南勝久による大人気マンガ『ザ・ファブル』を岡田准一主演で実写化した映画が、2019年6月21日に公開されます。
原作は2017年度講談社漫画賞一般部門受賞作。凄腕の伝説的殺し屋が、ボスの指令で「誰も殺さず普通に暮らす」ことに悪戦苦闘する様をコミカルに描いたアクション・エンターテイメント作品です。
監督を務めるのは、数々の広告祭で受賞歴を持ちCM界の巨匠と呼ばれ、『めんたいぴりり』監督として知られる江口カン。
脚本は『20世紀少年』『GANTZ』などヒット作を手掛けた渡辺雄介が担当しています。
主人公ファブルを演じる岡田准一はじめ、木村文乃、佐藤浩市、柳楽優弥、山本美月、向井理、福士蒼汰、佐藤二朗など豪華俳優が共演。
この記事では、田高田(たこうだ)役を演じる佐藤二朗について詳しくお伝えしていきます。
CONTENTS
映画『ザ・ファブル』の作品情報
【公開】
2019年(日本映画)
【原作】
南勝久『ザ・ファブル』(講談社)
【監督】
江口カン
【キャスト】
岡田准一、木村文乃、佐藤浩市、柳楽優弥、山本美月、向井理、福士蒼汰、佐藤二朗、安田顕
【作品概要】
ボスの命令で休業することとなった伝説的な殺し屋・ファブル。「普通」の生活に悪戦苦闘する彼の姿がコメディタッチで描かれます。本格的アクション・エンターテイメント作品です。
岡田准一、木村文乃、佐藤浩市、柳楽優弥、山本美月、向井理、福士蒼汰、佐藤二朗、安田顕など実力派の豪華俳優陣が集結。
『めんたいぴりり』で知られるCM界の巨匠・江口カン監督と、『20世紀少年』『GANTZ』などヒット作を連発する脚本家・渡辺雄介がタッグを組んでいます。
映画『ザ・ファブル』のあらすじ
「どんな相手も6秒以内に殺す」ことで知られる謎の殺し屋・ファブル。
「ファブル」とは「寓話」という意味。裏社会では誰もが恐れる伝説的存在です。
しかし、仕事をし過ぎていた彼に、育ての親であるボスはある指令を与えます。
「一年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」
ファブルは佐藤アキラという偽名を使い、兄妹という設定を与えられた相棒・ヨウコと大阪で暮らし始めます。
生まれて初めて一般人としての生活をするようになったファブルは、生活に溶け込むためにインコを飼ったり、バイトをしたりして毎日悪戦苦闘。
徐々に「普通」の生活を満喫し始めるファブルでしたが、彼の命を狙う裏社会の組織や、彼に助けを求める者たちが次々に現れて、事態は思わぬ方向へ発進し…。
映画『ザ・ファブル』田高田(たこうだ)役は佐藤二朗
参考映像:映画『銀魂』(2017)
映画『ザ・ファブル』で田高田(たこうだ)役を演じる佐藤二朗は1969年5月7日生まれの49歳。愛知県出身の俳優です。フロム・ファーストプロダクション所属。
脚本家、タレントも務めるマルチな才能の持ち主。バラエティクイズ番組の司会も務め、今大人気の俳優です。
大学在学中に、”土日の余暇に芝居ができるように”と営業職でテレビ局に就職活動をしますが、「週末は役者をやりたい」と素直な気持ちを話してしまい25件連続で面接失敗。
最終的にリクルートに入社したものの、入社式の時点で違和感を覚えたことから、なんと入社同日に退職してしまいます。
その後、劇団に入りますがうまくいかず、俳優を一度はあきらめ26歳で広告代理店に再就職します。
しかし俳優への夢を捨てきれずに、1996年演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げし、全公演で作・演出を担当して俳優活動を開始しました。
28歳で仕事を退職し、劇団「キンクリート」に入団。
舞台を観た堤幸彦監督に認められ『ブラック・ジャックⅡ』に起用されます。
ワンシーンのみの出演でしたが、主演していた本木雅弘のいる現在の事務所に誘われ、所属することとなりました。
その後さまざまな作品への出演が続き、個性的でトリッキーな演技が大きな支持を得ます。
堤作品のほか、福田雄一監督作品の常連俳優となりました。
2008年『拝啓トリュフォー様』で地上波ドラマ初主演。
同年、自身の強迫性障害の体験をもとにした映画『memo』で監督・脚本・出演し、湯布院映画祭に招待されました。
『ケータイ刑事 銭形泪』で脚本家デビュー。
数多くの映像作品に出演。NHK大河ドラマ『平清盛』『花燃ゆ』、『医龍』『ブラック・リベンジ』など硬派な作品から、『勇者ヨシヒコ』シリーズ、『神の舌を持つ男』『今日から俺は!!』など傑作コメディに出演し、大人気の俳優です。
映画『恋妻家宮本』『銀魂』シリーズ、『斉木楠雄のΨ難』など様々な作品で活躍しています。
2017年からは『超逆境クイズバトル!!99人の壁』のMCを務め、100人の出演者を相手に繰り広げる軽妙なトークが人気を博しています。
私生活では2003年に結婚。ツイッターでは”嫁””息子”とのかけあいを披露し、大好評。じわじわと笑いを誘うツイートで、『佐藤二朗なう』として本も発売しています。
妻からは「永遠の小学生」と言われているそうです。
映画『ザ・ファブル』田高田(たこうだ)はどんな役?
佐藤二朗演じる田高田(たこうだ)は、ファブルが働くことになったデザイン会社社長。
面倒見の良い性格で、ある意味おせっかい。ファブルとミサキをくっつけようとします。
ファブルのまじめな仕事ぶりや、味のあるイラストをとても気に入っています。
佐藤二朗の演技力の評価は
独特の芸風で、コメディ作品には欠かせない名脇役・佐藤二朗。
特に現在大人気の監督・福田雄一作品にとっては、ムロツヨシと共になくてはならない存在となっています。
共演者が佐藤二朗の強烈なギャグアドリブに笑いをこらえられず、肩を震わせている姿を何度見たかしれない…と思う視聴者もきっと多いはず。
しかし、シリアスなドラマでの迫真の演技も素晴らしく、『ブラックリベンジ』では悪役を、観る者をおびえさせるほどのリアルさで演じ切りました。
この作品では、佐藤二朗本人も「プロとしてひと様に観て頂くに値する芝居をした自負を持つ。」とツイートするほどの熱演ぶり。
一度は俳優の仕事をあきらめたものの、”芝居が好き”の一心で復帰し、劇団を立ち上げたバイタリティ。
自身の強迫性障害体験をバネに映画『memo』を製作したり、多くの作品の脚本も手がける多彩な才能。
作り手としての視点も持つからこそ、深い演技が魅せられるのかもしれません。
アドリブの面白さに定評がある佐藤二朗。現在はその才能を更に生かして、クイズバラエティ『超逆境クイズバトル!!99人の壁』のMCを務め、光る話術を存分に披露しています。
本人は今作『ザ・ファブル』について、「あまりの面白さに「すごいマンガをみつけた」とツイートしようとしたその日に、オファーをもらった」という、奇跡的な縁があったことを語っています。
あまりの面白さに、「ちょっと凄い漫画を見つけた」と呟こうとしたその日にお話を頂いた。原作の独特の世界観をどう映像化するか、僕も完成を待ち侘びる1人だ。映画「ザ・ファブル」は2019年6月21日公開。 #ザ・ファブル
— 佐藤二朗 (@actor_satojiro) 2018年12月23日
出演シーンではすべてを「佐藤二朗ワールド」に染めてしまう異才。今回のアクション・コメディ『ザ・ファブル』でも、きっと彼の存在がひときわ輝くに違いありません。
佐藤二朗の公式SNSの紹介
佐藤二朗の公式SNSをみつけましたのでご紹介させて頂きます。
”嫁”と”息子”への愛に満ち溢れた爆笑ツイートばかり。必見です!
「たべものにすききらいある?」。カボチャが苦手だが食べられぬ程ではない。「ないよ」と返答。「でもぼく、おとうさんのきらいなたべもの、しってるよ」。しまった!カボチャ気付かれてたか。恐る恐る何か聞くと、数秒考えたのち、「やきばなな!」。息子よ。お父さん、焼きバナナ、食べたことないよ
— 佐藤二朗 (@actor_satojiro) 2019年1月26日
なぜかというと、僕が世の中で一番見たいのが、君の笑った顔で、僕が世の中で一番聞きたいのが、君の笑った声だからです。寒い?だから冬だって言うとろうが。そして嫁、頼むからこっ恥ずかしいこと呟くなって言うだろうな。だからこの辺でやめとくか。1ミクロンの差違なく、事実だが。
— 佐藤二朗 (@actor_satojiro) 2019年1月23日
強く持とう。「好き」の気持ちは強く持とう。その気持ちに上限はない。
— 佐藤二朗 (@actor_satojiro) 2019年1月4日
まとめ
本格的アクションを交えてのコメディ大作映画として大きな注目を集める『ザ・ファブル』。
キャストには、岡田准一はじめ、木村文乃、佐藤浩市、柳楽優弥、山本美月、向井理、福士蒼汰、佐藤二朗といった実力派が勢ぞろいしています。
監督を務めたCM界の巨匠・江口カン自身が「こんな映画が撮りたかった!!」と語る、笑えてカッコいいエンターテイメント作品となっています。
ファブルの勤め先の社長・田高田役を演じるのは、コメディキング・佐藤二朗!今作の台風の目となり、作品を大いに盛り上げてくれること間違いありません。
一大エンターテイメント作品、アクション・コメディ『ザ・ファブル』は2019年6月21日より全国ロードショーです。