劇場版『無限列車編』の続きは?大人気『鬼滅の刃』アニメ続編を予想!
2020年10月16日に公開された『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は空前絶後のメガヒットを記録。多くの人々が炭治郎たちの激闘に胸躍らせ、煉獄杏寿郎のまさに「炎」のごとき生き様に心震わせたと思います。
今や社会現象を巻き起こすまでに至った『鬼滅の刃』ですが、そうなると当然のように続編への期待も大きくなっており、多くのファンが今や遅しと胸を膨らませています。
「続編はいつ?」「テレビアニメ・劇場版作品のどちらが製作される?」「どんな内容になる?」……続編を待望する人々が抱える様々な疑問に触れつつ、『鬼滅の刃』続編について大胆に予想していきます。
CONTENTS
『鬼滅の刃』続編は2期テレビアニメか?劇場版か?
まずはどのような媒体で続編が製作されるのかという話ですが、やはり「2期テレビアニメの製作・放映」が優先的に進められる可能性が高いと考えられます。
先に劇場版作品が製作される可能性が全くないわけではありませんが、上映時間117分ながら非常に濃い内容であった『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』のストーリーは原作漫画における約12話分であり、くわえてエピローグにあたる部分が描かれていません。
詳しくは後述しますが、続くエピソードのボリュームを考えると劇場版作品をいくつも製作しなければ原作が消化できないため、「まずは2期テレビアニメの製作」が現実的な予想ではないでしょうか。
ただし、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の配給を行った東宝は「今後の劇場版作品」の配給についても前向きに検討しているという事を明らかにしています。そのため今後のアニメ続編の展開に関しては、2期テレビアニメの製作のみならず、いずれかのエピソードを原作に据えた上での劇場版作品の新たな製作も同時並行で計画されている、と予想することもできます。
続編が「2期テレビアニメ」となった場合を予想・考察!
放送時期は?
2020年12月21日現在、アニメ続編の放送予定時期に関する情報は全く発表されていません。ですが、過去にアニメ化されたジャンプ作品の傾向を考慮すると、人気作品であれば1年から1年半程度で続編が制作されています。
しかし、『鬼滅の刃』に関していうと2019年4月から10月に1期テレビアニメが放送されましたが、2020年に『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が公開と劇場版作品が入る事で過去の傾向から考えるには少々変則的になっています。けれども、続編が第1期放送終了から約1年という事を考えれば、第2期は2021年内に放送されると思われます。
具体的にいえば、2021年7月もしくは10月放送開始になるのではないでしょうか。
その理由は、近年のテレビアニメの放送開始時期告知の傾向として、1年から9カ月前に製作開始の告知、6カ月から3カ月前に初回放送日告知という流れになっているためです。2020年12月21日現在、未だ何の情報もないことからも、やはり2021年7月以降になることが予想されます。
全何話で構成?
近年、ジャンプ作品をアニメ化するにあたって連続2クール24~26話の構成で放映する傾向が多くみられます。一部例外もありますが、社会現象とまでなった『鬼滅の刃』への期待の大きさと続編で語られるであろうストーリーの物量を考えれば、2クールは確実になると考えられます。
また、深夜アニメにおいて、放送枠の都合や製作期間の確保のため、2クールを前期、後期の1クール(12~13話)に分け、間に1クールのインターバルを設ける分割2クールで放送するという手法が見受けられますが、前述の理由から可能性は低く、連続2クールになると考えられます。
具体的な話数としては1期と同様の全26話になることが濃厚でしょう。
原作のどこまでをアニメ化?
では、前述のとおり「2クール」と仮定した場合、原作漫画のどのエピソードまでをテレビアニメ化するのでしょうか?
2019年に放送された1期テレビアニメは全26話が制作され、原作の第1話から第54話の冒頭までを、コミックス巻数で換算すると第1巻から第7巻の冒頭までをアニメ化。そして『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は、第54話から第66話がアニメ化されました。それを踏まえると、続編は原作第67話からアニメ化されることとなります。
第67話~69話は無限列車編のエピローグにあたり、炭治郎が煉獄杏寿郎の遺言を伝えに煉獄家を訪れる話となります。続く70話から吉原遊郭編が始まり99話まで、100話から刀鍛冶の里編となり127話まで続きます。
ストーリーの区切りを考えると、無限列車編のエピローグ、吉原遊郭編、刀鍛冶の里編までの原作67話から127話がテレビアニメ化する可能性が高いと予想できます。2019年放送の1期では原作で54話に比べ、60話分と話数が多く感じますが、1期に比べバトル主体の話が多いため、十分消化されると思われます。
また『鬼滅の刃』人気の影響・期待を考慮するなら、初回もしくは最終回の放送枠を30分から1時間に拡張、その追加された時間尺をもフル活用し、原作漫画を消化する事も考えられます。ジャンプ作品の深夜アニメでは異例ですが、空前絶後の大ヒットとなった『鬼滅の刃』ならば、決してありえないことではないはずです。
そもそも「無限列車編」以降のストーリーは?
「無限列車編」以降の原作内容・見どころを少しだけ紹介!
そもそも、今後のアニメ続編で描かれていく『鬼滅の刃』の原作漫画でのストーリーとは一体どのようなものなのでしょうか?
今後のアニメ続編の予想・考察を向けて、この度劇場版として映画化された「無限列車編」以降から「刀鍛冶の里編」までの原作漫画の内容・見どころを簡単に紹介します。
無限列車編エピローグ
下弦の壱・魘夢、上弦の参・猗窩座との戦いで負った傷を癒した炭治郎は煉獄杏寿郎の言葉を伝えるべく、杏寿郎の実家である煉獄家を訪れます。そこで炭治郎は杏寿郎の父・槇寿郎から驚くべき話を聞かされます。
見どころとして、このエピソードは杏寿郎が残したあるものを授かった炭治郎が彼の意思を引き継ぎ、新たな一歩を踏み出す物語となり、杏寿郎の死から再起する炭治郎の心境の変化に注目です。また、槇寿郎が炭治郎に放つ言葉が以降の物語に大きく関わっていきます。
吉原遊郭編
音柱・宇髄天元が花街・吉原に潜む鬼を捜索するため潜入させた3人の嫁・須磨、まきを、雛鶴からの連絡が途絶えたことにより炭治郎、伊之助、善逸の3人も吉原に潜入。消息を絶った嫁たちと接触しようとします。
しかし潜入の最中、炭治郎は吉原で暗躍する上弦の陸・堕姫(だき)と遭遇、吉原を舞台に激闘が巻き起こります。
炭治郎が本格的に上弦の鬼に挑むエピソードとなる吉原遊郭編の見どころは炭治郎、伊之助、善逸が初めて共闘するエピソードとなり、三者三様の彼らが力を合わせ戦う姿に成長を感じます。また、堕姫との激闘は圧巻のバトルシーンはもとより、目まぐるしく移り変わる状況は手に汗握り、興奮を禁じえません。
刀鍛冶の里編
とある事情により刀匠・鋼鐵塚に会うため、刀鍛冶の里を訪れる炭治郎。そこで霞柱・時透無一郎、恋柱・甘露寺蜜璃、同期の隊士である不死川玄弥と出会います。
時を同じくして、日輪刀の供給を絶つため、刀匠達を全滅させようと上弦の伍・玉壺と上弦の肆・半天狗が里を襲撃。炭治郎たちは迎え撃ちます。
上弦の鬼達が同時に襲撃、かつてない危機的状況に陥る刀鍛冶の里編では、炭治郎と共に戦う無一郎、蜜璃、玄弥それぞれの過去が明らかになります。とりわけ本エピソードで語られる、玄弥が兄であり風柱・不死川実弥と不仲になってしまった出来事は最終章への伏線にもなっており必見です。
また炭治郎が手にする「新たな力」、禰豆子に起きる「大きな変化」にも注目です。
まとめ/次回の『鬼滅の刃全集中の考察』は……
クライマックスへ向け増々激しさを増していく戦いに身を投じる炭治郎。また人の数、鬼の数だけ、物語が紡がれていく事が魅力の一つである『鬼滅の刃』。
アニメ続編ではどのようなストーリーが語られるのでしょうか、そして炭治郎はそんな人々、鬼たちに何を想うのでしょうか。続編への期待は高まるばかりです。
なお次回の『鬼滅の刃全集中の考察』では、今後製作が予想されるアニメ続編にて、新たに登場するであろうキャラクターたちのキャスティング予想(堕姫・妓夫太郎編)をお届けします。