映画『OVER DRIVE-オーバードライブ』は、2018年6月1日(金)より全国東宝系にて公開。
「海猿」シリーズの羽住英一郎監督が自ら『海猿』越えを宣言して放つ最新作が『オーバードライブ』。
行動を全開走行で走り抜けるラリーの世界で生きる兄弟の絆と衝突を描く物語で、圧巻のレースシーンは見ごたえたっぷり。
凄腕のメカニック檜山篤洋を演じるのは東出昌大、天才肌のドライバー弟直純を演じるのは新田真剣佑。
突然、直純のプロモーション担当になり振り回されるヒロインに森川葵、ライバルの新海彰を演じるのは『君の膵臓をたべたい』で一気に注目を浴びた北村匠海。
これに芸達者な要潤、吉田鋼太郎、平山祐介、劇団EXILEの町田圭太が支えています。
CONTENTS
映画『OVER DRIVE-オーバードライブ』の作品情報
【公開】
2018年(日本映画)
【監督】
羽住英一郎
【キャスト】
東出昌大、新田真剣佑、森川葵、北村匠海、町田啓太、要潤
【主題歌】
WANIMA「OVER」
【作品概要】
公道自動車レースのラリーに生きる兄弟を、『桐島、部活やめるってよ』の東出昌大が兄の篤洋を演じ、『パシフィック・リム:アップライジング』の新田真剣佑が弟の直純じたヒューマン・エンタテインメント・ムービー。
演出は『海猿』や『暗殺教室』で知られる羽住英一郎監督が務めています。
映画『OVER DRIVE-オーバードライブ』のキャラクターと配役
檜山篤洋(東出昌大)
チームスピカの凄腕のメカニック、ドライバー直純の兄。
檜山直純(新田真剣佑)
スピカの天才肌ドライバー、自分勝手な行動で周囲と軋轢を生む
遠藤かおる(森川葵)
新たに直純のプロモーション担当となった。ラリーに関しては素人。
新海彰(北村匠海)
スピカのライバルチームシグマレーシングのドライバー。
都築一星(吉田鋼太郎)
スピカの社長であり、檜山兄弟を幼い頃から知る。
映画『OVER DRIVE-オーバードライブ』のあらすじとネタバレ
兄弟が小高い山からマウンテンバイクを漕ぎ出します。下り坂を降り切った先の浜辺には一人の少女が待っていました。
それから数年後、弟檜山直純は天才肌のラリードライバーに、兄篤洋は凄腕のメカニックとして同じ国内トップのSCRS(SEIKOカップラリーシリーズ)のレーシングチーム“スピカ”のメンバーとなっていました。
新しく直純のプロモーションマネージャーとなった遠藤ひかるも、彼の奔放な態度には振り回されてばかりでした。
時には取材に来た記者ともめごとを起こしたり、祝勝会としてモデルと遊び遊びまわったりしていました。
今年の直純にはWRC(世界ラリー選手権)へのステップアップする勝負の年でした。
レース運びとドライビング、車体の状態など細かく指示をしてくる篤洋に対して、細かいことを気にしていては攻められない、攻められないと勝つことはできないと言い張ります。
兄弟二人のぶつかり合いを見たひかるは、二人の仲が悪いのかと心配するが、チームのスタッフはレースになれば誰もが必死になるものだと教えられます。
チームスピカには強力なライバルがいました。若い頃から育て上げたドライバー新海彰を擁するシグマレーシング。
新海は直純とは正反対のタイプのドライバーで、冷静であると同時にオフの時間もメカニックスタッフとともに動き車を隅々まで把握していくタイプでした。
ポイント争いで熾烈な争い繰り広げる直純と新海。直純もまたトレーニングを繰り返し、篤洋もまた一秒でも早く走れるようになるために車のメンテナスを徹底的に行い、勝利を重ねました。
しかし、魂を削り自分を押し通していくレースを進める直純と、篤洋の溝はさらに深まっていきます。
そんな直純の姿を見てひかるも、また自身の仕事に意味があるのかと悩み始めるようになります。そんなひかるを励ましたのは篤洋でした。
篤洋は無数の試作品パーツをひかるに見せ、一つ一つは無駄に見えてもいずれ大きな実りをもたらすと語ってくれました。
直純はプロモーションの一環で取材を受けている中、過激な走りの理由を聞かれ思わず、必ずメカニックが直してくれるとこぼしました。
二人の繋がりを感じたひかるがそのことを告げると、直純はムキになってそれを否定します。
映画『OVER DRIVE-オーバードライブ』の感想と評価
『踊る大捜査線』から飛び出した多くの才能
本作の監督羽住英一郎。「海猿」シリーズや、「MOZU」シリーズなどヒット作を連発するヒットメイカーの一人。
本広克行監督がメインディレクターを務めた「踊る大捜査線」シリーズ。
そのセカンドディレター、第2班監督、助監督などのスタッフから、多くの長編映画監督が誕生しています。
例えば「西遊記」シリーズの鎌田謙作、「SP」シリーズの波多野貴文、これに河合勇人、十川談志、更に脚本を担当した君塚良一もメガホンをとっています。
約15年にわたって大ヒットコンテンツとなった『踊る大捜査線』。シリーズは終了したが、そこから巣立った才能は今も日本映画のトップを走り続けている。
まとめ
「海猿」シリーズの羽住英一郎監督が自ら『海猿』越えを宣言した、『オーバードライブ』。
「踊る大捜査線」シリーズのチーフ助監督を務めていた若き日の羽住英一郎。彼はドラマから劇場版第1作まで務めました。
また、劇場版第2作ではセカンドユニット監督も担当しています。
その後、「海猿」シリーズの他にも、意外な作品としては『逆境ナイン』(2005)、『銀色のシーズン』(2008)、『おっぱいバレー』(2009)、『ワイルド7』(2011)なども監督を務めています。
凄腕のメカニック檜山篤洋を演じた東出昌大と、天才肌のドライバー弟直純を演じた新田真剣佑を、どのように描いたのか注目です。
行動を全開走行で走り抜けるラリーの世界で生きる兄弟の絆と衝突。圧巻のレースシーンを、ご覧いただいてはいかがでしょう。
映画『OVER DRIVE-オーバードライブ』は、2018年6月1日(金)より全国東宝系にて公開。