世界的な現代美術家アイ・ウェイウェイ監督最新作の公開決定!
映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』は、2019年1月シアター・イメージフォーラム他全国ロードショー。
全世界に警鐘を鳴らす、衝撃の難民ドキュメンタリー。これは人類危機だ!
映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』とは
いま世界が最も注目する破天荒な芸術家、アイ・ウェイウェイの監督最新作。
アイ・ウェイウェイ(艾未未)は、現代中国のポップ・アイコンであり、民主化・公民運動の旗手です。
つねに軽やかで型にはまらず、真摯かつ奇抜なアイデアで世界をアッと言わせるアイ・ウェイウェイは、中国当局の要注意人物であり、若者たちのヒーローです。
本作『ヒューマン・フロー 大地漂流』は、社会運動家としても精力的に活動するアイ・ウェイウェイが、自らギリシャのレスボス島を中心に、23カ国を超える40箇所もの難民キャンプを訪れ、インタビューを敢行しました。
貧困・戦争・気候変動など、様々な理由で増加し続ける難民を何年にも渡って取材し、世界問題となっている難民危機の現状を追っています。
祖国中国から軟禁され、人間としての存在意義に向き合ってきたアイ・ウェイウェイだからこそ撮り得た、全世界に警鐘を鳴らす衝撃の難民ドキュメンタリーです。
アイ・ウェイウェイ(艾未未)監督プロフィール
参考映像:『アイ・ウェイウェイは謝らない』(2013)
1957年生まれ、中華人民共和国の現代美術家。
1980年代から美術家として活動を始めて以降、一貫して中国現代美術を先導して世界的に活躍を続けています。
第48回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1999)、シドニー・ビエンナーレ(2006)などの国際展覧会に出展し、日本では森美術館等で個展を開催しました。
そして建築家として、2008年の北京オリンピックの「鳥の巣スタジアム」のデザインをし、アイ・ウェイウェイの名が一躍世界に知れ渡りました。
米タイム誌の2011年「世界で最も影響力のある100人」に選ばれるなど、国際的に高く評価されています。
一方で、人権活動にも力を入れており、2008年5月の四川大地震で死亡した児童・生徒・学生への援助と実態調査をはじめとする当局への責任追及により、2010年11月、北京の自宅において軟禁されました。
日本ではこれまでに『アイ・ウェイウェイは謝らない』(2013)が劇場公開されています。
映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』の作品情報
【公開】
2019年(ドイツ映画)
【原題】
HUMAN FLOW
【監督・製作】
アイ・ウェイウェイ
【キャスト】
ギリシャのレスボスほか、23カ国を超える40箇所もの難民キャンプの難民たち
【作品概要】
アイ・ウェイウェイ監督自ら、ギリシャを始め23カ国を超える40箇所もの難民キャンプを訪れ、インタビューを敢行したドキュメンタリー映画。
2017年ベネチア国際映画祭5部門賞受賞。
アイ・ウェイウェイ監督は、現代美術家・建築家として世界的に活躍する一方、政治活動家・社会活動家としても有名。
まとめ
世界的な現代美術家アイ・ウェイウェイ監督の最新作の公開が決定しました。
ドキュメンタリー映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』は、2019年1月シアター・イメージフォーラム他全国ロードショーです。
なお、アイ・ウェイウェイは現代美術家として、六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展『カタストロフと美術のちから展』2018年10月6日(土)~2019年1月20日(日)にも作品を出品することが決定しています。
監督最新作に展覧会と、ますますその動向から目が離せません。