーパー、アビゲイル・ブレスリン、ベネディクト・カンバーバッチほか。

第86回アカデミー賞主演女優賞(メリル・ストリープ)、助演女優賞(ジュリア・ロバーツ)ノミネート。第71回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞ノミネート(コメディ・ミュージカル部門)。

原作はトレイシー・レッツの同名戯曲で、戯曲はピューリッツァー賞を受賞しています。

『8月の家族たち』のあらすじ

オクラホマの片田舎。父親が突然失踪したことをきっかけに、病気のため毎日薬漬けの日々を送る毒舌家の母ヴァイオレット(メリル・ストリープ)の下に、久しぶりに集まった3人の娘たち。

長女バーバラ(ジュリア・ロバーツ)は浮気した夫と別居中で、反抗期の娘にも手を焼いており、次女カレン(ジュリエット・ルイス)は婚約者を連れてきて、三女アイヴィー(ジュリアンヌ・ニコルソン)も恋に夢中。

自分勝手な母親とそれぞれの人生を歩む娘たち、そして彼女らを取り巻く男たちの本音が次第に明らかとなり、家族の秘密が暴かれていきます。

『8月の家族たち』のおすすめポイント

メリル・ストリープとジュリア・ロバーツが母娘を演じ、一筋縄ではいかない家族の姿が描かれたヒューマン・ドラマです。

豪華なキャスト陣とメリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツの演技は圧巻です。

ジュリア・ロバーツは、これまでの華やかな役どころとは一味違う、出来の悪い娘を演じています。

映画は、離れ離れだった家族が集まり、それぞれの秘密が明かされていき最後には崩壊していくというもの。とにかく家族ゲンカのオンパレードで、最後まで救いのない感じなのですが、家族愛とは何かを問いかけ、人生は思い通りにならないということを描いている気がします。

5.現代版「ローマの休日」ラブストーリーの王道!『ノッティングヒルの恋人』(1999)

『ノッティングヒルの恋人』の作品概要

1999年のイギリス映画。監督は、『ヴィーナス』『恋とニュースのつくり方』などのロジャー・ミッシェル。出演は、ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラント、リス・エバンス、ジーナ・マッキー、ティム・マキナニーほか。

第57回ゴールデングローブ賞最優秀作品賞など3部門にノミネート。

『ノッティングヒルの恋人』のあらすじ

ノッティングヒルで小さな旅行雑誌専門店を経営する、バツイチ男性ウィリアム(ヒュー・グラント)。ある日、書店にハリウッドスターであるアナ(ジュリア・ロバーツ)がやってきます。

本を買ったアナは微笑んで店を出ますが、そのすぐ後に飲み物を買いに出たウィリアムと街角で衝突、アナの服がジュースで汚れてしまいます。

ウィリアムは近くの自分のアパートに行って服を乾かしますが、アナはウィリアムに不器用ながらも誠実さを感じとっていました。

ふたりは全く異なった環境を生きながらも、アナは誠実なウィリアムの姿に、ウィリアムはハリウッドスターとは思えない親しみ深いアナに惹かれていきます。

『ノッティングヒルの恋人』のおすすめポイント

ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントが共演したラブストーリーで、有名ハリウッド女優と平凡な男の恋の行方を、ユーモアたっぷりに描いています。現代版の「ローマの休日」ともいわています。

こちらもジュリア・ロバーツの代表作の一つですね。華やかなハリウッド女優の役がとてもよくハマっていて、ヒュー・グラントともお似合いのカップルですね。

ウィリアムの友人たちや同居人の存在感も抜群で、ほどよく笑わせてくれます。

王道の映画なのに飽きずに何度でも見たくなる、このような作品が本当に凄い映画なのだと思います。

まとめ

日本でも人気の高いハリウッド女優、ジュリア・ロバーツの出演映画からおすすめの5作品をピックアップしてお届けしました。

歳を重ねても美しいですし、彼女の大きな笑顔は作品を見る人も幸せな気持ちにさせてくれますよね。

強い女性の役も、華やかな女優の役も、コールガールの役も、どんな役でも難なくこなしてしまう高い演技力を持っていて、本当に素晴らしい女優さんだと思います。

今後の活躍も楽しみです!

関連記事

まとめ記事

『ゴジラ』俳優宝田明があらすじを映画館で語る!イベントサイン会も

2016年に公開された『シン・ゴジラ』の待望のDVDも発売されから、ゴジラファンの間ではどの円盤を買うのか意見が分かれ、ネットでも話題を集めています。 今回は『シン・ゴジラ』と『ゴジラ』映画に関する上 …

まとめ記事

レネー・ゼルウィガー映画おすすめ5選!何歳になっても魅力的!

(C)Universal Studios. アメリカ・テキサス州出身の人気女優、レネー・ゼルウィガー。 『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズでお馴染みですね。美人というより柔らかくキュートな雰囲気 …

まとめ記事

【新年の挨拶】明けましておめでとうございます。編集部

新年明けましておめでとうございます! 読者の皆様には健やかに新春を迎えられたことと、 お慶び申し上げます。 旧年中は日頃の映画鑑賞のおともに、 Cinemarcheの記事をお読みいただきましたこと、 …

まとめ記事

池松壮亮オススメ映画5選!洋画『ラストサムライ』から邦画『セトウツミ』まで

若手演技派として知られる俳優・池松壮亮オススメ映画5選。 池松壮亮は2000年の10歳の時に、劇団四季のミュージカル『ライオンキング』の子役オーディションでヤングシンバ役を勝ち取り、舞台デビューしまし …

まとめ記事

ジョン・レノン映画おすすめ6選!伝説のミュージシャンの生誕80周年を命日前に楽曲を含めてふり返る

生誕80年、没後40年を迎えるジョン・レノン関連作品 伝説的ミュージシャンのジョン・レノンと、そのパートナーにして彼の人生に多大な影響を与え続けたオノ・ヨーコ。 2人の軌跡を彼ら自身の言葉や作品で辿る …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学