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『ラストエンペラー』ネタバレあらすじ結末と評価解説。坂本龍一(音楽作曲家)の調べにのせて中国王朝最後の皇帝・溥儀の壮絶な人生を綴る

  • Writer :
  • 谷川裕美子

豪華絢爛な美術で映し出す壮大な歴史ドラマ

『ラストタンゴ・イン・パリ』(1973)『1900年』(1982)で知られるイタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が、清朝最後の皇帝・溥儀の生涯を映画化した歴史大作です。

激動の近代史に翻弄された溥儀の人生を壮大なスケールと色彩豊かな映像美で描き出し、第60回アカデミー賞で作品賞をはじめとする9部門に輝きました。

溥儀をジョン・ローン、年時代の溥儀を導く英国人教師役を『アラビアのロレンス』(1962)の名優ピーター・オトゥールが演じます。

坂本龍一が出演したほか音楽を手がけ、日本人として初めてアカデミー作曲賞を受賞しました。

壮絶な孤独と戦う最後の皇帝の一生が、ドラマチックに綴られます。主人公の苦しい胸の内とともに、見事な美術装飾、衣装、音楽にも注目です。

映画『ラストエンペラー』の作品情報


(C)Recorded Picture Company

【公開】
1988年(イタリア・イギリス・中国合作映画)

【監督】
ベルナルド・ベルトルッチ

【脚本】
ベルナルド・ベルトルッチ、マーク・ペプロー、エンツォ・ウンガり

【編集】
ガブリエラ・クリスティアーニ

【出演】
ジョン・ローン、ジョアン・・チェン、ピーター・オトゥール、坂本龍一、リチャード・ブゥ、タイジャ・ツゥウ、ワン・タオ、イン・ルオチェン、ビクター・ウォン、デニス・ダン、マギー・ハン

【作品概要】
『ラストタンゴ・イン・パリ』(1973)『1900年』(1982)で知られるイタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が、清朝最後の皇帝・溥儀の自伝「わが半生」を原作に、彼の生涯を映画化。

壮大なスケールと色彩豊かな映像美で描き出す歴史大作で、1988年・第60回アカデミー賞で作品賞をはじめとする9部門に輝きました。

『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(1986)のジョン・ローンが成長した溥儀を、『アラビアのロレンス』(1962)の名優ピーター・オトゥールが少年時代の溥儀を導く英国人教師役を演じています。

坂本龍一が甘粕正彦役で出演したほか音楽を手がけ、日本人として初めてアカデミー作曲賞を受賞しました。

映画『ラストエンペラー』のあらすじとネタバレ


(C)Recorded Picture Company

1950年、共産主義国家として誕生した中華人民共和国の都市・ハルピン。中国人戦犯でごった返す駅の中で、ひとりの男が自殺を試みようとしていました。

彼こそは清朝最後の皇帝・溥儀でした。薄れゆく意識の中で、溥儀はさまざまな過去を思い返します。死にきれなかった溥儀は戦犯として政治犯収容所に送られました。そこで彼は弟の溥傑と再会します。

1908年の北京。清朝第11代皇帝・光緒帝の崩御により、幼い溥儀は清朝の最高実力者である西太后から紫禁城へ呼び出されました。西太后は溥儀を皇帝に指名してそのまま崩御します。

即位式を迎えた溥儀は退屈して歩き出し、大勢の家臣たちが拝礼するなか、コオロギの声を聞きつけて歩き回ります。教育係の陳宝琛はコオロギの入った器を溥儀に渡しました。

少年は大勢の大人たちに大事に育てられますが、孤独な彼は乳母のアーモの前では「家に帰りたい」といって泣いていました。

7年ぶりに母が弟の溥傑を連れて溥儀に会いにきました。紫禁城に残った溥傑は、同年代の子どもを知らなかった溥儀にとって大切な遊び相手となります。

いまだ乳離れのできない溥儀はこっそりとアーモの乳に顔をうずめますが、その様子を先帝の妃らに見られてしまいます。

一方、溥儀とケンカした溥傑は、兄に向かって新しい皇帝が別にいることを話しました。自動車に乗った大総統袁世凱の姿を実際に見た溥儀は、大きなショックを受けます。

城内では自分が皇帝であるが、城外には共和制の大統領がいることを教育係から聞かされた溥儀は、悲しみからアーモを探し求めますが、彼女は妃らによって城を追放された後でした。

やがて溥儀の家庭教師としてイギリス人のレジナルド・ジョンストンがやってきました。城の外の世界に出たがっている溥儀の好奇心に応え、ジョンストンは城外の知識を与えて彼と信頼関係を築いていきます。

母がアヘンを飲んで自殺したため、溥儀は母や弟に会いに自転車で城外に出ようとしますが、止められてしまいました。怒りで彼は飼っていたネズミを扉に叩きつけ、屋根に上ります。

屋根から降りられなくなった溥儀を、ジョンストンらが必死で助け出しました。その際、溥儀の目がよく見えていないことがわかります。西洋人医師からメガネをかけなければ失明すると言われますが、太妃らはメガネに反対します。

ジョンストンはメガネを認めなければ城で皇帝がどれほど非人道的扱いを受けているか公表すると脅し、溥儀の目を救いました。

やがて17歳の婉容が溥儀の皇后に、12歳の文繡が側室に選ばれ、婉容と文繡は仲良くなります。古風な女性に見えた婉容でしたが、実は外国語とダンスに堪能なモダンな女性でした。

溥儀は2人でオックスフォードへ留学しようと言い、婉容も彼を好きになりそうだと言って笑顔になります。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには映画『ラストエンペラー』ネタバレ・結末の記載がございます。映画『ラストエンペラー』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)Recorded Picture Company

再び1950年代。日本と接近した経緯を厳しく詰問された溥儀は、改革したかったと答えます。

改革を志すようになった若き溥儀は辮髪の断髪をし、不正を明らかにするために美術品目録を作り始めました。溥儀が寝所を訪れた婉容と文繡と3人で仲睦まじく過ごしているなか、屋外で火の手が上がります。

盗みを隠蔽するために宦官が宝物殿に放火したことを知った溥儀は激怒し、1000人以上の宦官を城から追放しました。

1924年に溥儀を狙うクーデター、北京政変が起こりました。紫禁城を追われた溥儀のために、ジョンストンはイギリス大使館に庇護を求めますが認められません。同年代の天皇がいる日本だけが彼に手を差し伸べました。

日本の庇護のもと、天津で暮らすことになった溥儀は楽しい生活を満喫していました。溥儀と婉容はヘンリーとエリザベスとして社交界の花となりますが、側室の文繡は妻として認められず寂しい思いを抱えていました。

パーティーの最中に蔣介石の上海制圧のニュースが伝えられ、欧米人らの拍手喝采の輪から外れた溥儀らに甘粕正彦が日本公使館へ来るように誘います。

文繡が離婚を申し出て去って行ったのと入れ違いに、溥儀の遠縁の川島芳子が現れます。護衛に来た彼女は、婉容にアヘンをすすめました。芳子は溥儀に、蔣介石らに王朝の墓地が盗掘され西太后の遺体が切り刻まれたというひどいニュースを伝えます。

満州国の皇帝になろうとしたかどうか尋問された溥儀は、日本に誘拐されたと答えますが、ジョンストンの手記には溥儀自らが望んだと書かれていました。

満州国の支配者の家系を継ぐことを自負する溥儀は、日本に利用されているだけだと周囲から諭されても考えを翻さず、満州国皇帝になる道を選びました。

即位の祝宴舞踏会で、婉容は蘭の花を食べるという異常行動をとり周囲を驚かせます。駆けつけた溥儀に、彼女は本当の権力者は甘粕だと話しました。アヘン中毒の婉容を疎むようになった溥儀は、自分の訪日には彼女を連れて行かないと告げ、婉容はアヘンと芳子との同性愛関係に溺れていきます。

日本から帰った溥儀は、満州がすっかり変わってしまっていることを知りました。以前の首相は辞任させられており、後任に軍政部大臣を承認するよう無理やり求められます。対等な関係を築きたいと話す溥儀でしたが、甘粕ら関東軍の息がかかった者たちには聞き入れられませんでした。

婉容はほかの男の子どもを妊娠したと夫に告げます。そこに現れた甘粕らから首相任命のサインを求められた溥儀は、自分に後継者が生まれる予定だと言って反抗しました。しかし、子の本当の父が運転手であることを知っていた甘粕は、その事実を皇帝に教えます。溥儀はサインをするしかありませんでした。

運転手も、生まれた婉容の子も殺害され、彼女は静養に送られました。必死で妻の車を追う溥儀の目の前で扉が無情にも閉ざされる様を、甘粕と芳子が指を絡ませながら見つめていました。

その後、日本の敗戦によって満州国は滅亡し、甘粕は自決しました。日本に亡命することとなった溥儀は、出発直前にアヘン中毒になった婉容と再会しますが、彼女はもう夫がわからなくなっていました。その後、飛行機に乗り込んだ溥儀はソ連軍に捕らえられます。

1950年代の溥儀は、まったく知らないはずの件に関するものまで共産党政府が求めたすべての告白に署名して、所長を驚かせます。その後、1959年に特赦によって溥儀は釈放されました。

1967年。文化革命が起こり、溥儀は庭師となり植物園に勤めていました。紅衛兵のデモの中に、罪人として引き回されているかつての収容所所長を見つけた彼は助け出そうとしますが、叶いませんでした。

溥儀は一般公開されている博物館となった紫禁城を訪れます。昔座っていた玉座に向かおうとすると、守衛の子どもにとがめられました。溥儀は自分が以前皇帝だったことを話し、その証だと言って玉座隅に隠していたコオロギの壺を少年に差し出しました。

少年が壺をのぞいてから目を上げると、もうそこに溥儀の姿はありませんでした。少年の胸を壺から出てきたコオロギがよじ登ります。

時が過ぎて現在。紫禁城を訪れた大勢の観光客らが、1967年に亡くなった溥儀の玉座を眺めていました。

映画『ラストエンペラー』の感想と評価


(C)Recorded Picture Company

圧倒的な美で映し出される大スペクタクル

アカデミー賞で作品賞、監督賞をはじめ、衣装デザイン、美術なども含めた9部門を受賞した超大作です。豪華絢爛な美しい映像で映し出される大スケールにただただ圧倒されます。

また、日本人の坂本龍一がアカデミー作曲賞を受賞し、世界のサカモトとして名を挙げた作品でもあります。

中国王朝最後の皇帝である溥儀の栄華と没落が、見事に描かれます。その栄華の裏には、幸福とはかけ離れた孤独な世界がありました。

物語は、1950年代戦犯として捕らえられた50代の溥儀が、過去を振り返る形で語られます。年老いた溥儀と栄華のなかにあった若き溥儀が交互に映し出されることで、その落差が残酷なほどに浮き彫りとなります。

わずか3歳で母元から連れ去られ、突然皇帝に指名された溥儀。コオロギに心を奪われ、帰りたいと泣きながら乳母の胸に顔をうずめる幼い少年は、皇帝という名の籠の中の鳥となりました。

城の外には実質的権力者の大総統袁世凱がおり、少年の皇帝としての地位は城の中だけのものだということがわかります。

城の外に一歩も出ることのかなわない溥儀の鬱屈した思い。押しつぶされそうな苦しさ。ひとりの人間が負うには重すぎる人生が淡々と描かれていきます。

愛するふたりの妻とも心が離れ離れになっていき、孤独な正妻・婉容はアヘンにとりつかれて身を滅ぼしていきました。

壊れてしまった婉容の姿は、溥儀の皇帝としての地位喪失の象徴といえるでしょう。彼の手にしていたものは、次々に零れ落ちていくばかりでした。

やがて戦犯として囚われの身となった溥儀は、最後には釈放されて一介の庭師となります。世のうねりに翻弄され、自身の意思や希望が何も叶うことがなかった最後の皇帝。生まれついた高貴な身分によって、まるで大国の奴隷かのように生きることを強いられた彼の悲しみが胸に迫ります。

ラスト近くの幻想的なシーンでは、溥儀がコオロギを大切に思う少年の心をいまだ持っていたことを知り、尚更胸が締め付けられることでしょう。

もみくちゃにされた溥儀の名は、歴史に永遠に刻まれました。観光客に”最後の皇帝”として紹介されている場面は象徴的です。

ジョン・ローンら豪華キャストの競演


(C)Recorded Picture Company

本作には豪華俳優陣らが夢の競演を果たしています。主演を務めたジョン・ローンは『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(1986)でブレイクし、本作で人気を不動のものとしました。

陰を帯びた主人公を見事に演じ上げた裏には、ローン自身が孤児として育ち孤独に苦しんだという実体験がありました。華々しい身分にありながらも常に孤独と戦う溥儀の姿が、自分自身に重なった本人も語っています。

青年期の溥儀の家庭教師である、青い目のイギリス人家庭教師レジナルド・ジョンストンを演じた、『アラビアのロレンス』で世界中から愛される名優ピーター・オトゥールにも注目です。閉じ込められて生きる皇帝への深い同情を持ち、彼に世界への窓を開いた重要な人物を愛情深く演じています。溥儀とジョンストンとの深い絆は大きな見どころのひとつです。

特筆すべきは、満州国建設に尽力した日本人軍人・甘粕を演じた坂本龍一の存在感です。母国のために冷酷に溥儀を利用する本作のキーパーソンを、独特の魅力で演じています。坂本は本作で音楽も担当し、見事日本人初のアカデミー音楽賞受賞を果たしました。名シーンに流れる美しい音楽にも耳を傾け、本作を楽しんで下さい。

アヘンに堕ちていく正妻の婉容を妖艶に演じたジョアン・・チェン、1950年代戦犯・溥儀と向き合う収容所所長を演じた英若誠ら個性的な脇役の名演も光ります。

まとめ


(C)Recorded Picture Company

清朝最後の皇帝で満州国皇帝にもなった溥儀の生涯を描き切った大作『ラストエンペラー』。その圧倒的に壮大なスケールと、皇帝のドラマチックで孤独な人生に、多くの人々が心奪われた傑作です。

歴史の前に置かれた人間の無力さとともに、そのなかで必死にもがき生きる大勢の人々の熱く悲しい運命が映し出されます。

周囲の強大な力によって皇帝にされ、その末に一方的に皇位をはく奪された溥儀。大きな変革を前に、巨大な運命の渦に巻き込まれて生きるしかなかった彼は不幸だったに違いありません。しかし、彼がその歴史に立ち会った事実は、この上なく稀有でかけがえのないものだったと思わずにはいられないのです。





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