中国では公開から1ヶ月で約230億円突破の大ヒットを記録!
『唐山大地震』(2015)『戦場のレクイエム』(2009)など中国を代表する巨匠フォン・シャオガン監督。
2019年4月12日(金)より公開の映画『芳華-Youth-』では、文革、毛沢東の死、中越戦争など国を揺るがす事件が立て続けに発生した激動の70年代、その時代の波に翻弄されながらも真っ直ぐに逞しく生きていく“文工団”の若者たちの美しく切ない青春の日々を描き出します。
そんな本作より、美しい青春時代を閉じ込めた本編映像が公開されました!
映画『芳華-Youth-』解禁された本編映像
本映像は文工団のメンバーが集まり、深夜にこっそりと皆でカセットテープの音楽を聴く所から始まります。
曲は、当時アジア圏で大人気だったテレサ・テンのヒット曲「儂情萬縷(からみあう愛情)」。
1970年代の共産党支配下の中国ではテレサ・テンを聴くことは禁止されていましたが、トランペット奏者チェン・ツァンが密かに手に入れてダビング、宿舎に持ち込んだんです。
部屋を暗くし、手元の明りに赤い布をかぶせ、幻想的な雰囲気に包まれます。
これまで統率された文芸的な楽曲しか知らなかったメンバーはその歌詞の内容や色気のある歌い方に「こんな歌い方が!」と感動。
10代のときに初めて出会う音楽、仲間との秘密の共有や深夜の時間。
どの時代や国でも変わることのない青春時代の甘酸っぱい時間を閉じ込めたシーンとなっています。
そして場面が変わり、リウ・フォン(ホアン・シュエン)らしき男性がヘッドホンで「儂情萬縷(からみあう愛情)」を聴いています。
彼に「まだ聴いてたの?」と近づき問いかける女性。
彼女は一体誰なんでしょうか。
映画『芳華-Youth-』の作品情報
【日本公開】
2019年(中国映画)
【原題】
芳華
【監督・製作】
フォン・シャオガン(馮小剛)
【キャスト】
ホアン・シュエン(黄軒)、ミャオ・ミャオ(苗苗)、チョン・チューシー(鐘楚曦)、ヤン・ツァイユー(楊采鈺)
【作品概要】
『シュウシュウの季節』(1999)で知られるゲリン・ヤンが原作と脚本。
文革、毛沢東の死、中越戦争など、時代や国を揺るがす事件が立て続けに発生した激動の1970年代の波に翻弄されながらも真っ直ぐに逞しく生きていく若者たちの美しく切ない青春の日々を描き出しました。
『唐山大地震』(2015)『戦場のレクイエム』(2009)の名匠フォン・シャオガンが映画化を切望し監督した本作。
リウ・フォン役は『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』(2018)のホアン・シュアンが務めます。
中国では、公開から1ヶ月で約230億円突破の大ヒットを記録しました。
映画『芳華-Youth-』あらすじ
1976年、軍で歌や踊りを披露し兵士たちを慰労し鼓舞する歌劇団・文工団に、夢と希望を持った17歳のシャオピン(ミャオ・ミャオ)が入団。
なかなか周囲となじめずにいる彼女の唯一の支えは、模範兵のリウ・フォン(ホアン・シュエン)でした。
だが、程なくしてリウ・フォンには秘密の想い人がいることが判明します。
報われない初恋、秘めた想い、嫉妬、悲しみと喜び、そして、交錯する若者たちのまっすぐで様々な想い。
時代が大きく変化していく中、ある事件をきっかけに、二人の運命は非情な岐路を迎え…。
まとめ
映画『芳華-Youth-』の公開に向けて期待が高まる中、本編映像が公開されました。
いつの時代、どこの国でも変わらない、青春のひとときを閉じ込めた瑞々しい映像となっています。
映画『芳華-Youth-』は、2019年4月12日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにてロードショーです。