ラブコメディ『不倫ウイルス』は2022年10月28日(金)より池袋HUMAXシネマズにて劇場公開!
愛していない人間とも肉体関係を持ってしまうウイルスに感染してしまった人と、彼らをとりまく人々の姿を描く群像ラブコメディ『不倫ウイルス』が2022年10月28日(金)より池袋HUMAXシネマズにて劇場公開されます。
テレビドラマ「世にも奇妙な物語」などの脚本を手がけ、脚本家として活躍をされている長谷川徹による、長編映画の劇場デビュー作品。
本作のキャストには、映画初主演となる依田啓嗣、女性アイドルグループ「民族ハッピー組」の馬渕恭子によるダブル主演。また、お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦、『カメラを止めるな!』のしゅはまはるみといった、実力のある人気俳優も出演しています。
浮気は当人に責任があるのか、それともウイルスによる不可抗力なのか。そして本当の愛とはどこに存在するのか。真実を追い求める人々の姿がユーモアたっぷりに描かれます。
映画『不倫ウイルス』の作品情報
【公開】
2022年(日本映画)
【監督・脚本】
長谷川徹
【編集】
西川祐司
【出演】
依田啓嗣、馬渕恭子(民族ハッピー組)、堤下敦(インパルス)、しゅはまはるみ、川上なな実、金子みひろ
【作品概要】
感染すると愛していない人間と不倫してしまうウイルスに向き合う人々の混乱するさまを描いた群像ラブコメディ。
監督は、バラエティ番組の放送作家から脚本家に転向し、テレビドラマ「世にも奇妙な物語」「ひぐらしのなく頃に」などの脚本を手がけてきた長谷川徹。本作が長編映画監督デビュー作となります。
不倫ウイルスに感染してしまう主人公・輝男役を舞台作品を中心に活躍する俳優の依田啓嗣、妻の蓮役を女性アイドルグループ「民族ハッピー組」のメンバーで本作が映画初出演となる馬渕恭子が演じます。
お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦、『カメラを止めるな!』(2018)のしゅはまはるみら豪華キャストが共演。
映画『不倫ウイルス』のあらすじ
小石蓮は夫の輝男の不倫を疑っていました。休日出勤だと言って家を出た夫のあとをつける蓮。彼が向かったのは病院の不倫科でした。
院内で不審な動きをしていた蓮は夫と女医の桐島真理子にみつかり、「不倫ウイルス」というものの存在を初めて教えられます。それは感染すると不倫せずにはいられなくなってしまうものでした。
輝男は自分が感染していることを話し、蓮に謝ります。飛沫感染してしまった彼は、ウイルスによって不倫するようになっていました。
本人には非がなく、病気のせいだと説明されても、蓮には受け入れることができませんでした。
輝男は蓮への愛を証明しようと努力しますが空回りばかり。その後、彼は次々に周囲の人々に感染させてしまい…。
映画『不倫ウイルス』の感想と評価
“本当の愛を求めた”人たちをユーモアたっぷりに綴る
不倫がなくならない社会を風刺したユーモラスな一作です。
愛する人から愛されたいという思いの裏で、遊びの愛にも憧れてしまう人間の弱さ。それを「不倫ウイルス」という架空の存在に乗せて、掘り下げて描き出します。
「浮気の虫」という言葉通り、不倫は本人には非がなくウイルスのせいだと責任転嫁するブラックなユーモア。ピリリと効いた皮肉がおかしく、開き直り的なセリフの数々に思わず笑ってしまいます。
罪を憎まず患者を支える方法を考えようという内容の啓蒙ビデオなどシニカルな小ネタも満載です。
その一方で、不倫ウイルスに感染した夫を持つ妻が、どれが本当の愛なのかわからず苦悩する姿はとてもリアルです。
浮気しても「病気のせいだから」と言えば許してもらえる世界。しかしそんな虫のいい話があるはずもありません。不倫する側もされた側も病気だから仕方がないといって、簡単に気持ちの上で割り切れるものではないからです。
笑いを交えながらも、そんなぐっと胸に迫る人の心の真実も丁寧に描かれています。
主演を務める実力派の依田啓嗣、気の強い主婦を演じるしゅはまはるみがさすがの演技をみせており、本作が映画初出演となる馬渕恭子も悩める主人公の妻を好演。「インパルス」の堤下敦も感染患者をコミカルに演じ作品を盛り上げます。
まとめ
人に不倫させてしまう架空の感染ウイルスをめぐる人間模様を描くラブコメディ『不倫ウイルス』。愛を求める人の思いや、家族のつながりの温かみを丁寧に描いたヒューマンドラマでもあります。
笑いを交えながらも、重症になると脳炎などの恐ろしい事態を招く恐ろしいものとして描かれるなど、現実の不倫の怖さとも通じるものを感じさせる作品です。
群像ラブコメディ『不倫ウイルス』は2022年10月28日(金)より池袋HUMAXシネマズにて劇場公開です。