2020年に公開が予定されている、入江悠監督の最新映画『AI 崩壊』。
映画『AI崩壊』絶賛撮影中。
1/14〜16は名古屋市内で大規模な撮影をします。
エキストラさんご参加はこちらまで。https://t.co/hiKFpFryXb
ぜひよろしくお願いします。 https://t.co/dVXB1cvOsq— 入江悠 (@U_irie) 2019年1月10日
大沢たかおが主演し、『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(2017)を大ヒットに導いた入江監督と北島直明プロデューサーが再タッグを組みます。
この大型プロジェクトは、入江監督の完全オリジナル脚本で描かれる期待の一作です。
本記事では映画『AI 崩壊』の最新情報と、入江悠監督のプロフィールや過去監督作品をご紹介致します。
CONTENTS
映画『AI 崩壊』の作品情報
【公開】
2020年(日本映画)
【監督・脚本】
入江悠
【キャスト】
大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和
【作品概要】
2017年に公開された『22年目の告白 -私が殺人犯です-』のスタッフが再び結集して製作する本作。大沢たかおが主人公となる画期的なAIを開発する天才科学者・桐生浩介に扮するほか、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和の出演が決まっています。
映画『AI 崩壊』のあらすじ
舞台は、2030年の日本。
医療、金融、交通、セキュリティなど、AIが国民の生活を支えるインフラとして欠かせない存在となっていました。
しかしある日、信頼していたAIが暴走を始め、日本中を巻き込む大惨事が発生し…。
入江悠監督プロフィール
まだまだ前半戦の映画『AI崩壊』、今日は某所で長い長い撮影です。正念場。 pic.twitter.com/EicoaZ17xr
— 入江悠 (@U_irie) 2019年1月7日
入江悠監督は1979年11月25日に神奈川県横浜市で生まれました。
3歳から19歳まで埼玉県深谷市で過ごします。
日本大学藝術学部映画学科在学中にメガホンをとった短編映画『OBSESSION』(2002)と『SEVEN DRIVES』(2003)がゆうばり国際ファンタスティック映画祭に2年連続で出品されるなど注目を集めます。
参考映像:入江悠監督の長編デビュー映画『ジャポニカ・ウイルス』(2006)
2006年に『JAPONICA VIRUS ジャポニカ・ウイルス』で長編映画デビューを果たし、長編2作目『SR サイタマノラッパー』(2009)はゆうばり映画祭のオフシアターコンペティション部門グランプリに輝き、ロングランヒットを記録。
同作で第50回日本映画監督協会新人賞を受賞し、将来を嘱望される監督になりました。
その後も音楽映画を次々に製作。
亀梨和也を主演に迎えた『ジョーカー・ゲーム』(2015)もヒットします。
2017年公開の映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』は3週連続興収1位、上半期ベストの興収成績を達成しました。
音楽作品から、有名映画のリメイク、原作ものの実写まで、幅広いジャンルの作品をその手腕で自分の映画に仕上げてしまう入江悠監督。
次の章からは入江悠監督の代表作品をご紹介します。
映画『AI崩壊』の公開前に、ぜひご覧ください。
映画『SR サイタマノラッパー』(2009)
【キャスト】
駒木根隆介、みひろ、水澤紳吾、杉山彦々、奥野瑛太、益成竜也、上鈴木伯周
【作品概要】
埼玉県の田舎町を舞台に、ラッパーを目指す冴えない若者たちの奮闘を描いた青春映画。
2009年の第19回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門でグランプリを獲得、第13回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭で最優秀アジア映画賞を獲得、第50回日本映画監督協会新人賞を獲得しました。
RHYMESTER・宇多丸が絶賛したラストシーンに注目です。
映画『SR サイタマノラッパー』のあらすじ
レコード屋もライブハウスもない田舎町で結成されたヒップホップグループ“SHO-GUNG”の仲間たち。
彼らは地元の先輩たちの協力を得て初ライブを実現させようとしますが、東京でAV女優として活躍していた同級生・千夏が戻ってきたことから、グループ内ですれ違いが生じるようになり…。
映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(2017)
【キャスト】
藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼春、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオル、松本まりか、矢島健一
【作品概要】
2012年の韓国映画『殺人の告白』を原作に描くクライムサスペンス。
22年前の連続殺人事件の犯人を名乗る男の「告白」が新たな事件を引き起こす様子を描き出しました。
告白本を出版する美しき殺人犯・曾根崎役を藤原竜也が、事件発生時から曾根崎を追い続ける刑事・牧村役を伊藤英明がそれぞれ演じます。
映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』のあらすじ
1995年、同一犯による5件の連続殺人事件が日本中を震撼させました。
捜査を担当する刑事・牧村は犯人を逮捕寸前にまで追い詰めますが、犯人の罠にはまって上司を殺され、事件は未解決のまま時効を迎えてしまいます。
そして事件から22年後、犯人を名乗る男・曾根崎が執筆した殺人手記「私が殺人犯です」が出版。
曾根崎は出版記念会見にも姿を現し、マスコミ報道やSNSを通して一躍時の人となりますが…。
映画『ビジランテ』(2017)
【キャスト】
大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太、篠田麻里子、嶋田久作、間宮夕貴、吉村界人、般若、坂田聡、岡村いずみ、浅田結梨、八神さおり、宇田あんり、市山京香、たかお鷹、日野陽仁、菅田俊
【作品概要】
入江悠監督によるオリジナル脚本作品。
大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太の主演で、入江監督の地元である埼玉県深谷を舞台に地方都市特有の暗部を描いていきます。
大森、鈴木、桐谷がそれぞれ長男、次男、三男を演じるほか、篠田麻里子が次男の妻役で出演。
映画『ビジランテ』のあらすじ
高校時代に行方をくらました長男の一郎、市議会議員を務める次男の二郎、デリヘルの雇われ店長をしている三男の三郎。
三兄弟はまったく世界の異なるそれぞれの道を生きてきました。
失踪していた一郎が30年ぶりに突然帰ってきたことにより、三兄弟の運命が交じり合い、欲望や野心、プライドがぶつかり合う中で、三兄弟を取り巻く事態は凄惨な方向へ…。
映画『ギャングース』(2018)
【キャスト】
高杉真宙、加藤諒、渡辺大知、林遣都、伊東蒼、山本舞香、芦那すみれ、勝矢、般若、菅原健、斉藤祥太、斉藤慶太、金子ノブアキ、篠田麻里子、MIYAVI
【作品概要】
ルポライターの鈴木大介による未成年犯罪者への取材をもとに裏社会の実態を描いた人気コミック『ギャングース』を、入江悠監督が実写映画化。
『渇き。』の高杉真宙、『金メダル男』の加藤諒、『勝手にふるえてろ』の渡辺大知が主演を務め、犯罪集団だけを狙って窃盗を繰り返す3人の少年たちの生き様と友情をリアルに描き出します。
映画『ギャングース』のあらすじ
親から虐待され、学校に行くこともできず、青春期のほとんどを少年院で過ごしたサイケ、カズキ、タケオの3人。
社会から見放された彼らは、裏稼業や悪徳業種の収益金を狙う「タタキ」(窃盗、強盗)稼業に手を染めます。
暴力団排除の機運を受けて裏社会のヒエラルキーが転換期を迎える中、3人は後戻りできない危険な領域に足を踏み入れていきますが…。
まとめ
徹夜撮影の後、泥のように眠ってリハーサル。明日から近畿撮影に出発!#AI崩壊 pic.twitter.com/AtMvLqcDuE
— 入江悠 (@U_irie) 2019年1月8日
『22年目の告白 -私が殺人犯です-』を大幅に超えた製作費を投じる完全オリジナル映画『AI 崩壊』。
日本を代表するAI研究者への取材を何度も行い、20稿を超える改稿を重ねているとのことで、緻密で見応えのある作品が出来上がることでしょう。
入江監督は製作意図を以下のように語っています。
「ここ10数年の人工知能(AI)の進歩は驚くべきもので、私たちはいま歴史上、未曾有の分岐点に立っています。人間とはなにか。生命とはなにか。文明とは。人間の仕事は減っていくのか。そして、私たちは人工知能の普及によって幸福になるのか」
いまの社会にとって、なくてはならない身近な存在、人工知能。
入江監督が描く未来は、人間と人工知能の存在について大きな疑問と一つの答えを導きだしてくれそうです。
監督の子どもの頃からの夢だったという「近未来SF」×「クライムサスペンス」の物語、続報をご期待ください!