Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

まとめ記事

Entry 2017/04/08
Update

レネー・ゼルウィガー映画おすすめ5選!何歳になっても魅力的!

  • Writer :
  • Yuko


(C)Universal Studios.
アメリカ・テキサス州出身の人気女優、レネー・ゼルウィガー。

『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズでお馴染みですね。美人というより柔らかくキュートな雰囲気が魅力で、女性が共感できるような等身大の女性を演じるのが得意な女優さんです。

レネー・ゼルウィガーは、1993年に『バッド・チューニング』で映画デビュー。96年に『ザ・エージント』でトム・クルーズの相手役を務めました。その後は『ベティ・サイズモア』などでも好演し、2001年『ブリジット・ジョーンズの日記』で人気となりアカデミー主演賞候補にもなりました。

2002年『シカゴ』でもノミネートされ、2003年『コールド・マウンテン』でついに同賞助演女優賞を受賞しました。

その後『ミス・ポター』や『シンデレラマン』などに出演し、2010年の『たった一人のあなたのために』以降女優活動を休止していました。

そして2016年に12年ぶりの新作となる『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』で復帰しました。

ちなみに“レニー”とよばれることも多い彼女ですが、正式には“レネー”だと本人が発言し訂正しているのだそうですよ。

数々の映画賞の受賞経験もあるレネー・ゼルウィガーのこれまでの出演映画からおすすめの作品をピックアップしてお届けします!

1.大ヒットした王道ラブコメ!レネーの代表作『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)

『ブリジット・ジョーンズの日記』の作品概要

2001年のアメリカ映画。監督は、続編『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』も手掛けたシャロン・マグワイア。出演は、レネー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース、ジム・ブロードベント、ジェマ・ジョーンズほか。

世界各国でベストセラーとなったヘレン・フィールディングの同名小説を映画化。

第74回アカデミー賞主演女優賞ノミネート。第59回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞、最優秀作品賞(ともにコメディ・ミュージカル部門)にノミネート。

『ブリジット・ジョーンズの日記』のあらすじ

32歳、独身のブリジット・ジョーンズは出版社勤務のOL。彼女は新年にあたり一つの決意をします。

「日記をつけ、タバコとお酒を控えめにし、体重を減らして、恋人を見つけること!」

そして、「ハンサムな上司ダニエルには気をつける」果たして彼女の誓いは無事達成されるのか?

『ブリジット・ジョーンズの日記』のおすすめポイント

恋と仕事に奮闘するブリジット・ジョーンズの毎日を等身大に描き、日本を含む世界各国で大ヒットしたラブ・コメディ映画です。

レネー・ゼルウィガーは、この役のために大幅に体重を増量して挑みました。

ほっちゃりでダメダメなブリジットなのですが、素直で嘘がなくて憎めないキャラクターで、多くの女子の共感を生んできましたね。しかも彼女の周りにはイケメンのダニエル、紳士的なダーシーという二人の男性がいてうらやましいほどモテモテなんですよね。

ブリジットの自虐ネタ、赤裸々な独身女の実態やイギリスのブラックジョークが満載で、男性から見ても結構楽しめるのではないでしょうか。

2.歌とダンスが圧巻!心が弾むミュージカル映画『シカゴ』(2003)

『シカゴ』の作品概要

2003年のアメリカ映画。監督は、ブロードウェイの人気舞台演出家ロブ・マーシャル。出演は、レネー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、リチャード・ギア、クイーン・ラティファ、ジョン・C・ライリーほか。

第75回アカデミー賞で最多12部門13ノミネート、作品賞、助演女優賞ほか最多6部門受賞。第60回ゴールデングローブ賞最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞(ともにコメディ・ミュージカル部門)受賞。

『シカゴ』のあらすじ

1920年代のシカゴ。スターを夢見るロキシー(レネー・ゼルウィガー)は、キャバレーの専属歌手ヴェルマ(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)のステージを羨望の眼差しで見ていました。

ある日ロキシーは、ショーに売り込むとの約束を守らなかった愛人といさかいを起こし、ついに彼を撃ち殺してしまいます。逮捕され留置所に送られたロキシーは、そこであのヴェルマと出会います。

ヴェルマは不倫した夫と妹を殺した罪に問われているのでした。しかし、マスコミ操作に長けた敏腕弁護士ビリー(リチャード・ギア)のおかげで彼女は一躍スター扱い。ロキシーも注目を浴びようとビリーを雇おうとしますが膨大な弁護費用が払えず断られます。が、ビリーがある妙案を思い付き…。

『シカゴ』のおすすめポイント

ボブ・フォッシー振り付けの同名ヒット・ミュージカルを、ブロードウェイの人気舞台演出家ロブ・マーシャルが映画化し、アカデミー賞作品賞をはじめ数々の映画賞を受賞したミュージカル映画の名作です。

レネー・ゼルウィガーは、ヴェルマ(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)に憧れるロキシー・ハートを演じています。この時は、とても細くてキュートですね。

この作品の見どころは、キャサリン=ゼタ・ジョーンズのパワフルな演技、レネー・ゼルウィガーのキュートな歌声とダンス、皮肉の利いたストーリー、「オール・ザット・ジャズ」など名曲揃いの音楽…などなど数え切れません。

ミュージカルは役者が突然歌いだすのが苦手という方もいますが、この映画は歌とそれ以外の部分がごく自然につながっていて全く違和感ありません。

最後までワクワクさせられ、ミュージカルの魅力がぎゅっと詰まった作品です。

3.メロドラマに夢中のヒロインを演じた『ベティ・サイズモア』(2000)

『ベティ・サイズモア』の作品概要

2000年のアメリカ映画。監督は、『ウィッカーマン』のニール・ラビュート。出演は、レネー・ゼルウィガー、モーガン・フリーマン、クリス・ロック、グレッグ・キニア、アーロン・エッカートほか。

第58回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(コメディ・ミュージカル)受賞。

『ベティ・サイズモア』のあらすじ

カンザスの田舎町に住むウェイトレスのベティ(レネー・ゼルウィガー)は、親切で誰からも慕われる一方、女癖の悪い亭主に泣かされる日々を送っていました。

でも彼女には大好きな昼メロを見るという支えがありました。ドラマを見ながら、自分がナースになって主人公の医師と恋をするという空想にふける時が最も幸せな時間でした。

しかしある日、目の前で夫が殺されたベティは、精神の均衡を保てなくなり自分が昼メロの中のナースだと思い込み、憧れの医師と結ばれるためハリウッドへと旅立ちます。夫を殺した犯人に追われているとも知らずに…。

『ベティ・サイズモア』のおすすめポイント

ドラマの主人公に熱を上げ、夢と現実の区別のつかなくなった主人公が殺し屋に狙われているのも気づかずドラマの主人公を追いかけて大騒動を巻き起こすサスペンス・コメディです。

一風変わった設定が面白く、ベティを演じたレネー・ゼルウィガーの仕草や表情がとにかく可愛らしい。ふわーんとした不思議ちゃんの(ちょっとイタイ?)雰囲気がとてもはまり役で、ナースになりすまして思いがけず患者を助けてしまったり…とユーモアたっぷりな脚本も面白いです。

4.“ピーターラビット”の生みの親ビクトリアス・ポターの半生を描く『ミス・ポター』(2007)

『ミス・ポター』の作品概要

2007年のイギリス・アメリカ合作映画。監督は、『ベイブ』のクリス・ヌーナン。出演は、レネー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、バーバラ・フリン、ビル・パターソンほか。

世界中で愛され続けているキャラクター“ピーターラビット”の生みの親、ビアトリクス・ポターの半生を描いたヒューマンドラマ。

第64回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(コメディ・ミュージカル)ノミネート。

『ミス・ポター』のあらすじ

1902年、ヴィクトリア王朝時代。封建的で身分の高い女性が仕事を持つことなど考えられなかった時代に、上流階級のビクトリアス・ポター(レニー・ゼルウィガー)は“ピーターラビットとその仲間たち”の物語を次々と出版します。

やがて編集者のノーマン(ユアン・マクレガー)と恋に落ちますが、身分違いの恋には思わぬ運命が待っているのでした。

『ミス・ポター』のおすすめポイント

ピーターラビットの生みの親であるビアトリクス・ポターが、運命の出会いを果たした編集者と二人三脚で世界的名作を生み出す逸話を2人の恋愛と絡めて描いています。

レネー・ゼルウィガーは主演と製作総指揮をつとめており、6度目となるゴールデングローブ賞ノミネートを果たしています。

イギリスの美しいロケーションが美しく、またポターの絵と現実とがうまく融合していて素晴らしいです。

レネー・ゼルウィガーは自然な表情でポターの人柄をうまく演じていたと思います。

日本でも人気の“ピーターラビット”がどのようにして生まれたのかや、知られざるポター自身の半生も知ることができ、ピーターラビットをあまり知らなくても楽しめますよ。

5.衝撃の結末が待つ至極の法廷ミステリー『砂上の法廷』(2016)

『砂上の法廷』の作品概要

2016年のアメリカ映画。監督は、『フローズン・リバー』のコートニー・ハント。出演は、キアヌ・リーヴス、レネー・ゼルウィガー、ググ・バサ=ロー、ガブリエル・バッソほか。

『砂上の法廷』のあらすじ

膨大な資産を持つ大物弁護士が自宅で殺され、弁護士のラムゼイ(キアヌ・リーヴス)は容疑者として逮捕された被害者の息子マイク(ガブリエル・バッソ)の弁護を引き受けることに。

法廷では次々と彼の有罪を裏付ける証言が飛び出しますが、ラムゼイは証言の中に噓があることに気付きます。そんな中、何も語らなかったマイクが思わぬ告白を始めます。

『砂上の法廷』のおすすめポイント

キアヌ・リーヴスが真実を追い求める敏腕弁護士を演じ、嘘にまみれた法廷を緊迫感たっぷりに描いた法廷ミステリーです。

レネー・ゼルウィガーは、容疑者である少年の母親を演じています。

レネーにとって6年ぶりの映画出演となったこの作品。薄いメイクのせいか、一見するとレネーだと分からないのですが(このとき整形疑惑が噂されていましたが)、被疑者の母という難しい役柄を好演しています。

『フローズン・リバー』でオスカーノミネート歴を持つコートニー・ハント監督による二転三転するストーリー展開、濃厚な人間模様を体現するキャスト陣に注目してみて下さい。

“大どんでん返し”が好きな方にもおすすめです。

まとめ

レネー・ゼルウィガーの出演映画からおすすめの5作品をピックアップしてお届けしました。

レネーといえば、やっぱり“ブリジット・ジョーンズ”のイメージですが、他の作品も面白い作品が多いです。

どんな役を演じてもキュートでどこか憎めない雰囲気があるところが魅力だと思います。

今後もどのような活躍を見せてくれるのか楽しみですね!

関連記事

まとめ記事

青春映画おすすめ洋画6選。有名監督やアカデミー女優初期名作傑作!

青春映画の“青春”とは、一体どのような内容を描いたジャンルの映画なのでしょう? そもそもリア充を満喫するような青春を過ごしていたとするならば、わざわざ暗闇の映画館に行き、こっそり他人の青春する姿など観 …

まとめ記事

スリラー/サスペンス映画(2020)おすすめ最新作。テネットやリズムセッションなど洋画ならではの厳選5選!

スリラー&サスペンス映画(洋画)の2020年おすすめ最新作をピックアップ! 2019年はインディペンデントも含め良質な映画が多く公開されました。 2020年は、『ワンダーウーマン』(2017 …

まとめ記事

【Cinemarche映画ライター紹介】日下まどかプロフィール

映画感想レビュー&考察サイトCinemarcheで、お薦め映画のスクリーン・ダイバーとして、作品の深掘り記事を書いているライターさんを紹介するコーナー。 今回は映画ライターの日下まどかさんの …

まとめ記事

2017トニー賞発表!ケイト・ブランシェット主演女優賞ノミネート

2017年5月2日(火)日本時間の夜9時30分過ぎに、アメリカ演劇界で最も権威のある、第71回トニー賞のノミネーションが、クリストファー・ジャクソンとジェーン・クラコウスキーにより発表されました。 今 …

まとめ記事

ジョン・レノン映画おすすめ6選!伝説のミュージシャンの生誕80周年を命日前に楽曲を含めてふり返る

生誕80年、没後40年を迎えるジョン・レノン関連作品 伝説的ミュージシャンのジョン・レノンと、そのパートナーにして彼の人生に多大な影響を与え続けたオノ・ヨーコ。 2人の軌跡を彼ら自身の言葉や作品で辿る …

U-NEXT
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学