Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

「スター・トレック」ファン限定!映画『500ページの夢の束』 試写会レポート

  • Writer :
  • かりごめあき

ダコタ・ファニング主演最新作『500ページの夢の束』は、9月7日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー

本作の主人公は、『スター・トレック』が大好きで、その知識は誰にも負けないウェンディ。

本作の公開を記念して、SFシリーズ「スター・トレック」を愛するファンのためのトリビアトーク付き試写会が開催されました。

今回は、8月25日(土)に行われた試写会の模様をお届けします。

『スター・トレック』ファン限定の試写会開催


(C)2016 PSB Film LLC

8月25日(土)に、本作の主人公ウェンディと同じように「スター・トレック」シリーズを愛するファンのための試写会が開催されました。

ゲストに岸川靖さん(映像研究家・編集者(「スター・トレック オフィシャルガイド」「スター・トレック ビギンズ」著者)をお招きした“トリビアトーク付き試写会”の模様をお届けします。

『スター・トレック』ファンの本作への反応

映画上映直後の興奮冷めやらぬ中登壇したMCの沢海陽子さん(『新スタートレック』ターシャ・ヤ―、セラ役/『スタートレック:ヴォイジャー』セブン・オブ・ナイン役)が作品の感想を聞くと、場内からは温かい拍手が起りました。

しかし、「(劇中のクイズシーンで)主人公ウェンディが挑んだ『スター・トレック』トリビアクイズの答えが分かった方?」との問いへの答えは皆無でした。

ウェンディの『スター・トレック』知識が並大抵ではないことが分かったところで、ゲストの岸下靖さんが登場しました。

岸下靖さんの本作への感想

本作の感想を問われたゲストの岸下靖さんは、次のようにコメントしました。

「そもそもこの映画が日本で公開されるとは思っていなかった。

海外ドラマや映画でも『スター・トレック』ファンが登場することは多いが、だいたいがヤバイキャラクターで、笑いの対象になることが多い。

でも本作は、まじめにファンを扱ってくれているのが良かった」

『スター・トレック』ファンならではの感想が飛び出しました。

『500ページの夢の束』トリビアクイズ大会

その後、『500ページの夢の束』のトリビアクイズ大会が開催されました。

全10問を正解した方には豪華グッズが当たるとあり、会場の盛り上がりもヒートアップ!

各質問ごとに岸川さんによる解説が付き、場内からは「え~!」「なるほど」と感嘆の声が漏れます。

1問、2問と順調に進めていきますが、クイズの中には登壇した岸川さんですら『500ページの夢の束』本編を1度観ただけではとても分からないような難題もありました。

8問もの正解を出す強者が登場するも、残念ながら全問正解者は現れませんでした。

「全問正解者がいたら、僕の仕事の後継者に任命したい」と岸川さんに言わしめるほどの難題続きのクイズ大会となりました。

岸下靖さんの本作で1番おもしろかった場面

「僕は『スター・トレック』が好きなので、本番中に一番愉快だったのは『スター・トレック』と『スター・ウォーズ』を間違えたトニ・コレット演じるソーシャルワーカーを、息子がツッコむシーン。

『スター・トレック』好きな人が本作を観ると、きっと好意的に見てくれるが、そうでない人がこの映画を観たときに、どれだけ楽しめるのか期待している。

『スター・トレック』ファンはダメだよねと言われないよう、今後も『スター・トレック』にまつわる作品が日本で公開されるよう貢献したい」

改めて『スター・トレック』への想いを語った岸川さん。

最後には『スター・トレック』に登場するバルカン星人の挨拶<長寿と繁栄を>のポーズでフォトセッションが行われました。


(C)2016 PSB Film LLC

映画『500ページの夢の束』の作品情報


(C)2016 PSB Film LLC

【公開】
2018年(アメリカ映画)

【原題】
PLEASE STAND BY

【監督】
ベン・リューイン

【キャスト】
ダコタ・ファニング、トニ・コレット、アリス・イヴ

【作品概要】
『セッションズ』で知られるベン・リューイン監督が、スタート・レック好きのウェンディ役に、『I am Sam アイ・アム・サム』などの子役時代を経て活躍する女優ダコタ・ファニング迎え、人生をあきらめないためのハートフル・ストーリー。

共演に『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレット、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のアリス・イヴが脇を固めます。

映画『500ページの夢の束』のあらすじ


(C)2016 PSB Film LLC

ウェンディの大好きなものは、不滅のSFドラマとして知られる『スター・トレック』。

彼女は好き過ぎ、その知識なら誰にも負けないことを自負しています。

そんなウェンディの趣味といえば、自分なりにカーク船長やスポックが活躍する『スター・トレック』の脚本を書くことでした。

しかし、自閉症を抱える彼女は、ある理由があることから、唯一の肉親である姉と離れて暮らしていました。

ある日、ウェンディにとって最も良い知らせが舞い込みます。

それは大好きな『スター・トレック』脚本コンテストが開催されることを知ったのです。

ウェンディは渾身の作品を書き上げましたが、もう、郵送では締切に間に合わないと気付きます。

そこで脚本コンテストの開かれるハリウッドまで、愛犬ピートとともに数百キロの旅に出ることを決意します。

ウェンディは書き上げた500ページにも及ぶ脚本と、胸に秘めた“ある願い”を携えて…。

まとめ


(C)2016 PSB Film LLC

本作『500ページの夢の束』は、『スター・トレック』が大好きで、その知識では誰にも負けないウェンディが、“500ページの脚本を届ける”という人生初の大きな目標のために、つまずきながらも目的地へと近づいていくウェンディとその家族たちを愛とユーモアを込めて描いた感動作です。

今回は、ウェンディのように『スター・トレック』を愛するファンのために開催された試写会の模様をお届けしました。

強者揃いのファンでも、ウェンディの圧倒的な知識量には敵わなかったようですね!

ダコタ・ファニング主演最新作、人生をあきらめないあなたを応援するハートフル・ストーリー!

映画『500ページの夢の束』は、9月7日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショーです。

関連記事

新作映画ニュース

映画『ガール・イン・ザ・ミラー』あらすじとキャスト。美少女の復讐劇がカリコレ2019にて公開!

“永遠の美少女”オリヴィア・ハッセーの愛娘インディア・アイズリー主演! 凄惨にして官能的。美しくも悲しい、ガール・リベンジ・スリラーが日本公開。 ©2017 ACE IN THE HOLE PRODU …

新作映画ニュース

映画『死を告げる女』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。韓国俳優チョン・ウヒ主演のサスペンス・スリラーが日本上陸!

『哭声/コクソン』チョン・ウヒ主演で贈るサスペンス・スリラー “私が殺されたら あなたが報道してください”。死を予告する電話の後、母娘の遺体が発見されます。犯人は誰なのか。なぜ私が選ばれたのか。 看板 …

新作映画ニュース

映画『お名前はアドルフ?』あらすじ/キャスト/公開日/予告動画。舞台を映像化したノンストップコメディ!

ドイツで150万人が抱腹絶倒! 欧州で旋風を巻き起こした舞台を映画化。 ヨーロッパで旋風を巻き起こした舞台『名前』の映画化であり、ドイツで150万人が抱腹絶倒した『お名前はアドルフ?』。 (C)201 …

新作映画ニュース

オダギリジョーとクリストファー・ドイルがハグ!?映画『ある船頭の話』場面写真とメイキング公開

ヴェネチア映画祭ヴェニス・デイズ部門出品作。 オダギリジョー長編初監督作品『ある船頭の話』が2019年9月13日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開となります。 このたび、本作の場面写真とメイキング …

新作映画ニュース

【2019年3月4DXシアター上映作品情報】おすすめの新たな映画体験のラインアップ発表

2019年3月の4DXシアター上映作品ラインナップ情報 4DXシアターは2019年の新春に、日常から離れ様々な世界観を見出した最強の3月新作映画をお届けします。 CONTENTS4DXファンにはたまら …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学