動物たちが高度な文明社会で生きる姿を描いた『ズートピア』の続編が劇場公開!
第89回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞したディズニー・アニメーション『ズートピア』の続編である『ズートピア2』。
本作では、前向きで夢をあきらめないウサギのジュディと、皮肉屋だけれども頼れるキツネのニックが警官となり、再びバディを組んでズートピアの歴史の謎に迫っていく姿を描きます。
日本語版声優として、前作からの担当者、ジュディ役の上戸彩とニック役の森川智之が『ズートピア2』でも続投しています。新メンバーも加わり、ますます動物たちの魅力がパワーアップ。
果たして、動動物たちが人間のように暮らす世界「ズートピア」で、どんな事件が待っていると言うのでしょうか。『ズートピア2』をネタバレありでご紹介します。
映画『ズートピア2』の作品情報
【日本公開】
2025年(アメリカ映画)
【原題または英題】
Zootopia 2
【監督】
ジャレッド・ブッシュ、バイロン・ハワード
【製作】
イベット・メリーノ
【音楽】
マイケル・ジアッキノ
【声のキャスト】
ジニファー・グッドウィン、ジェイソン・ベイトマン、キー・ホイ・クアン、イドリス・エルバ、フォーチュン・フィームスター、キンタ・ブランソン、ジャン・レノ
【日本語吹替版キャスト】
上戸彩、森川智之、下野紘、江口のりこ、山田涼介、梅沢富美男、三宅健太、Dream Ami、髙嶋政宏、水樹奈々、柄本明、高橋茂雄(サバンナ)、熊元プロレス(紅しょうが)、内田雄馬、斉藤壮馬、小松和重、猫背椿、高木渉、山路和弘、野沢雅子、ジャンボたかお(レインボー)、駒田一、佐藤隆紀、小島秀夫、堂本光一
【作品概要】
動物たちが高度な文明社会を築き、人間のように暮らす世界「ズートピア」を舞台に描き、第89回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した人気ディズニー・アニメーション『ズートピア』の続編。
ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーも務めるジャレド・ブッシュと、同じくバイロン・ハワードが前作からの監督を続投しています。
日本語版声優もジュディ役の上戸彩、ニック役の森川智之らが続投し、ゲイリー役は人気声優の下野紘が担当。ズートピア創設者一族の御曹司パウバート役で山田涼介も参戦を果たしました。
映画『ズートピア2』のあらすじとネタバレ
前作で警察官のジュディと詐欺師のニックは手を組み、副市長の犯罪を暴きました。その後、ニックも警察官となり、ズートピア警察署でジュディと相棒同士になって1週間がたちました。
その頃、ズートピアは市制100周年を迎えようとしていました。ある日、波止場でアリクイが密輸をしているという情報が入ります。
ジュディとニックは独断で覆面捜査に乗り出しますが、正体がバレて犯人は逃亡。ホグボトム警部の機動隊も巻き込んだ壮大なカーチェイスに発展してしまいます。
2人はようやく犯人を逮捕。その密輸品にはヘビの皮らしきものが交じっていました。一方、先輩警官たちは混乱のあおりを喰らっておかんむりです。ジュディとニックは、処分が決まるまで署長室の外で待たされます。
ジュディは大好きなニブルズが司会をするポッドキャスト番組の配信を聞きました。そこで「ズートピアでは爬虫類が少ないうえに、ヘビは100年間も目撃されていない」ということを知り、驚きます。
ジュディとニックは、結局一切の現場から外されて「パートナー・セラピー」への参加をボゴ署長から命じられます。その結果次第では、コンビを解消する羽目になるかもしれません。肩を落としてそれぞれのアパートへ帰る2人。
地下の部屋でニックは、警官となるきっかけの事件解決に役立ったニンジン型のボイスレコーダーを宝物のようにそっとしまいます。
一方、ジュディは、両親とのビデオ通話を終え、ニュース番組をつけていました。
ニュースは地元の有力者リンクスリー一家に伝わる有名な手帳が100年振りに公開されると報じていました。ですが、ニュース画像をよく見ると、会場に入っていくキッチンカ―は、どれも昼間ジュディたちが追っていた車にそっくりでした。
ジュディはあわててニブルズのボッドキャスト番組を検索。ちょうど100年前、リンクスリーの手帳が毒ヘビに盗まれそうになって以来、ズートピアでヘビを見た者はいませんというのですが、ニブルズは信じています。「ヘビは必ず戻ってくる」と……。
ジュディはその真相を探ろうと、渋るニックを連れて手帳が公開される予定のコンサート会場へ、盛装の客に扮装して潜入しました。
会場では案の定、例の車が次から次へと入場してきます。ジュディはひときわ暖かい車に目をつけます。
ズートピアでは、様々な動物が生息できるよう、特殊な技術で気候別に地域を隔てているのですが、雪深いこの地域で冷血動物のヘビを生きたまま運ぶなら、車内を暖かくしておく必要がありました。
さて、公開された手帳を前にして、ニックが見張り役を務める一方で、ジュディは手帳を観察します。
そこへ現れたのは、オオヤマネコのパウバード。ジュディと意気投合した彼は、自分はリンクスリー家の一員だが、どこか浮いた存在なのだと打ち明けました。
一方、コンサート会場に潜入している者は他にもいました。ゲイリーという名のヘビです。
姿を現したゲイリーは手帳を奪い、リンクスリー家の当主ミルトンにとぐろを巻いて、彼を連れ去って行きました。
手帳の鍵を開けさせようとミルトンに迫るゲイリー。そこへジュディが駆けつけ、その後から来たボゴは、ゲイリーの牙に刺されて倒れます。
ゲイリーはリンクスリー家の者たちこそが悪党なのだと主張します。手帳を使ってそれを証明できれば、ゲイリーの一族は故郷に戻れるのだとも。
家族がやっと家に帰れるようになるから、日記を盗ませてほしいと懇願するゲイリーを、ジュディは信じますが、ゲイリーを悪者だと思い込んだニックがフライパンで殴り倒してしまいました。
そこにゲイリーから離されたミルトンとその家族たちが、ゲイリーを殺して日記を取り戻そうとします。ゲイリーを放っておけないジュディは、日記を奪ってニックもろとも3人で窓から脱出しました。
その結果、ジュディとニックはリンクスリー一家を襲ったヘビを助けたとして指名手配されます。それでも謎を追う2人は、Mr.ピッグに導かれてズートピアから隔離されたマーシュ・マーケットへと足を踏み入れました。
ミルトンはウィンドダンサー市長に、どんな手段を使っても2人を阻止するよう要請し、ウィンドダンサー市長は、ホグボトム率いる警官隊に2人を追跡させます。
映画『ズートピア2』感想と評価
魅力的なキャストたち
動物たちが人間のように暮らす夢の都市“ズートピア”。そこに突如現れた毒ヘビが現れて大騒動になります。ヘビにまつわる謎に向けてジュディとニックは動き出し、“ズートピア”誕生に隠された策略が浮かび上がります。
頑張り屋なウサギの警察官・ジュディと皮肉屋なキツネの相棒・ニック。
正反対な性格の2人の絆が試される本作ですが、お互いの本音を知って2人の結びつきはより一層固いものとなり、警察官としての今後の働きに期待が持てました。
次々と登場する表情豊かな動物たち、目まぐるしく映し出される逃走劇に夢中になることはもちろん、多彩な声のキャスト陣にも注目です。
声優陣として、前作に続いてジュディ役に上戸彩、ニック役の森川智之らが続投。こちらのバディはバッチリで、息の合ったコンビぶりを披露しています。
また、人気声優の下野紘がヘビのゲイリー役、ズートピア創設者一族の御曹司・オオヤマネコのパウバート・リンスクリー役に山田涼介、ミルトン・リンクスリーの梅沢富美男や、三宅健太がポゴ署長役を担ったりと、才気あふれる俳優陣が作品を盛り上げました。
声優陣も声を揃えて言いますが、やはり作品のキャラクターたちがとても愛らしい! 何度でも観たくなるような魅力あふれる作品を作り上げています。
オオヤマネコがなぜ悪役に?
ここで気になるのは、悪役のリンクスリー家をなぜオオヤマネコに設定したのかということ。その理由は、どうやらオオヤマネコが様々な環境に生息し、寒さに強い動物だったからのようです。
寒い地域でも生きることができるオオヤマネコに反して、本作で敵対するヘビは冷血動物の爬虫類で寒いのは苦手でした。
また、他者を食い物にしてきた卑劣なリンクスリー家をオオヤマネコというネコ科の動物にし、イヌ科のキツネのニックと好対照にする狙いもあったのではないでしょうか。
現実社会ではオオヤマネコとキツネが主に捕食しているのが、ウサギだというのも意義深いです。
本作は、このように、全てのキャスティングの裏には練った狙いも隠されています。動物たちの習性などがよく研究されてストーリーに反映しているから、より一層面白く観れると言えます。
まとめ
『ズートピア2』では、ズートピアに存在しないとされる毒ヘビの証言によってズートピア誕生の謎が明かされます。
毒ヘビを探しながら、バディとしての力量を試すことになったジュディとニック。
自分たちは本当に警官としてバディが組めるのかと、不安になりながらもお互いを思う気持ちだけで苦難を乗り越えます。
家族に自分を認めてほしいパウバートも、ある意味ではジュディとニックと同じでした。
「ズートピア」はただの動物のユートピアと思っていたのに、そうではありません。肉食動物、草食動物などの哺乳類の動物たちが入り混じる生活空間で、どのようにしたら皆が気持ちよく生活できるかと、試行錯誤しています。
本作では、そこでの人間界と同じようなコミュニケーションの悩みが浮き彫りにされました。
また、リンクスリー家による悪だくみも披露され、人間界同様の複雑な社会問題も含ませています。
キャストたちが可愛らしくて何度でも観たくなりますが、観れば観るほど人間界と同じだなと感じられ、現実の人間社会への警鐘も聞こえます。
前作では哺乳類だけだったズートピアに、本作で爬虫類も生活できるようになりました。さあ、次はどうなるのでしょう。ジュディとニックの警官の活躍を今後も観てみたい! 次作への期待が募ります。


































