カフカ=怪獣8号と保科副隊長の戦いの火蓋が切られる第8話
怪獣が人々の生活をおびやかす世界で、謎の小型怪獣を飲み込んだことで「怪獣に変身する力」を身につけてしまった主人公の奮闘を描く、少年ジャンプ+の大人気ファンタジーアクション漫画をアニメ化した『怪獣8号』。
ド派手なアクションと笑いたっぷりのコミカルなドラマ展開から目が離せない本作。日比野カフカを福西勝也が演じるほか、瀬戸麻沙美、加藤渉らが声を担当しています。
前回・第7話で、怪獣8号の姿のままで保科副隊長に見つかってしまったカフカ。
戦わざるを得なくなったカフカは、どのようにしてこの窮地を抜け出すのでしょうか。そして保科の真の実力とは。みどころたっぷりの第8話について解説します。
アニメ『怪獣8号』の作品情報
【放送】
2024年(日本アニメ)
【原作】
松元直也
【監督】
宮繁之、神谷友美
【シリーズ構成・脚本】
大河内一桜
【総作画監督・キャラクターデザイン】
西尾鉄也
【怪獣デザイン】
前田真宏
【音楽】
坂東祐大
【アニメーション制作】
Production I.G
【キャスト】
福西勝也、瀬戸麻沙美、加藤渉、ファイルーズあい、河西健吾、新祐樹、河本啓佑、武内駿輔、千本木彩花、玄田哲章、吉野裕行
【作品概要】
少年ジャンプ+の松元直也による大人気ファンタジーアクション漫画をテレビアニメ化。
多数の怪獣が人々の生活をおびやかす世界で、謎の小型怪獣を飲み込んでしまい怪獣8号に変身するようになった主人公・日比野カフカが、「日本防衛隊」へその能力を隠して入隊。仲間たちと共に怪獣討伐に奮闘する様を描きます。
監督は宮繁之と神谷友美、アニメーション制作はProduction I.Gが担当。主人公・カフカを福西勝也、カフカの幼なじみで防衛隊エリートの亜白ミナを瀬戸麻沙美、カフカとともに防衛隊員を目指す市川レノを加藤渉が演じます。
アニメ『怪獣8号』第8話のあらすじとネタバレ
レノたちを怪獣9号から救うため、怪獣8号へと変身したカフカ。ところが怪獣9号を退けられた矢先に、怪獣8号を追っていた保科に見つかり、相対することに。
保科の持つ想像以上の戦闘能力に愕然とするカフカ。反撃して傷つけるわけにもいかず戦闘を躊躇するカフカに対し、保科は猛攻を仕掛けます。
カフカは刃で刺されてしまったものの、その刃を砕くことで保科を振り払うのに成功し、辛くも逃亡します。怪獣8号の戦いぶりに、保科は違和感を抱いていました。
怪獣8号であるカフカを、このまま信じていいのかと悩むキコル。そこにカフカが戻ってきました。キコルはカフカを前に、思わず笑顔になります。一方のカフカは、彼女を以前痛めつけた怪獣9号を逃してしまったことを謝りました。
ミナから怪獣8号についての感想を聞かれた保科。おそらく大怪獣だと答えた後、人間と戦っているような感覚を抱いたことを思い出します。
ミナは保科にひとまず休むように言いました。どんなタイプでも怪獣は討伐するのみだというミナの言葉に、保科も同意します。その時、レノたちを襲った怪獣9号が「発見時に人間の姿をしていた」という報告が入りました。
アニメ『怪獣8号』第8話の感想と評価
怪獣8号の姿のカフカにとって、恐れていた事態が起こります。それは防衛隊の精鋭・保科副隊長との遭遇でした。中型怪獣との戦いを得意とする保科は、容赦なく二刀流の刃でカフカに斬りかかります。
保科の戦闘能力は想像をはるかに超えるものでした。カフカは手を抜けばやられてしまうことを理解しますが、かといって保科を傷つけるわけにもいかずに窮地に追い込まれます。ハラハラする戦闘シーンが大きなみどころです。
カフカは機転をきかせ、保科の刃を砕くことで彼を跳ね飛ばし、なんとか逃げおおせることに成功。保科は怪獣8号がこれまでの怪獣とは何かが違うことを本能的に理解します。この点が、今後重要になってくることでしょう。
正義心が強く、仲間の命を何より大切に思うカフカが、今後防衛隊の前で変身してしまう可能性はとても高いといえます。正体がバレる日は間違いなくくるに違いありません。その時に勘の良い保科なら、今回の戦いを通してカフカの真意に気づいてくれるのではないでしょうか。
初任務を終えた防衛隊は、慰労会で束の間の休息を楽しみ、カフカは今回の手柄によって正隊員に昇格しました。しかし、保科はすでに対怪獣8号の戦いを見据えて、ひとり訓練に励みます。それを見たカフカもまた、怪獣討伐への覚悟を新たにするのでした。
彼らの信念を見透かすかのように、ふたつの大きな恐ろしい前兆が映し出されます。
ひとつは再始動した怪獣9号の姿です。新たな体を手に入れるため、彼は通りすがりの男を殺して乗っ取りました。しばらく潜伏して体を慣れさせると言っていますが、それがどれほどの期間を要するのかはわかりません。おそらく、ほんの短期間で再びカフカたちの目の前に姿を現すのではないでしょうか。
もうひとつは、上空を飛んでいる大量の不気味な翼竜系怪獣たちの存在。そして、その上には人語を操る怪獣の姿も。彼らは果たしてどんな能力を持っているのでしょうか。防衛隊がどのような戦いをみせるのか期待が高まります。
まとめ
怪獣8号と保科副隊長との白熱の戦いという大きな見どころのあるテレビアニメ第8話。
カフカが正式に隊員に任命され、そしてミナがカフカとの約束を覚えていたことがわかった喜びの回でした。
初任務の慰労会が開かれほっと一息ついたのも束の間、次の脅威が目の前に迫っています。
新たな怪獣たちを前に、次回どのような戦闘シーンが繰り広げられるのか楽しみです。