2大スターの初タッグ!2つの正義が激突するノンストップ・アクションスリラー!
テリー・マクドナフが監督を務めた、アメリカ・イギリス合作のノンストップ・アクション・スリラー映画『ザ・チェイサー 追撃者』。
スコットランドで連続殺人事件が発生。その残忍な犯行手口は、6年前シカゴで起きたオカルト的連続殺人事件の犯行手口と酷似していました。
当時シカゴの事件を担当していた刑事ダン・ローソンは、スコットランド警察の主任刑事グレン・ボイドと、元相棒のウォーカー・ブラボと協力して捜査を開始。情報が錯綜して犠牲者が増えていくなか、巧妙に仕掛けられた罠に引きずり込まれていきます。
映画『ザ・チェイサー 追撃者』のネタバレあらすじと作品解説をご紹介いたします。
映画『ザ・チェイサー 追撃者』の作品情報

(C)2024 Tartan Bridge Films LLC. All Rights Reserved.
【日本公開】
2025年(アメリカ・イギリス合作映画)
【脚本】
コウジ・スティーブン・サカイ、ジャンニ・カパルディ、ポール・アニエロ
【監督】
テリー・マクドナフ
【キャスト】
サミュエル・L・ジャクソン、ヴァンサン・カッセル、ジャンニ・カパルディ、ローラ・ハドック、ジョン・ハナー、ケイト・ディッキー、ブライアン・マッカーディー
【作品概要】
アメリカのテレビドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズや「ベター・コール・ソウル」シリーズ、イギリスのテレビドラマ「キリング・イヴ/Killing Eve」シリーズなど人気テレビドラマシリーズのエピソードを手がけた映像ディレクターのテリー・マクドナフが監督を務めた、アメリカ・イギリス合作のノンストップ・アクション・スリラー作品。「未体験ゾーンの映画たち2025」上映作品。
『パルプ・フィクション』(1994)や「スター・ウォーズ」シリーズ、「アベンジャーズ」シリーズのサミュエル・L・ジャクソンと、『オーシャンズ12』(2004)や『ブラック・スワン』(2010)のヴァンサン・カッセルという2大スターが初共演!
『トランスフォーマー 最後の騎士王』(2017)のローラ・ハドックや、『プロメテウス』(2012)のケイト・ディッキー、『アウトレイジ・ギャング』(2014)のジャンニ・カパルディら豪華キャスト陣が出演しています。
映画『ザ・チェイサー 追撃者』のあらすじとネタバレ

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2023年3月12日、スコットランド・エディンバラで殺人事件が発生。
被害者は35歳の女性アビゲイル・マイヤーズ、エディンバラのユダヤ教礼拝所(シナゴーグ)で事件当夜の18時に目撃されたのが最後。
アビゲイルは自宅アパートで殺害され、犯人によって手足と頭部が切断され、十字に配置されていました。
この残忍な犯行手口は6年前、アメリカ・シカゴで起きたオカルト的連続殺人事件の犯行手口と酷似していました。
1年間で5人が無差別に惨殺されたシカゴの事件を担当していたシカゴ警察の刑事ダン・ローソンは、スコットランド警察の警視ケスラーと、エディンバラでの事件を担当しているスコットランド警察の主任刑事(DCI)グレン・ボイドと捜査情報を共有。
2つの事件に関連性があるか捜査していきます。
アビゲイル殺害現場を調べたところ、彼女の自宅アパートのものとは合わない外部の鍵が見つかりました。
第一容疑者は、アビゲイルの自宅アパートの向かいに住む男エイブリー・トムソン。彼らを知る近隣住民のウォルシュの「2人が口論していた」という証言と、アパートの外に彼のブーツが見つかったからです。
しかしトムソンの取調べを行った結果、彼は犯人ではありませんでした。
確かに夜勤で働くトムソンは、ドックトレーナーのアビゲイルが世話をする犬たちによる騒音問題で彼女と揉めていました。
しかし事件当夜の19時半、仕事に遅刻したトムソンがスピード違反したのを、周辺の警察のスピード違反監視カメラに映っているという彼のアリバイが証明されました。
3月23日木曜日、第二の殺人事件が発生。被害者はカトリック信者の女性グレース・ホール。
2件の殺人事件の共通点は、犯人が犯行の痕跡を隠そうと使った洗剤の匂いがしたこと。
グレース殺害現場には、犯人が彼女の髪を掴み壁に頭を打ち付けた血痕と、犯人がわざと残した割れた皿のそばにある足の指の血。
「アンク」という永遠の命への門を開く鍵のマークが壁に隠されているのが見つかりました。
ローソンとボイドは、アビゲイル殺害現場にも何か隠されているのではないかと思い再調査。
すると犯人がわざと、窓辺に置くはずの燭台を置いた本棚にあった、逆さに置かれた1冊のユダヤ教百科事典のページの一部文字が切り取られていたのです。
その文字は「MAT(マット)」「7」「1」「5」。「715」はシカゴ警察での事件番号(オカルト的連続殺人事件)。
あるいは、「偽預言者は羊の衣を着てやって来るが警戒せよ」「その内側は強欲なオオカミである」というマタイによる福音書の7章15節のことを指しているのか…。
ローソンたちは、グレースの母親に話を聞くことに。するとグレースの元恋人コリン・マクレガーが容疑者として浮上。
彼は狩猟用の銃免許を持っていて、グレースとかなり長く交際していたのに級に分かれたという情報を手に入れたからです。
ボイドはマクレガーの弁護士を同席させたうえで、彼の取調べを行います。
「ATEM警備」という会社で警備員として働いているマクレガーは事件当夜、マンチェスターの倉庫にいて、24日夜より後にマンチェスターから戻った。目撃者が複数いる、というのが彼のアリバイでした。
ローソンたちは、マクレガーがグレースに対して言った「迷える魂(人生の迷子という意味)」という言葉が気になりました。
ローソンは、ロンドンに住む元相棒のウォーカー・ブラボ(元シカゴ警察の刑事)とコンタクトをとり協力を求めます。
ウォーカーが突然刑事を辞めたのは、初めは勉強になると思っていた相棒の几帳面な仕事ぶりに嫌気がさしたこと、シカゴの事件の細部に精神的に耐えられなかったからだと、この時初めて明かしました。
刑事を辞めた今、ウォーカーは推理小説を書きながら警報装置の設計の仕事をしているという。ウォーカーは最初、もう事件に関わりたくないと協力を拒んでいました。
ですがローソンから、シカゴの事件の1人目の被害者サラ・クリスティ(2016年9月28日に殺害された)のことが忘れられないと聞いて、彼と再び捜査することを決めました。
ローソン・ウォーカー・ボイド・ケスラーは、シカゴとエディンバラで起きた連続殺人事件について話し合い、情報を共有します。
シカゴの連続殺人犯は戦利品として、被害者が身につけていた宝飾品を現場から持ち去っていったこと。
グレース殺害現場から見つかった鍵のマークは、「キルダントン・クロス」という宇宙論に反対し世界を拒絶した、自分たちは神だと信じているという独自の倫理観を持つカルト教団のシンボルマークに酷似していること。
マクレガーは元キルダントン・クロスの信者であることを。
翌日。ボイドはキルダントン・クロスの教会堂を訪れ、マクレガーがなぜ教団をやめたのか聞き込み調査を行います。
その結果、マクレガーはキルダントン・クロスの教示に従わなかったため、半年前に追放されたのだと判明。
その日の夜。ボイドと彼の妻マリーは、ローソンとウォーカーを夕食に招きました。
和やかなムードでしたが、ローソンがあることについて口を滑らせてしまって空気は一変。
マリーは、夫がローソンに、去年亡くなった2歳の娘カラムの死をきっかけに夫婦関係が壊れてしまったことを話したことに気づきます。
映画『ザ・チェイサー 追撃者』の感想と評価

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シカゴでの未解決の連続殺人事件。これを当時から6年間ずっと追い続けてきたローソンと、その事件をきっかけに掲示をやめてしまった彼の元相棒ウォーカー。
2人が再会したことによって、物語は大きく動き出しました。連続殺人犯を追う彼らの戦いはハラハラドキドキする緊迫感があって、本作の見どころの1つです。
物語の終盤、捜査は大詰めを迎え、シカゴの連続殺人犯およびマリーとマクレガー殺害犯はウォーカーなのかと、ローソンたちも視聴者も誰もがそう考えていました。
そんなところで、ローソンのまさかの告白。ローソンこそがシカゴの連続殺人犯であったなんて誰も予想できない展開にとても驚かされます。
今までそんな素振りを一切見せなかったローソン。ウォーカーとマリーの浮気を知り、彼女が事故で死んでしまったことで、彼の心が壊れ恐ろしい殺人鬼としての素質が目覚めてしまったのです。
ウォーカーへの復讐心、2人の浮気に意図せず関与した者たちへの怒り、これらがローソンの犯行動機でした。
それを薄々気づいていながらも、相棒を裁くことができなかった自分を責め続けたウォーカー。魔がさして相棒の彼女と浮気なんてしなければ、今ごろ…なんてたられば話を考えるぐらい、彼らには信頼関係があったと思うと悲しいです。

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一方、ボイドとエディンバラでの連続殺人犯マクレガーの戦い。一度目の聴取ではマクレガーを逮捕できなかったボイドの執念が実を結んだときは、まるで自分のことのように喜べます。
のらりくらりとかわし、逃走するマクレガーを追いかけ続け、ようやく逮捕できたボイド。ですがシカゴの連続殺人事件の模倣犯であったが故に、マクレガーはシカゴの連続殺人犯ことローソンによって惨殺されてしまいました。
まさかの犯人死亡。しかも妻を殺害したのはマクレガーではなかった。真実に気づいたボイドの正義が、罠を仕掛け逃げ続けるローソンに届く日が来て欲しいと、本作の続編を望むほど物語の世界観に没入し登場人物に感情移入します。
まとめ

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相棒と最愛の恋人の浮気によって壊れ狂ってしまったシカゴの刑事と、妻を殺した連続殺人犯を追うスコットランドの刑事の正義が激突するアメリカ・イギリスのノンストップ・アクション・スリラー作品でした。
本作の見どころは、情報が錯綜し犠牲者が増え続ける連続殺人事件の犯人を追うシカゴ・スコットランドの二国の刑事たちの戦い、シカゴの連続殺人犯ローソンvs彼の元相棒ウォーカー、ボイドvsエディンバラでの連続殺人犯マクレガーのそれぞれの戦いです。
物語の終盤、ローソンがシカゴの連続殺人犯でありマリーとマクレガーを殺害した犯人であると自白した際、彼はこうも言っていました。
浮気した2人ではなく、浮気された自分が責められるのだと。現実問題、恋人の浮気が発覚した時、被害者であるはずの浮気された方が、浮気した方に責められるケースがあります。
浮気は心の殺人。ローソンの心は、信頼していた人たちに裏切られたことで殺されてしまったのではないかと考えられます。
だからといって、ローソンはサラと重ねてマリーを殺害していい理由にはなりません。
ボイドは、マリーと(娘の死をきっかけにマリーが浮気して壊れてしまった)夫婦関係を再構築する道を選んでいたからです。
続きがありそうなローソンとボイドの戦い、浮気された者同士でも選んだ結末が違った2人の刑事の戦いをぜひ一度ご鑑賞ください。



































