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B:The Beginningシーズン1|ネタバレ感想と考察。あらすじはラスト結末まで詳細に紹介

  • Writer :
  • 糸魚川悟

莫大な資金を投じて、オリジナルコンテンツの拡大を続けるNetflix。

数多くのオリジナルドラマや、映画を手掛ける一方で、オリジナルアニメの制作にも注力しています。

今回は、Netflixオリジナルアニメの中でも、特に人気と評価の高い『B: The Beginning シーズン1』のあらすじと魅力をお伝えさせていただこうと思います。

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アニメ『B: The Beginning シーズン1』の作品情報


Netflixオリジナルアニメ『B: The Beginning』キーアート

【公開】
2018年(Netflix独占配信)

【監督】
中澤一登、山川吉樹

【キャスト】
平田広明、梶裕貴、瀬戸麻沙美、東地宏樹、森川智之、石川界人

【作品概要】
数多くのアニメの作画などを手掛けた中澤一登が原作、監督、キャラクターデザインを勤めたNetflixオリジナルアニメ。

声の出演は「ONE PIECE」シリーズのサンジ役で有名な平田広明を始めとして、実力派声優を多数起用し話題を集めた。

アニメ『B: The Beginning シーズン1』の登場人物紹介

キース・フリック(平田広明)

8年前、妹を殺された事件の捜査で暴走し更迭され、エリックの進言により特殊犯罪捜査課(RIS)に復帰した捜査官。
ドイツ語で「天才」と言う意味を持つ「ゲニー」とあだ名されるほどの天才的頭脳を持ち合わせており、「キラーB」事件の「裏側」を探るため独断で動く。

黒羽(梶裕貴)

バイオリンの修理工房で働く記憶喪失の少年。
その正体は犯罪者を次々と殺害する通称「キラーB」であり、羽を生やし腕を剣に変形させるなど人知を越えた力を持つ。

星名リリィ(瀬戸麻沙美)

特殊犯罪捜査課(RIS)に在籍する若手女性捜査官。
粗野で短気な性格だが、芯の通った強い正義感と圧力に屈しない心の持ち主で「バカなのか天才なのか分からない」と様々な人物から評される。

エリック・トガ(東地宏樹)

高い判断力と統率力で誰からも信頼を集める特殊犯罪捜査課(RIS)の指揮官。
8年前までキースの部下として働いていたことから全面的な信頼を寄せていると同時に、全てを1人で背負うキースを誰よりも心配している。

ギルバート・ロス(森川智之)

キースと旧知の仲である法医学研究所の医師。
捜査の前線に復帰したキースの精神状態を気遣いながら、法医学的見地から事件の手助けも行う。

皆月(石川界人)

黒羽を生きたまま確保しようとする「タトゥーの一味」を率いる謎の男。

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アニメ『B: The Beginning シーズン1』のあらすじとネタバレ

国家クレモナでは、猟奇的な事件を起こす犯人が殺され、その現場に「B IIII」の文字が残される「キラーB」事件が多発していました。

事件の捜査にあたる王立警察特殊犯罪捜査課、通称「RIS」の捜査官リリィは、捜査会議の場で「ゲニー」と言うあだ名を持つ、伝説的な天才捜査官キース・フリックの現場復帰に立ち会います。

王立警察の法医学の専門家であり、旧知の仲であるギルバート・ロスに復帰を告げるキースは、禁煙していると話すギルバートが隠れて吸っていることを看破していて、彼にたばこを渡しその場を去りました。

日々なんてことはない青年としてリリィの家族のもとでバイオリンの修理工として働く黒羽は「キラーB」と呼ばれる裏の顔を持っています。

背中から翼を生やし、腕を剣状に変化できる黒羽は、記憶を無くしており、頭に残る女性を探し殺人鬼たちを殺しまわっていました。

RISの捜査官ジャンは同じくRISの情報専門捜査官のカエラに、破壊活動や暗殺などを国の指示で行う影の組織「マーケットメイカー」の都市伝説を話しますが、くだらない話しだと一蹴されてしまいます。

「キラーB」の模倣犯によるとある殺人の現場で、新種の神経ガスによって死亡したとみられる製薬会社社員の死体が発見されます。

ギルバートの調査では致死性かつ、惨たらしく殺すための様々な改良がされており、ワクチンの作成には時間がかかるとのことでした。

市長に対して送られた数々の脅迫状と、それに同梱されていた微量の神経ガスから、犯人の狙いがチャリティイベントであることが分かりRISの面々はチャリティイベントの会場である高層ビルを護衛することになります。

ラジオで身に覚えの無い「キラーB」による事件のニュースを聞いた黒羽もチャリティイベントの会場に駆け付け、屋上でタトゥーを顔に入れた少年と対峙します。

一方、ガスを所持した少年によって高層ビル内に閉じ込められたRISのメンバーとイベントの参加者たちに向かって、少年はビル中にガスを散布します。

しかし、高層ビルの外で待機していたキースは内部で起きていることよりも、屋上で始まった激しい戦いの方に気を取られている様子でした。

黒羽とタトゥーの少年の戦いは激しさを増し、驚くべき身体能力によりビルの屋上から郊外へと場所を移動します。

ビル内で起きている騒動に興味のないキースは黒羽とタトゥーの少年の戦闘を追い、郊外へと車で向かいます。

RISの指揮官エリックは、キースにガスを散布させられたことを告げ、力を貸してほしいと協力を求めますが、犯人の少年の口ぶりから、少年は強烈なナルシストであり、そんな犯人がガスによって惨たらしく死ぬ最期を選ぶはずがないと、ビル内に散布されたガスが毒ガスではなく逃亡用の催眠ガスであることをエリックに示唆します。

更にキースは連日して起きる異常者による犯罪の数々との類似点を挙げ、エリックに犯罪者を背後で操る存在についても仄めかすのでした。

黒羽と戦うタトゥーの少年イザナミは、かつて自分が黒羽と知り合いだったことや、黒羽が少女を探していることを知っていました。

イザナミの足が黒羽の腕と同様に剣状に変形し黒羽を襲いますが、足を犠牲にした黒羽の攻撃によりイザナミの胸に変形させた剣を刺しこみます。

死に至る直前、イザナミは「カノープスに触れろ」と言う言葉と、変形する足を切り取り、自分の中に取り込め、と黒羽に告げるのでした。

遅ればせながら、戦闘のあった現場に辿り着いたキースでしたが、時遅く、戦闘の跡のみが残っているだけでした。

ガスの散布されたビルの中でリリィは目を覚まし、RISのブランドンやマリオからガスが催眠ガスだったことや、犯人の少年が何者かに殺害され、皮を剝がれた状態で見つかったことを聞かされます。

立て続けに起きる事件が、犯人が明らかになるものの、実際のところ何も解決していないことに疑問を覚えるリリィは、マリオとジャンと共に、事件の最深部にある「何か」を引き出し、絶対に解決することを誓います。

翌日、「カノープス」と言うキーワードを調べるため図書館に向かう黒羽は、非番のリリィから「カノープス」が星であることをリリィから教わります。

リリィは、自分の抱える疑問の数々の答えをみつけるべくキースの家へと向かい、キースに直談判しますが、彼はリリィに食事を振る舞うばかりで何も答えようとはしません。

資料をもとに過去に起きた話題性の高い大きな事件の裏で、金塊の強奪などの細かな事件が起きていたことや、ビルのガス散布事件などの裏読みから、大きな事件を手引きしその裏で暗躍している組織の可能性について話すリリィでしたが、激怒したキースによりこれ以上の捜査を辞めるように強要されますが、リリィは持ち前の強情さからそれを拒否。

そのタイミングでキースの家を訪れたRISの最長年捜査官のボリスのとりなしにより、なぜかRISのメンバーが集まって飲み会をすることになります。

RISのメンバーであるマリオやカレン、エリックやジャンも加わり、にぎやかになった部屋から出てベランダに佇むキースは、ボリスにリリィがキースの妹であり、何者かに惨殺されたエリカに似ていることを指摘されるのでした。

一方、署に残り捜査をしていたブランドンは署内のカメラが何者かに盗撮装置として使われていることに気がつき、キースの家にいるボリスにこのことを伝えようと署から出ようとしますが、エレベーターの中で何者かに襲われてしまいます。

一命を取り留めたものの依然として予断を許さない状況のブランドン。

犯行時のエレベーターの監視カメラの映像が消されていたことからエリックは署内に犯人、もしくは協力者がいることを確信します。

病院に付き添ったキースは手術を担当した医師から、意識の途切れ際にブランドンがキースに対し腕時計を残していたことを聞かされます。

一方でタトゥーの一味のリーダー、皆月はブランドンが生きていることを知り、彼らが定期的に摂取している金のアンプルが切れかけている部下の1人にブランドンを刺した人間に再度犯行を行わせるように告げました。

「カノープス」を探す黒羽は、自身の中に取り込んだイザナミの意識から、街で見かけたキースこそが「カノープス」であると直感し、後を付けます。

破壊されたブランドンのPCから情報を拾おうとするカレンの解析で、ブランドンのPCから署内のカメラ及び携帯端末が何者かに常時盗撮カメラとして使われていたとを知ったリリィは、この状況を打破できる人物はキースしかいないとキースを捜索を始めます。

深夜、見張りの捜査官を殺害しブランドンの病室に押し入るフードを被った男。

ブランドンに迫り、キースの部屋から盗んだ包丁でブランドンを殺害しようとしたとき、部屋に隠れていたキースに制止されます。

キースはブランドンから受け取った腕時計の時間と、言語による暗号を読み解き、犯人がRISのジャンであることを見抜いていました。

数年前から署内の端末とカメラの映像が抜き取られていたことに気付き、ジャンを警戒していたことを告げるキースにジャンは悪夢を見せると言い残し、包丁で自らの首を掻き切りました。。

ジャンの止血するキースのもとに現れた黒羽により、キースは連れ去られ目が覚めると屋上に居ました。

黒羽はキースのことを「カノープス」と言い、逆にキースは黒羽のことを「サーティーン」と呼びます。

「カノープス」とは老人星のことであり、老いた導き手のことを指す言葉だと語る黒羽はキースにユナと言う女性の場所を執拗に聞きます。

一方、キースは黒羽が現場に残した「B IIII」のサインが、ギリシャ数字の「13」とローマ数字の「IIII(4)」のことであると推察していて、彼らに割り当てられた数字を使い、黒羽がユナと言う女性に向けてメッセージを送り続けていたんだろうと語ります。

黒羽の聞きたいことを答える代わりに、黒羽からも情報を聞きだそうとするキースは、明日、別の場所で再び会うことを決め、2人は別れました。

ジャンの死亡事件の状況証拠から、警察は被疑者をかつて妹の事件の捜査のためにデッド・カイルと言う囚人を違法に拷問した過去を持つキースと断定し指名手配を行います。

リリィはボリスからキースの旧友であると聞いていたギルバートに今回の事件についての心証を訪ねると、ギルバートはキースは頭が良すぎて場当たり的な行動が取れないことを話し、嫌疑がかかるような犯罪を彼がするとは思えないと語りました。

約束の時間、黒羽と再会したキースはすべての始まりについて話し始めます。

数百年前に発見された羽の生えた人間の骨と、未知の文字が刻まれた「碑文」を「神」の作り方であるとし、国は「ファウラ・ブランカ研究所」を設立。

しかし、当てのない研究を続ける研究者たちの質は下がり、いらずらに近親交配を繰り返し「兆しの子」と呼ばれる狂気と破壊性に富んだ失敗作たちが生まれます。

研究所の閉鎖も噂されるなか、1人の男が国に「兆しの子」を使った国直属の荒事専門部隊の設立を直訴し、「マーケットメイカー」と名付けられたその部隊は大きな成績を上げるのでした。

そして十数年前、碑文の謎が当時12歳だったキース・フリックによって解読され、それがDNAなどの遺伝子構造を記したものだったことが分かり、研究は大きく前進。

成功例の1つとして生み出されたのが「黒羽」と「ユナ」だったと、キースは話します。

しかし、「ファウラ・ブランカ研究所」は黒羽とユナを生み出した数年後に火事が起き崩壊、そのことは黒羽の記憶にはないとの事でした。

話しがひと段落したところで、その場に仮面を被ったタトゥーの一味こと「マーケットメイカー」の1人が現れ、黒羽を襲います。

圧倒的な力で敵の仮面を剥いだ黒羽は、それがユナであることを知り衝撃を受けます。

ユナは「ファウラ・ブランカ研究所」の一件を黒羽の仕業だと勘違いし、黒羽に刀を突き刺しますが、飛行船から当てられた強い光と、黒羽の瞳によってすべての記憶を取り戻すのでした。

ユナを黒羽が抱きしめた時、皆月が後ろからユナごと黒羽を刀で突き刺します

「マーケットメイカー」により、黒羽が改修されそうになった時、バッグからショットガンを取り出したキースが皆月の腕に向かって発砲。

余裕の表情を浮かべる皆月でしたが、傷口がどんどんと広がっていき、通常の弾でないことに気が付いた皆月の側近であるライカが、黒羽を諦め撤退を指示します。

ライカはキースを殺さないように指示すると、瀕死のユナと皆月を連れ、彼らが根城にする飛行船「白鯨」へと戻っていきました。

キースの車で眠る黒羽は「ファウラ・ブランカ研究所」での火事の日のことを思い出します。

謎の軍隊が研究所を襲い研究所内が騒然とする中、キースの父親であるドクター風間が被験者の少年霧雨に指示し、黒羽を秘密の場所に隠します。

その後、謎の軍隊と通じていた皆月が風間に「俺は黒羽のスペアなんかじゃない」と叫び、風間をナイフで刺すのでした

時間が経ち、秘密の場所を襲う兵士から黒羽を命がけで守った霧雨たちの死体を乗り越え、「ファウラ・ブランカ研究所」に戻る黒羽は瀕死の風間を見つけます。

風間は黒羽にこれからやるべきことを記した手帳の一部を渡し、息子であるキースに全てを託し息を引き取るのでした。

黒羽は風間の指示通り、霧雨たちの身体を自分の中に取り込み、腕を剣に変える能力を手に入れました。

夢から覚め、キースの隠れ家で目を覚ます黒羽はキースからデッド・カイルと言う男について聞かれます。

カイルは連続殺人鬼であり、キースの妹を殺害したとも供述していた男でしたが、キースはカイルの普段の犯行手順のなどから彼が妹を殺害したことを信じてはおらず、独断で彼を拷問しましたが、何も進展はないまま黒羽によって殺害されていました。

黒羽はカイルが「レジー」、または「兆しの子」と呼ばれる戦闘を目的として作られた人間ではないもので、「ファウラ・ブランカ研究所」を襲った部隊の1人だったことを語ります。

黒羽の目的は、殺人兵器である「レジー」を抹殺することで、黒羽が今までに殺害してきた殺人鬼は全て「レジー」でした。

「レジー」は20歳に近づくと身体能力や精神の整合性に致命的な欠陥が起き、その欠陥を補うため金のアンプルを常飲する必要がありましたが、金のアンプルは希少性が高く、「マーケットメイカー」は欠陥が起きた「レジー」を廃棄と称し社会に放っていました。

一方、エリックは「マーケットメイカー」の息がかかる警察上層部からキースの身柄確保を急かされ窮地に陥っていました。

ブランドンの病室に置かれた時計から、キースと同じように暗号を読み解き、犯人がジャンであることに行き着いていたエリックはキースに電話で連絡を取ります。

「マーケットメイカー」が自身の確保に動き出したことを察したキースは、自分が碑文を解き明かしたことが全ての元凶であると言い、エリックに別れを告げ電話を破壊。

キースを一刻も早く連れ戻したいエリックは、殺されたキースの妹と容姿が似ているとボリスに聞かされたリリィを煽り、「マーケットメイカー」による監視を受けていないリリィにエリックを追わせることにしました。

「レジー」の弱点がブルースチールであることに気が付くなど、全ての様相を知り尽くしていながら自身の介抱し続けるキースの目的に疑問を抱く黒羽はキースに目的を訪ねます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『B: The Beginning シーズン1』ネタバレ・結末の記載がございます。『B: The Beginning シーズン1』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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「マーケットメイカー」や「ファウラ・ブランカ研究所」の急襲などは、2人の男が根幹を担っていました。

1人目の男は、「マーケットメイカー」の現リーダーである皆月であり、黒羽と同様に人を操る能力を持つその男が風間を殺し、黒羽の力を奪うことで「碑文」に書かれた本物の「王」を目指していて、そのためにユナを攫っているとキースは推察します。

そして2人目の男こそが、皆月を操作し「マーケットメイカー」を私的利用している上に、過去にキースの妹を殺した人物であると話すと、黒羽は皆月を自分が、2人目の男をキースが殺すことを了承します。

キースの家で食べた手料理に入った香辛料からキースの居場所に辿り着いたリリィに署に連行されるキースは取調室でエリックに全てを語ります。

「マーケットメイカー」が国と繋がっている以上、法律での介入が不可能だとするエリックに対し、「マーケットメイカー」を指揮するべき2人目の男が、私利私欲のため連続殺人を犯していることを国に突きつければ、国を動かすことが出来ると語るキース。

キースは8年間調べ続け、犯行の隙と証拠を探し続けた2人目の男が、旧知の仲であり法医学研究所の医師ギルバート・ロスであることをエリック話します。

身を隠しながらギルバートを殺害する方法を探していたにも関わらず、エリックとリリィに全てを狂わされたと吐き捨てるキースにエリックはRISのメンバーを揃え自らの想いを語ります。

かつてキースと共に計画したデッド・カイルの拷問がキース1人の罪になったこと、それは自分たちに味方がいなかったことだと悔やんだエリックはRISを結成。

自分の知らない場所でエリックが準備をしてくれていたことに気が付くキースは、殺されたエリカに似ているリリィをギルバートへの囮として使い、彼の犯行を暴くことを決めます。

見事に囮に喰いついたギルバートでしたが、ボリスとマリオの尾行を切り抜けリリィが攫われてしまいます。

過去の失踪事件の数と、ギルバートの退社時間の奇妙な一致から、誘拐の際に”本物のギルバート”が署内から出ていないことに気が付いたキースは、リリィとギルバートは署内にあるデッドスペースに居ることに行き着きます。

年代ごとの署の見取図を参照し、ギルバートの部屋で謎のエレベーターを発見したエリックとキースは地下室へと足を運びます。

そこにはおびただしい量の死体があり、奥の部屋の乱雑に放置された死体の山の中から、昏睡状態のリリィを発見します。

ギルバートに直接電話をするキースは、自分の到着が早かったために、リリィを殺すことが出来なかったことを突き、必ず自分が追い詰め殺すことを宣言。

数時間後、意識を取り戻していたブランドンの前で目を覚ましたリリィは、キースたちに救い出された時、朦朧する意識の中でキースが1人でケリをつけると呟いていたことを思い出し、急いで病院を出ます。

一方、キースに教わった上昇気流を使った方法で、飛行船「白鯨」に辿り着いた黒羽は待ち構えていた皆月を倒します。

しかし、皆が皆月だと勘違いしていた人物は「マーケットメイカー」のリーダーなどではなく、彼の側近と思われたいたライカこそが本物の皆月であり、単なる「レジー」を記憶操作で偽物の自分に仕立て上げることで様々な人間を騙していたのです。

一足先にユナを連れ、「白鯨」から脱出したライカこと皆月は黒羽ごと「白鯨」を爆破し、「碑文」の場所へと向かいます。

「碑文」の一説では黒羽の王は時の支配者によりその場所で討ち取られるとあり、「ジェット・ブラック」と呼ばれる「碑文」の近くでは、黒羽の再生能力が効かないのではと推測していたキースにより「碑文」に近寄らないことを勧められていた黒羽でしたが、皆月とユナの居場所を感じ取り、皆月が待ち構えているであろう「碑文」の場所へと向かいます、

全てを終わらせるために1人ギルバートに会いに来たキースはギルバートと今までの全てを話します。

「ファウラ・ブランカ研究所」の襲撃は「神」の作成に成功されては困る上層部からの指示であったことや、皆月を嘘で操っていたことを話すギルバート。

皆月は、精神の整合性に欠陥が起きない唯一の「レジー」であり、レジィ正常化計画の要とも言える存在でした。

しかし、国にとっては「レジ―」の治療薬は必要がなく、ただ人に擬態する殺戮兵器を必要としていたため、治療薬の製作を進めた風間と皆月の存在は邪魔以外の何者でもなかったのでした。

一方、「碑文」にたどり着き、皆月と死闘を繰り広げる黒羽ですが、キースの予想通り、黒羽の身体は思うように動かず皆月に重傷を負わされます。

剣に変形する腕も落とされ、トドメを刺されそうになる黒羽は皆月の油断を見抜き、イザナミから託されていた足を剣に変形させ、皆月の首を切り落とすのでした。

あらゆるものを影で支配し、数多の人間を犠牲にしてきたギルバートの目的は、単にキースを苦しめ自身を殺害ことでした。

ギルバートはかつて親友だと思っていたキースに最も嫌悪するものを訪ねた際に「殺人」と言われたことにショックを受け、自身を否定されたように感じ、キースが如何なる時も人を殺さないのか、と言う実験を思い描くようになったのでした。

一方、キースが姿を消したことに気がついたRISのメンバーは、かつてギルバートから聞いた情報の断片から推測出来るエリカの殺害現場に向かいます。

ギルバートが残した情報であり、それが罠だとしても後悔はしないと向かうエリックたち。

キースに対し、銃を向けるギルバート。

その銃口はキースに向いておらず、キースを助けるため現場に迫っているリリィを確実に殺すためのものでした。

リリィを守るためギルバートの眉間に銃弾を撃ち込むキース。

こうしてギルバートの願いは果たされることになりました。

3ヶ月後、「ファウラ・ブランカ研究所」や「マーケットメイカー」のことが国外にも知れ渡り、束の間の休息が訪れました。

本部から、ギルバートの殺害後謹慎となっていたキース・フリックがRISに復職すると話しがあり、リリィは彼を迎えに行きます。

行き場のない黒羽とユナの2人と共に生活しているキースを連れ警察署に向かうリリィ。

ギルバートが笑顔で死んだことを思い出し、自身の狂気を終わらせたキースに感謝をしていたのではと彼女なりの考えを伝伝えました。

一方、「ファウラ・ブランカ研究所」が襲われた際、黒羽を守り腕を切り落とされた霧雨が、「マーケットメイカー」の跡を継ぎ、動き出していました。

アニメ『B: The Beginning シーズン1』の感想と評価

『B: The Beginning シーズン1』の特徴であり魅力的な要素は、キースと黒羽と言う2人の主人公の物語が全く別のテイストで進行していく部分にあります。

特殊犯罪捜査課に復帰し、過去の事件と国の陰謀を追うキースの物語は「ミステリ」の要素が強く、「フーダニット(誰が犯人なのか)」の問いの意外性や、終盤に謎が解き明かされていく面白さがあります。

一方で、翼を生やし、腕を剣に変形できる黒羽のパートは「神の創造実験」や「碑文の予言」など、「SF」や「ファンタジー」、そして「バトル」の要素が前面に押し出されています。

一見、全く別の作品とすら思える2人の物語が「ファウラ・ブランカ研究所」や「事件の黒幕」によって1つに繋がり、そしてまたそれぞれのケリをつけに行く、と言う独自の展開が高いクオリティで描かれており、毎話毎話に驚きが詰まっています。

登場人物も魅力的な人物が多く、最終話までがあっという間にすぎてしまうオススメのアニメでした。

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まとめ

挑戦的かつ独自性の高い作品が多いNetflixオリジナルコンテンツの数々。

日本アニメと言うジャンルにも進出し、高い評価を得た「B: The Beginning」は既にシーズン2の制作も決定しています。

キースや黒羽、そしてRISの面々に訪れる、次なる災厄は何なのか、今から楽しみで仕方ありません。

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