Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2019/02/10
Update

『台北セブンラブ』あらすじとキャスト。台湾の恋愛映画テーマした特集上映で日本公開へ

  • Writer :
  • Cinemarche編集部

台湾映画『台北セブンラブ』は、「台湾巨匠傑作選 2019~恋する台湾~」にて日本初上映決定。

2018年末に日本公開に向けてのクラウドファンディングを実施していた台湾映画『台北セブンラブ』。

本作の上映が、「台湾巨匠傑作選 2019~恋する台湾~」にて、日本で初上映されることになりました。

映画『台北セブンラブ』とは

本作『台北セブンラブ』は、台湾映画社が良質な台湾発の作品をを広く、日本の映画ファンに届けたいという思いから、同社の代表である葉山友美さんがクラウドファンディングで日本公開にこぎつけた作品です。

葉山さんが『台北セブンラブ』をはじめて観たのは、2015年に台湾に語学留学中の折りでした。

その当時、現地で何本も台湾映画を鑑賞するも、本作がズバ抜けてアカ抜けた斬新さを持っていたことで惚れ込んだ作品だったそうです。

これまでの台湾映画のイメージを覆す、唯一無二な作品の日本公開に向けて、葉山さんの思いもひとしおのようです。

ぜひ、この機会に台湾を知る映画をご覧になってみてはいかがでしょう。

映画『台北セブンラブ』の作品情報

【公開】
2019年(台湾映画)

【原題】
相愛的七種設計

【監督】
陳宏一(チェン・ホンイー)

【キャスト】
アン・シュー、モー・ズーイー、ホアン・ルー』、ダレン・ワン、チ ウ・イェンシャン、トム・プライス、チェン・ユーアン

陳宏一(チェン・ホンイー)のプロフィール

参考映像:監督作品『消失打看 Honey PuPu』(2011)

陳宏一(チェン・ホンイー)は、1967年2月14日生まれの台灣高雄出身。

高雄市立高雄高級中學、国立台湾大学哲学科卒業。その後、映画監督のほかに、CM・MVディレクターも務めています。

2011年制作の『消失打看 Honey PuPu』で台北映画祭で最優秀監督賞を受賞。

【長編映画のフィルモグラフィ】
『花吃了那女孩 Candy Rain』(2008)
『消失打看 Honey PuPu』(2011)
『相愛的七種設計 design 7 love』(2014)
『自畫像 The Last Painting』(2017)

参考映像:監督作品『自畫像 The Last Painting』(2017)

映画『台北セブンラブ』のあらすじ

2014年台北。

これから迎える2016年に「世界デザイン首都」に台北が選定されたことから、街はこれまで以上に建築ラッシュが進みます。

全ての台北のデザイン事務所も沸き立ち、バーズがマネージャーを務めるデザイン事務所も例外ではありませんでした。

かつての恋人でデザイナーのドロシーを上海から呼び戻し、ホテルのリノベーション案件のプロジェクトに挑みます。

容姿端麗なドロシーにクライアントのホテルの二代目若社長マークは言い寄り、事務所の所長アンドリューは彼女を利用しようと画策します。

そんな中、改装ホテルのデザインテーマは「愛」に決まります。

果たして個性の強い人ばかりがいる状況で、無事に「愛」をモチーフにデザインできるのか。

そしてドロシーが最終的に手に入れるのは、誰の愛なのか…。

映画『台北セブンラブ』の見どころ

本作『台北セブンラブ』は、スタイリッシュなデザイン事務所を舞台に、男女7人が繰り広げる、愛と駆け引きのラブ・ストーリー。

しかし、チェン・ホンイー監督の作風は、観る者を意外な結末へと導く作りになっています。

そのことは映画制作のみならず、CMやミュージックビデオの監督としても、知られるホンイー監督ならではのものです。

彼の独特の心象表現は、台湾のアカデミー賞である第51回金馬奨最優秀視覚効果賞にノミネートされたほどです。

また本作のポスタービジュアルは、数々の賞を受賞し、台湾初の女性総統となった蔡英文の選挙キャンペーンのビジュアルデザインを手掛けたことでも有名な聶永真(アーロン・ニエ)がデザインし、台湾で大きな反響を集めました。

まとめ

本作の主役で上海に勤めていたデザイナーのドロシーは、元カレのバーズに誘われ台北のデザイン事務所で働くことになります。

このドロシー役を務めたのはアン・シュー。彼女はイタリア系アメリカ人と台湾人のハーフで、モデルで人気を博した女優です。

本作で第51回金馬獎最優秀新人賞ノミネートされたほか、2015年に台湾で大ヒットを飛ばした『紅衣小女孩』の主役に抜擢、その後、2017年には同監督の『目撃者 闇の中の瞳』にも出演しています。

共演者のモー・ズーイーはバーズ役。元カノのドロシーを自分がマネージメントするデザイン事務所に誘うほど、ドロシーに今なお未練ありありの役柄。

また、ホアン・ルーはエマ役。改装ホテルデザインプロジェクトを担当しながら、美人なドロシーをけむたがる女性を演じています。

そのほかのキャラクターには、舞台となるデザイン事務所の社長アンドリューは、ドロシーにクライアントへの色仕掛けをけしかけたり、2代目若社長のマークは、自社ホテルの改装デザインを依頼した際にドロシーに一目ぼれし、落とそうと大奮闘するなど、ひと癖二癖ある登場人物ばかりです。

本作『台北セブンラブ』は、2019年4月20日(土)から5月10日(金)に、東京・新宿のK’s cinema にて上映される特集の1本に入っています。

台湾映画における恋愛映画の系譜をテーマにプレミア上映には、『熱帯魚』『ラブゴーゴー』『台北セブンラブ』を含む台湾ニューシネマから現代に連なる古びないポップな21作品を一挙上映です。

ぜひ、この機会に今の台湾を知る『台北セブンラブ』と特集上映にご注目ください。お見逃しなく!

関連記事

新作映画ニュース

クライミング映画『フリーソロ』あらすじ。アカデミー賞受賞ドキュメンタリーの予告編が解禁!

米アカデミー賞ほか、全世界で20賞受賞! 全世界を興奮と熱狂の渦に巻き込み、本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞をはじめ、2018トロント国際映画祭観客賞、2019英国アカデミー賞を受賞(共に …

新作映画ニュース

【シッチェス映画祭2020】上映作品とイベント情報。10月より全国開催で全ラインナップも発表

最古で最大のファンタスティック映画の祭典 “シッチェス映画祭2020”今年も日本で開催! 1968年に創設された「シッチェス映画祭」は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで毎年10月 …

新作映画ニュース

映画『霧の淵』あらすじ/キャスト/上映館。村瀬大智監督が商業デビュー作で描いた“故郷への郷愁”ポスタービジュアル&予告編も解禁!

若手クリエイターの台頭 村瀬大智監督の長編商業映画デビュー作 映画初主演で期待の新人俳優三宅朱莉と実力派俳優水川あさみが共演した映画『霧の淵』が、2024年4月6日(土)にユーロスペースにて先行上映。 …

新作映画ニュース

映画『楽園』キャストの田中善次郎役は佐藤浩市【演技力の評価とプロフィール】

映画『楽園』が2019年10月18日より全国で公開。 『悪人』『怒り』など映像化が続くベストセラー作家・吉田修一。 その最高傑作と評される『犯罪小説集』が、『64-ロクヨン-』を大ヒットさせた名匠・瀬 …

新作映画ニュース

映画『カーマイン・ストリート・ギター』あらすじとキャスト。公開日情報

数々の映画祭で上映された話題作がついにロードショー       ©MMXVⅢ Sphinx Productions.   第31回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で上映され好評を博したニューヨー …

Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学